【FGO】食うか?それとも命を落とすか?メシを食うことへの執念は凄まじいものがある
生まれた日に没したのか彼奴・・・
なんか含みを感じるが死因自体は「腐ったニシンで食中毒」である
腐ったニシンでシュールストレミングが浮かぶ・・・
アレは腐ってるんじゃなく発酵してるだけなのに・・・
腐敗と発酵の区別は「人間にとって損か益か」だけでどちらも「自然的な化学変化」という点は全く変わらないわよ後輩
シュールストレミングのどこが人間にとって益かって?
そんなもん私が知るわけないでしょ北欧人にでも聞きなさいよ
干し魚をアルカリ処理するルートフィスクもあるわよ
なんだかんだ人類は灰を使って食べ物を加工してるわ
現代はともかくあれがないと割と冗談抜きで餓死者出るような土地だったので・・・
餓死者までは言いすぎたけど塩が作れない土地で長期保存がきく食料は貴重なのよ
似たような話で『キビヤック』があるわね
キビヤックを知らない人のために簡単に説明すると極寒地方で食べられる料理で、アザラシの腹部から皮・脂肪以外を取り除いて代わりにスズメを詰め込んで発酵させて、出来上がれば肛.門から溶けた内蔵を啜って食べるというかなり臭くてビックリな料理よ
なんでこんなことを?と思うかもしれないけれどビタミンやその他栄養素を補給。精製する手段としてかなり理にかなっているの
なんで…?って思うものにも大抵何かしらの理由があるものよ
パイセン!なんでフグの毒は塩と糠で消えるんですか!
無毒化のメカニズムは現代においてもなお解明されてないわ
偶然と執念で食べれると発見した説が有力なところを見ても日本人や中国人は特に栄養素以外の「美食」を求める狂人気質なのよ
どうかしてるわ
こんにゃくとかどうやって閃いたんだよ
って調理品も多すぎる……
食への執念ってすごいね
納豆も馬の餌だけど腹へったし食うか...アレ?結構うまいぞ
ってなったのだっけ?
キヤビックの場合、なんでか知らんけどビタミンとかも生アザラシより増えてるらしいね
細菌の働きなんだろうけど割と謎
これはキビヤックに限らないお話なのだけど、発酵食品は“菌がビタミンを作り出す“という菌の働きがあるからビタミンが豊富になるの
キビヤックを食べるような北極圏では野菜等を育てることが困難でビタミン不足になりがちだった…そこでどういうわけか(あるいは人間の生存本能か)発酵させる調理法を活用するに至った、というわけよ
うん、細菌がってのはわかるんだけど、そこに海鳥突っ込んで発酵させよう、ってなったの割と謎だと思わない?パイセン。
なんでわざわざ鳥入れたんよ、ってなる
海の上で獲れるものは
魚か鳥くらいのものだからなー
最もな疑問ね後輩
これについては諸説あるけれども、試行錯誤の末の経験則…つまり先人の知恵の積み重ねが大きいとされるわ
まず“ビタミンが不足してる”という認識は無いのだけど何故か体調を壊しやすい人間とそうじゃない人間が出てくる
それを考えた時に生肉を食べてると大丈夫なのでは?と気付くわけよ
そうすると次には「その生肉を保存する」という必要性が出てくるわ、常に生肉を確保は出来ないから当然よね
でも生肉の保存と言っても簡単にはいかないでしょう?
極寒の地であっても現代みたいに冷凍庫や冷蔵庫が無かったとなると日中たとえ日陰であっても長くは持たないない
でもやってるうちに今度は“脂肪は腐りにくい”と気付いて脂肪を活用して様々なトライアンドエラーをするようになるわ
そして「脂肪の中に詰めたら少し持つようになった」「更に地中に埋めたものはより持つようになった」というようにどんどん最適化されていったわ
同じ様にその脂肪の中に詰めるものをどうするか、だけど
>>260の言うように捕れるものが鳥か魚、となるとどちらも詰めるでしょう?
で、「魚よりも鳥の方が美味しい/栄養がある?」と至る
更には元々は生肉の保存が目的だったけれど“偶然中の鳥が腐ってしまった”という出来事が起こってもおかしくないわよね?
でも貴重なお肉を腐っただけで無駄にはできないのよ、過酷な土地ならなおさら
結果どうなるかというと「脂肪の中に取りを詰めて地中に埋めて腐らせると美味しいし体調も良くなる!」って気付くの
人間って思った以上に生存のための賢い行動を取ることもできる生き物なのよ
極限状態になれば食わず嫌いとか言ってられないというのはわかります。でも世の中ってよくこんなの思いついたなって食べ物があるから凄いですよね。
知ってるか? 革靴って食べれるんだぜ?