『Fate/Grand Order』プレイ感想その351 王ではなく英霊として格好いいところを見せるためにエルサレムに舞い降りたダビデ
みんなが待ってたダビデの幕間の物語。
クエスト開放条件が終局特異点クリアということもあって期待が高まる。
そう、つまりは全てを知っている人向けのシナリオというわけだ。
さあていっちょエルサレムの地での触れ合いでも見せてもらいましょうか!
これぞダビデというダビデ
神の威光、名声、富、そして多くの民。その全てを求めるダビデ。
それは自分の欲もあるけど信仰も確かなものだからすごい男。
生前の人間関係とかちょっとひどいけど偉大な男は伊達ではない。
ここでも男にアプローチされるマシュ
おじいちゃん、そのアビジャグ認定は何人目ですか。マシュはノーアビジャグ!
本当にモテモテな後輩に主人公はもっと危機感を持つべきでござろう。
ダビデとロマンの会話もあるよ。
最初はどこか遠慮しているように見受けますが徐々にそれも無くなっていくのだ。
慣れが入った呆れてるっぽいロマンの反応も「ぞぅ」という口調の繋がりも良い。
レイシフトの費用は具体的でなんだか妙に生々しいのじゃな。
そして明かされるダビデの目的。それは巨人の群れとゴリアテ退治だ。
ゴリアテ!?と思ったけど代役のエネミーたちで本物ではない。
神話の再現には物足りないそうだがゴリアテはやはりとんでもないのがよくわかる。
ただ、ここで重要なのはこの巨人討伐が時代の修復をつつがなく運ぶためのものであり
強敵との戦いにおいてダビデが先陣を切って頑張っていたということなのだ。
格好つけたかったんじゃよ 「きみ」の前で
全てが終わった終局特異点の後にマシュがみんなが気になってたことを聞く。
魔術王のことも推察できて自由のない男のことも引き合いに出して語る。
覚えてないなあと、とぼけつつもハッキリとした答えをくれるダビデ王。
知ってしまったら、気づいてしまったら干渉してしまう。
だから知らなかったと「そういうことにした」というわけですね。
それはロマンのため。
自分の意志で不自由な人間として生きていた一人の男。
ソロモンではなくロマニ・アーキマンを尊重したというわけか。
なんというダビデのカッコ良さ。今、天竺が復刻したら余韻が大変なことになる。
かっこいい所をみせるのが目的だったの考えるとやはり繋がりは確かにあったんだ。
しかしダビデ王自身がはぐらかしてくれたのだ。
ならばこれ以降は言葉はいらない。ダビデの幕間ありがとうございました。
期待を裏切らない、グッとくる話だった
ありがとう・・・