『Fate/Zero』第49話感想 ナタリアと同じ狩人の道を歩む切嗣の日々、魔術刻印の継承シーンもあるよ!
手段は選ばず使えるものはなんでも使う
小説でも説明さていた切嗣が父親の魔術刻印を受け継いだシーンを描写。
とはいっても時計塔がくれたのは二割にも満たない搾りカスと評されるほどの部分だけ
大掛かりな研究をするために必要な部分は協会でこれからも管理されることになるのである。
まあ切嗣からすれば父親の研究など続ける気など毛頭ないし
あくまで魔術師を狩る手段を得るのが目的なのでまったく問題はないわけである。
もしも刻印を全部受け継いでたら時間操作を応用した結界とかトラップ使えたのかな
とか妄想するのも面白いよね。
封印指定の魔術師のイメージに橙子さん
切嗣が手に入れたのは魔術だけでなく人を狩る効率的な数々の手段。
そんな物騒な手段を何に使うのかといえば封印指定の魔術師を狩るためである。
父親と同じような封印指定されている魔術師をひとり残らず狩り尽くしてやると
冗談のようなことを本気で考えているのである。
もはや父親を手にかけた時点で切嗣に止まるという選択肢もなく修羅として生きる決意をする。
まったくもって劇的な出来事は良くも悪くも変わってしまうね。
そして切嗣にやってくる運命の日その2、オッド・ボルザークの狩りの日。
狩り自体は楽に済ませたもの、問題の蜂が溢れかえってバイオハザードである。
小説でもアニメでも300人近い乗客と機長その他がやられた事が終わった後の描写でしたが
コミカライズではその過程を描写してくれています。
蜂が溢れかえった時点で即座にコックピットだけは死守しようと動くナタリアさん
グールがまだ2~3体しか生まれてない内に動いたのは流石の判断。
しかし客室が騒がしいとなれば確認したくなるのも仕方ない。
ナタリアさんの死守も虚しく副操縦士がちょっとドアを開けた時に蜂は紛れ込んでいたのだ。
もはやナタリア以外の人間が死に絶えるのも時間の問題。
ナタリアの生涯最大のピンチ。
切嗣もナタリアになんとか生き残って欲しいという気持ちは本物である。
だがその時に頭をよぎったのはナタリアからの教え。
ナタリアの身を案じていた表情から一転して狩人の顔つきになった切嗣は
手早く必要と思われる道具を揃えに走るのであった。
魔術刻印の継承の描写をしっかりとやってくれて嬉しかったです。
あとはイメージ映像に橙子さんを登場させるファンサービスですよ。
型月作品を知ってるとおおっとなれる粋な計らいが相変わらず好ましくて良いコミカライズですね。
母の日スティンガーがきちゃうか…