『Fate/Zero』第52話感想 アゾられる時臣さんのシーンを見事なまでの原作再現!言峰さんはピクピクと笑いを堪えたり晴れやかな笑顔を浮かべるよ!
切嗣とアイリさんの別れのシーン。
お互いに、こうなるのは納得の上で聖杯戦争に挑んだ夫婦。
前回で二人の馴れ初めをコミカライズした後なので覚悟がわかりやすいですね。
アイリさんも自分が取りこぼした幸せはイリヤが受け取ってくれると信じています。
切嗣がイリヤを日本に連れてきて色々なものを見せてあげてくれると。
第四次聖杯戦争の後にアイリさんとの約束を果たそうと切嗣も頑張ったんですけど…おのれアハト。
別れを済ませたら切嗣の表情は魔術師殺しとして活動していた頃に戻る。
今日中にライダーのマスターを仕留めると舞弥さんに告げていざ魔術師殺しは出陣する。
そんな危険な男に狙われたウェイバー君はイスカンダルの魔力を回復させるために森の中。
イスカンダルを最初に召喚したこの場所は敵対者は誰も知らないスポットである。
よってウェイバー君は無自覚に切嗣の手から逃れることに成功したのである。なんという幸運。
厄介なアサシンも退場した今、誰にも邪魔されずに魔力の回復に専念できるというわけである。
しかし一流のマスターであればこんな面倒な事をしなくても魔力は賄える。
イスカンダルにまで気遣われては、ウェイバーも力不足をいやがおうでも自覚しなければならない。
しかしそんなマスターに対して自分の生前を例に出して嗜めるサーヴァント。
対して弱気なイスカンダルなど見たくないと思うウェイバーは既に相当な信頼をしています。
力不足のマスターに規格外のサーヴァントという組み合わせだけ見れば不釣り合いですが
ウェイバーとイスカンダルの関係はこの上なく相性が良いものですよね。
人間関係の妙が面白いのが聖杯戦争の醍醐味である。
そして戦いを前にして退場するマスターが一人。
って言峰さんなに震えてるんですかw
時臣さんは真面目に感謝と信頼の言葉を紡いでいるのに笑いを堪えるのに必死かこやつめハハハ。
言峰の人格をベタ褒めする時臣さんに対して凛も思わず変な声。
これ、凛はしたない。そのような振る舞いはお父様のように優雅ではありませんよ(葵さん並感)
この後、数年にわたって父親が褒める素敵な人格の兄弟子と付き合う凛ちゃんなのであった。
時臣さん、もしも自分が亡くなった時の備えも万全。
これで安心して戦いに挑めると顔もきりっと引き締まる。
ついでに背後への備えも万全だったのなら違う未来もあったのだろうか。
家族同様に信頼する相手の前では引き締めも多少は緩むから仕方ないのかもね。
もしもって今さ
覚悟を決めた瞬間に背後から刺されるとか、聖杯戦争ってばホント何が起こるかわからないのだ。
ちなみにアゾられた場所はアニメとは違って心臓である。原作再現である。
>友愛と信任の証たるアゾット剣の切っ先は、肋骨の隙間から滑らかに侵入し、
>心臓の真ん中を突き破っていた。
>修練を積んだ代行者ならではの正確無比な刺突であった。
>殺意も、なんの予兆もなく、刺された時臣自身でさえも、
>胸の激痛がなにを意味するのか咄嗟に理解できなかっただろう。
原作本文より。見事なまでの原作再現である。
しかもわざわざスケスケにして読者にわかりやすく伝えているあたりに、相当なこだわりを感じるw
魔術刻印には自動治癒なんてのもあるから、それを考慮して一発で仕留めたというわけさ。
ちなみに、まほよの青子のような天才は致命傷からでも刻印の力で強引に蘇生可能だったりする。
キレイスマイル
たった今、心臓の真ん中を突き刺したばかりとは思えないこの表情。
ちなみに原作では晴れやかな笑顔となっているのでこれも原作再現である。
そりゃ時臣さんも何が起こったか理解できずに逝くよねー。
そして静かに交わされる最悪の契約。
もはや仁義や道徳とは無縁な道を歩き始めた言峰さんを止める者はいない。
というわけで時臣さんの最期が全て持っていったお話でした。
特に心臓を刺したというのをこれでもかってくらい印象付けてますよ。
時臣さんのファンからすれば重要なシーンなのでこれで安心?
本編ではこれで退場ですが、まだ番外編で大活躍する可能性だってありますよ。
時臣さんのファンもまだまだ真じろう先生のコミックから目が離せませんよ!
これが…愉悦…!って顔してるキレイさんとってもいい笑顔