『Fate/Zero』第61話感想 英雄王 vs 征服王!覇道を謳い、覇道を示すイスカンダルは最強の敵と見定めた相手に向かい疾走する
すごい王気
真じろう先生も力を入れているのか明らかに何かするヤバイ雰囲気が伝わってくる。
挑むのは征服王、迎え討つは万夫不当の英雄王。いざここに決死の戦場が出来上がる。
征服王の雄叫びに続いて兵士たちは鬨を放つ。AAAALaLaLaLaie!
いざ仰げ―「天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)」を!
英雄王の至宝である対界宝具、一言で説明するならば使えば勝つといっても差し支えのないモノ。
宇宙の法則すら軋ませてみせるとんでもない剣である。
天は鳴き、地は絶叫、征服王の固有結界もまたひとたまりもないのだ。
一撃で世界に大きな断層ができ、これにより王の軍勢は壊滅。
漫画では空の亀裂に渦巻く虚無に軍勢が飲み込まれていく光景も描写されてます。
いやはや何度見ても本当にとてつもない宝具。ここは小説の地の文章も印象深い。
ウェイバーとイスカンダルの別れ、そして臣下としての彼の始まり。
聖杯戦争に参加してこの終わりの時まで駆け抜けたウェイバー。
この経験が原動力となりウェイバーは時計塔で名のある人物になるがそれはまた別の話。
色々あって彼が主人公として物語を紡ぐようになるのだから型月は面白い。
「最果ての海」の在処に気づく
流血を撒き散らしているのに本人は波打ち際を夢見て走っている。
イスカンダルは言ってましたね、何事についても存分に愉しみ抜く。それが人生の秘訣であろうと。
今の征服王はそれを体現している。今が至福の時さ。
この最期の疾走で波の音を聞くイスカンダルのシーンが管理人は好きだ。
英雄王に破れた征服王は次の夢に思いを馳せ、満ち足りた声で静かに消滅する。
2度目があったのだから3度目もあるさ。
これもまさか本当に実現するかもだなんて本気では思わなかったよ。
今度は人類史を巡る大きな航海で存分に大暴れしてくれ。その暁には是非ともお迎えしたい。
英雄王の最大の褒美
単に褒めたたえることだがそれをしてるのがあのギルガメッシュと考えるとすごい偉業。
地の文でも「好敵手」「偽らざる賞賛の念」と言われているので気になる人はやっぱり小説読もう。
というわけで残るサーヴァントも少なくなりZeroコミカライズもいよいよゥライマックスが近い。
ちょうどここで次号に続くんですけどウェイバーと英雄王の対峙も短いながら楽しみです。
泣いた