『Fate/Grand Order』プレイ感想その270 少女たちの友情は小さなサンタを救う。2016クリスマスイベはギャグかと思えば涙も友情もある心温まる素晴らしいお話でした
口上をカットして「?」となっている子供にもわかりやすく説明する悪役の鑑サンタアイランド仮面。
ユーザーにもここまでサンタとは如何なる存在かをアピールしてきたけども
最後の戦いで子供たちに欲望の有無について説いてくれるぞ。
レゾンデートルに悩むジャンヌサンタを救うのはこの我欲こそが重要な役割を持っていたのだ。
たぶん一人であったのならサンタアイランド仮面の言葉にも屈してしまったかもしれない。
自分のことを理解できないまま終わってしまったかもしれない。
だが生まれたばかりの頃のジャンヌサンタにはサンタという役割しかなかった子だが
今のジャンヌサンタはそうではない。大切な友達が既にいる。
友達の言葉と子供を馬鹿にする悪役の言葉に奮い立つジャンヌサンタはもう迷わず突き進むのみ。
悪役を退けてついにジャック、ナーサリー、ジャンヌサンタたちは海にたどり着く。
不覚にもジャンヌサンタの泣きだすシーンにグッときた
多くの人たちの助けと友達の支えもあって彼女はついに答えを得て自分を知ることができたのだ。
ここまで何もかも全てはジャンヌサンタにサーヴァントとして存在できるようにするための旅だった。
感動的な話とジャンヌサンタの泣き顔があるイベントだとは思ってなかったのでインパクトも強い。
でもだからこそ良かった。このイベントを遊ぶことができて本当に良かった。
無事にジャンヌサンタの旅も終わって種明かしタイム。
さあ黒幕は誰なのかなー?
トナカイ(マスター)だった
一番最初にマルタに任されてたのにトナカイさんあまり口を出さないと思ったらそういうことかー!
今思えばサンタアイランド仮面やサンタムのインパクトも丁度いい目くらましになっていた気がする。
この人類最後のマスターめ!初めて書いた脚本にしては上手いこと物語を回せているではないか。
これにはしてやられましたね。内緒にされてたマシュもぷんすかですよ。
怒らせた女性の扱い方を伝授してくれるエミヤさん
これだけで察せられるあたり流石というかマテにプレイボーイと記述されてるのは伊達ではない。
最後の最後にだいすきという気持ちをぶつけてくれるジャンヌサンタ
これはトナカイさんにとっても最高のラストプレゼントか。
ジャンヌサンタは心からの信頼を置いてくれるとはいうが、まったくコチラも心を持っていかれたよ。
いくらでも居てくれていいのだよ。さあ一緒に希望の聖夜にレディゴーだ!
クリスマスイベ2016年のシナリオは笑いに始まり、シリアスと涙と友情の物語が楽しめました。
ジャックとナーサリーというコンビに2016年でジャンヌサンタが加わりトリオとなったことも良い。
本来なら絶対に交わらない背景が重い子供たちの友情トリオって最高ではないか。
これだからFGOのイベントは侮れないし好きなんだ。面白い話をありがとうございました。
さてジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィちゃんを育成して残りの期間もイベントを頑張ろう。
(手慣れてますね・・・・)