【FGO】冷静に考えると一言で友情物語と片付けられないし美談でもない『走れメロス』

原典だと友情の輪の中に入れてもらえなかった王様可哀想

今でも国語の教科書に載ってるのかな？

太宰治が人間失格だという事はよく分かったw

承太郎が勝手に賭けた花京院の魂とメロスが無断で賭けたセリヌンティウスの命
そこに何の違いもありゃしねえだろうが！

ほんとこの話はそうはならんやろ感が強い…そうはならんやろ

「待つ身が辛いかね。　待たせる身が辛いかね。」

妹の結婚式も、無理言って日程早めさせてだから本当に全方位に迷惑かけてる。

完全に無関係だったのに殺されるかもしれない人質になったセリヌンティウスの聖人がただひたすらに聖人だった話

あれ本当に美談なのはメロスが帰ってきた事じゃなくて
数年ぶりに会ったと思ったら断りもなく自分を人質として差し出した友達を文句一つ言わず信じて身代わりになったセリヌンティウスだろ

でもそんなド畜生な逸話からあの名作に昇華できるんだから太宰って天才だわな

友人に何も言わずに勝手に人質にするという畜生。
カルデアで例えるなら、オベロンが何も言わずに
ぐだを借金の保証人にするようなもの。

しかも計算すると結構急いで帰れるところをのらりだらりとしてた結果ギリギリ到着したとかじゃなかったか

というか暴君の行動に義憤を覚えて暗殺考える癖に妹の結婚式出たいから親友を人質にってだいぶ行き当たりばったりでは
人一倍正義感が強いっていうか単純に周りにいると迷惑なタイプ

待てよ、メロスの文末に「シラーの詩から」って書いてあるんだぜ
別に太宰の実体験は関係なくて、海外の詩が元ネタなんだぜ

邪悪に対しては人一倍ビンビンであったってだけで何しても許されると思うなよ！

なんかここら辺の有名人、才能以外ロクな奴いない気がするｗ
太宰治然り、石川啄木然り、野口英世然り…

※6187605
違わないのだ！

太宰はこの時を指して「待つ身がつらいか、待たせる身がつらいか」
とかそれっぽい台詞が出てくるのは筋金入りだと思う

沈む太陽の10倍の速さで走ったを額面通り受け取った結果蹴飛ばされた犬がえらいことになる話好き

あの話、最後にメロスが裸の自分に気付いて赤面して終わるから、「メロスみたいになりふり構わない熱血漢は現代社会じゃ恥をかくよ」っていう太宰の皮肉とも解釈できるって、高校の現国で習った

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しかしだね、申し訳無さとか罪悪感が時間経過と共に膨れ上がる一方なのはやはり辛いのだよ(なおその原因)

※6187616
最後に殴り合うシーンは原典にない太宰の創作だそうだから、この辺には太宰の考えが出てるかもね
「どっちも絶対に悪いことも考えるやろ」みたいな

マッハ15のスピードで　ディオニス王にアタック！

昭和の文豪たちの人間失格率の高さよ
ある意味破綻した性格だからこそ名文が生み出されるのか

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冷静に考えりゃ王様に喧嘩売って処刑秒読みが身内とか結婚式出席どころかマッハで縁切りして欲しいレベルだろ妹とその旦那的に……

※6187615
タイトルの意味が「友を救うため」走れメロスじゃなくて「ふざけんなテメェ」走れメロスに感じてくるな…

柳田理科雄氏の研究でも滅茶苦茶寄り道しまくってる試算になってて笑ったなあ

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メロス「人を信じず殺す邪悪な王！生かしてはおけない！」

無計画な暗殺実行
処刑される前に妹の結婚式見たいからそれまで待ってくれ
無関係な親友を担保に置いていく
結婚式を早めさせて処刑に間に合うようにする

だいぶ傍迷惑では

※6187604
太宰治「恥の多い生涯を送ってきました」

太宰版の原典にあたるシラーの「人質」や、その原典たるギリシャの伝説ってどこかで読めないかな

「人間失格」とかいう「ナチュラルクズエピソード」に並ぶウルトラ火の玉ストレートタイトル

思い立ったが吉日とばかりにその日に懐に短刀を忍ばせ堂々と王城に暗殺に行くとかアサシン連中がキレそうなムーブしてるな

コルデーだってもうちょい時間かけてるぞ

※6187624
待たせる原因も、待たせる状況が長引く原因も全て自分で作ってるからな…盛大なマッチポンプやらかした挙句消火するつもりも無いというオチ

>>432
記憶あやふやなんだけど１回目２回目薬か何かであの世へ行こうとしたんだっけ？
で、自分だけ行けなかったとか

自分を殺しに来た殺人犯の言い分を聞いちゃう時点であの王様、人間不信になってる割には意外と良い人じゃない？
見せしめにしてやろうって腹積もりだったとしてもさ

※6187633
>結婚式を早めさせて処刑に間に合うようにする

そこまでさせたにも関わらず酒飲んだりして昼まで寝過ごす始末
だいぶどころか傍迷惑を具現化したような男

作中では帰って来たメロスとセリヌンティウスの友情に王が感動して無罪放免になるんだけど、これメロスの道中を知ってたら普通に処刑なのでは…

※6187629
文豪や昭和に限らず古今東西芸術家は人格破綻者が多い。自らのアレなエピソードを作品に昇華出来る根性を持っているんだから是非もないね。

川の雑炊は草

ひむてんでネタにされてたなあ

シシン先生の「戦争の時代ではアキレウス、平和な時代はオデュッセウスが持て囃される」って話に近い雰囲気を感じる
メロスみたいな直情型な熱血漢やセリヌンティウスとの言葉が要らない友情みたいなのは、現代人からしたらツッコミたくなるような概念って事なんだろう

石川啄木「君、本当に人に迷惑ばかりかけてるよね」

己のやらかしを堂々と作品にする精神、まさに作家

※6187605
マジで違わないのやめーや！

まだサーヴァントでいないの？と言いたくなるくらいの逸材だなメロス。
バーサーカー一択だけど。

メロス「もう疲れちゃって 全然動けなくてェ…」

※6187657
アサシンかもしれんぞ
アサシン連中からは怒られそうだけど

借りた金をなぜ返す必要がある…！？

近代文学に手を出してみてわかる、文豪メンツどいつもこいつもことごとくエピソードが『濃い』こと……

※6187644
良い悪いはともかく人間不信状態だから人間は信ずるに値しないという考えを補強したがっている
メロスの言い分を聞いて見せしめに処刑するより逃げ道を与えて帰って来ない方がいい感じなのでそちらにシフトしただけ

それが言葉となって出たのが「ちょっとおくれて来るがいい。おまえの罪は、永遠にゆるしてやろうぞ。」

※6187644
一族郎党イカずにメロス個人だけ処刑の時点でかなり良い人やろ？王様の内心とか発言メロス主観でクッソ悪くとった思い込みなんじゃね……

※6187638 シラーはそのままWeb検索でトップに、ヒュギーヌスの『ギリシャ神話集』257話「刎頚の交わりを結んだ者たち」で調べると

※6187622
沈む太陽の10倍の速さ=時速1300kmって計算した話だっけ
100mを0.02秒で駆け抜け、メロスの周囲半径2kmのガラスが衝撃波で割れるっ考察されてて草なんだ。こんな奴はアキレウスもびっくりの戦略兵器だろ。

情景描写が美しくて人の心を打てば実際の是非は問題にならないのが文学であり芸術なのだ。メロスが自分本位であろうと荒れた川の流れの絶望や沈む夕日の無情で冷徹な神々しさがそこにあるならばそれだけでお釣りがくる。

※6187603
載ってるけど「下賎の者」という表現が言葉狩りにあって消えてるらしい

※6187616
太宰の書く話は他人の体験（日記や手記）が元だったり、元ネタが古典だったりというのは割とあるんだよね
ただ、本人の体験やゼロからの発想ではないにしても、何を題材に選んで話を書くかも当人の性格や経験、才能に左右されるからなあ……これを選ぶ時点で大分あれなのでは？　と思われるのは仕方ないかと

※6187605
お前は自分が『悪』だと気づいていない…もっともドス黒い『悪』だ

セリヌンティウス「誰か説明してくれよぉ！」

※6187623

何故走ってて服が脱げるんだろうと疑問に思ったな…

※6187615
その辺の価値観は２０００年代以降結構変わってそうだし何とも…

いやメロスの場合は計画性皆無の革命だから、あれだけどさ

無理を通せば道理が引っ込む、的な？引っ込ませたらダメだろうというやつ

※6187620
何かから逃げるってことはその「何か」とずっと向き合わなきゃいけないってことだからねえ
まあこの場合は完全に自業自得なわけだが

※6187629
人殴るエピソードに事欠かないもんね
文豪って

※6187648
明治～昭和の文豪辺りは自分の経験を反映させた私小説を書くのが文学とされていた時代で、エスカレートしていっていかに奇行に走るかのチキンレースみたいになった
その中で後世まで残ったからには相当のアレだったわけだ、って文学史で聞いた
もし現世に生きてたら恥ずかしげもなくSNSでまき散らして炎上系になってるんじゃないかな

ながい閣下の『走れセリヌンティウス』は名作

散々王様に『彼は・・彼は・・必ず戻ってきません！』って言ってるのに解き放って案の定帰ってこないメロスを捕まえに行きます

※6187604
心中(入水)に成功した時、太宰は酒だか薬だか飲んでいたため穏やかな顔した死体だったが
連れの女は素面だったため、苦痛と苦悶に歪んだ表情の死体だったらしい

邪智暴虐の王とか出てこられたらなんかそいつが悪いような気がするからね

※6187675
服が大気との摩擦に耐えられす千切れた

※6187659
ロケットを付けられて飛ばされるか馬かバイクで引きずられるどっちがいい(≧∇≦)b

※6187748

カーマは激怒した。

※6187639
並ぶというか、「ルビだろソレ」というか。

氷菓作中での折木奉太郎の読書感想文が興味深かった

王様は帰ってきたメロスではなく残されたセリヌンティウスに感化されて心を入れ替えた説

※6187870
いい着眼点と考察よね
読書感想文として出て来たら本当に評価すると思う
本筋ではなくそこに疑問を持つ辺りが実にらしくてよかった

太宰の実話は別として…メロスの話は人を信じられなくなった王様に対して友達を質入れし、無事帰ってきた事で本来の目的である王の疑心暗鬼を潰すことに成功している(当初メロスは命を奪おうとしていたが)

ただ急いで行って帰ってくるより、怠けたり迷ったり我が命を惜しんだりした挙句、全裸になってでもちゃんと戻ってきたことに本質がある

いやそれをお前が書くんかい！って話ではあるよ、確かに

※6187605
Exactly(そのとおりでございます)

※6187644
あれは自分が間違った存在だと確信を得て消えたいがために、過去の自分である士郎に自己否定をさせようとして心を折りにくるエミヤみたいなもんなんや。

※6187604
石川啄木といい勝負

まあね。義憤には駆られたけど基本的に常識人なメロスが、特にトラブルもなく時間に余裕を持って帰ってきて、王様も感動してめでたしめでたしだったら、綺麗ではあるけどそれだけだねって感想で、今の時代にまで語り継がれる事はなかったかも。
ここまで極端ではなくても小狡い部分なんて誰にでもあって、それを正当化しながら生きてくのも普通の事で、だからこそ何やってんだよコイツというエピソードが読者の共感を呼び、最後はちゃんとやり遂げたっていう姿が胸を打つのかもしれない。

酔った勢いで檀一雄と「ガス自殺なら楽に死ねるらしいぞ」「じゃあやってみよう」と試したは良い(良くない)が、途中で壇が我に返って太宰置いて逃げた話もなかなかヤバかった…

なお舞台となった場所は太宰の家でも壇の家でもなく、第三者の家である
第 三 者の家である

元ネタ（シラーの人質）の元ネタ（ギリシャの伝説　ダモンとピュティアス）を考えると、いろんな物書きに物語として肉付けされていって、走れメロスに繋がってくると思うと、よっぽど心打たれた題材だったんだなって思った

※6187639

あれは本編内でたびたび出てくる『反対言葉遊び』
対になってるワードは本編の一番最後に出てくる

作者がちょっとおかしいから作中の世界観もおかしいんよ
そうじゃなかったらセリヌンティウスはブチキレてメロスと絶縁するから話が始まらない

※6187602
坂井(ｶﾞｯﾂﾎﾟ
なおビール掛け

そもそも王様のとこに乗り込んだのも、王様直に見たり市井の生活見てとかじゃなくて、そこらに居た人の話を真に受けて、だからな･･･
政治に不満は有るけど非情さは盛っただけ、とかだったらどうしてたんだって話ですよ

サーヴァント太宰治でいかにして聖杯戦争を勝ち抜くか

ひむてんで取り上げていたからすっごく懐かしい

走れメロスを最初に読んだの確か小学生だったけど何でこのクズ主人公でｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰで終わってるんだろ…
あと何で裸になった？露出狂？おまわりさんコイツです案件じゃん？？って思ってた
セリヌンティウスがボコボコにして落とし前付けてくれないからモヤモヤ感だけ残ってあんま好きじゃなかったな

昔見たアニメ映画だとメロスは殺人の濡れ衣（妹の式で使う儀式用の剣を見て暗殺を企てた）にされて
セリヌンティウスも自分から身代わりになると言ったりしてたんだが
あれってかなり美化されてたんやな……。

小学校向けの道徳教材に用いられた省略版なんて、セリヌンティウスだけ名前が元ネタに準拠してたのがあったとか
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