『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』第15話感想 聖杯戦争を止めるために戦う少年に立ったよフラグが!褐色の肢体に白いワンピースを纏った静謐のハサンちゃんかわゆい

主人公ならフラグのひとつくらい立つよね
もう既に8日間も戦い続けているのだがジキルさん結構強い。
狂化すればその耐久力は三騎士との正面切ってのガチンコでも通用し
更に自己改造スキルによる最適化で魔術結界の悉くも受け止めてみせるとか。
決め手に欠ける印象はあるけれど、やり方次第では本当にいいところまでいけそうですよね。
そんなバーサーカーだけど美沙夜パパさん討つチャンスがあったぽいのも驚きである。
なんでもその時はキャスター召喚前だったらしく、結界を突破しようと思えば出来たが
聖杯戦争参加者の確証を持てなかったのと、独断専行はよくないと考え撤退したのだ。
チャンスを逃したところを見るに幸運ランクは低そうである。
消耗するけどまあ突破可能(キャスター召喚前)
↓
まさしく死の空間。惑星地核の液状外核か、太陽にほど近い宇宙空間か。(キャスターの工房化)
パラケルススさんによる劇的ビフォーアフター
そして結界の評価で地学とか物理っぽい言い回しをするバーサーカーさん。
学者だけあって現代ではその手の本とか興味あるようですね。
そんな要塞とも言える場所に何度も挑むのは玲瓏館が悪の魔術師であるからだ。
うん?と思ったけどよく知らない人が玲瓏館を見たらそう感じるのかもしれない。
聖杯戦争の隠蔽工作のために警察に圧力とかかけてるからねー。
>東京に君臨して何かしらの邪悪な儀式を遂行せんとする魔術師の打倒。
それにしてもこの評価はひどいw
ちなみにバーサーカーさんの宝具名は「密やかなる罪の遊戯(デンジャラス・ゲーム)」
罪な遊戯でググると「Dangerous Game/罪な遊戯」という単語がヒットしますね。
ジキル&ハイドのミュージカルに使われている曲で由来としてはわかりやすい。
あまねく人間の血を貪らんとする獣のようにして
あまねく人々の命を守らんとする英雄たらんと願うジキルかっこよすぎる。

バーサーカーのマスターである巽も魔眼を駆使して頑張ってた。
この魔眼の性能は右目による生物操作。一般人である学生が女魔術師を拘束するほどのもの。
格上の魔術師を拘束するとか魔眼の性能がいいのか、運がいいのか、あるいは両方だろうか。
この女魔術師がマスターならば、こちらも場合によってはマスターを討ちとれたのだろう。
だが平凡な少年である巽には聖杯戦争はハードルが高すぎた。
この女魔術師に対して話し合いでなんとかしようとしたのもそうですが
美沙夜パパさんだってバーサーカーに殺させたくないと思っているのだ。
バーサーカーは敵は全て殺してしまうつもりだし、何より狂化してれば区別なんてしないのは尚更。
だから、サーヴァントを倒して次はマスターを消す!となっているタイミングで令呪で止める算段。
甘いといえばそれまでだけど、普通の学生が人を手にかけるなんてそりゃ出来るわけないのである。
それを強く意識したのはバーサーカーが美沙夜を殺しかけた日のこと。
もちろんマスターである巽も知覚共有で一部始終を見ていたのだが
そこで子供を巻き込んでしまう可能性と、正義の味方みたいなプロトセイバーの存在に影響されたのか
>「……子供を殺して、正義もないだろ。ジキル」
甘いけど、これを貫ければヒーローないし主人公であろう
だが現実は無常である。彼はその甘さゆえに命を落とすことになった。

今までなんとかバーサーカーと別行動でうまくやってこれた巽だが
とうとう敵サーヴァントと遭遇してしまう。アサシンである
っていうかこのアサシン可愛すぎてこりゃ男どもはメロメロになるのも道理。
なおメロメロになった男は骨抜きどころか魂すら持ってかれた模様。

アサシンとはいえ相手はサーヴァントなればマスターでは歯が立たない。
格上の魔術師を拘束できた魔眼もまったく役に立たない。
ならばもう、令呪を使ってバーサーカーを自分のところに転移させるしかなかろう。
だが、ここでも甘さが判断を鈍らせる。
バーサーカーを喚んだら間違いなく目の前の少女は滅茶苦茶にされてしまう。
だから実行せずに「来たら令呪使うぞ!」と脅すだけしかできなかったのだ。
アサシンの対応といえば抱きしめてキス。
英霊や幻想種さえ無事では済まない宝具の毒を平凡な少年が耐えられるわけも無い。
誰が見ても詰みであった。
甘さも要因だったのでしょうが、
サーヴァントと友人だったせいか敵サーヴァントに非情になれなかった
バーサーカーから色々と教えられていたけど、いくつか納得がいかないまま戦ってきたこと
敵と相対することになった時の覚悟など、いきなり戦うには準備不足は否めなかったのではと思う。
それでも早急に戦いを止めたいという目的があったから、どうしようも無かったのかもしれません。
バーサーカーと正しく足並みを揃えて戦うことが出来れば何か違っていたハズ。
それでも平凡な少年が求めたものを考えれば如何にして戦っても運命は同じだったかな。
もう少し活躍するかと思いましたが、これが主人公補正がないキャラの宿命か。
タイガー道場とか教えて知得留先生みたいな場所でアドバイス受けてやり直せば!
アサシンとフラグ立ててルート開拓も夢ではなかった!(ラスボス愛歌)
(まあ道場あっても過程間違ってたらバッドエンド13みたいにやり直そうが生き残れないけどね!)
というわけで巽の甘さが立てたフラグは死亡フラグでした。
今回でバーサーカーが玲瓏館を襲う理由と巽の最期も明かされました。
今後は女魔術師から見た巽や他のサーヴァントからみたバーサーカーの評価。
あとはバーサーカー自身の掘り下げで大体の活躍の場となるのでしょうか。
結末が決まっているとはいえこの二人の主従はもっと見たかったのでこれで終わりなのは残念ですね。
ヒロインと恋愛フラグの一つや二つ立てる巽くんもちょっとばかし見てみたかったナリ。
アサシンの絵を見てロリアサを思い出したのは、きっと私だけじゃないはず。