【FGO】夢に誠実でありたい主従がその結末を飾るアポクリファコラボイベント。「これは人が願いを叶えようとした物語だった」【プレイ感想その445】
GWの間はずっと撃退戦漬けだったミミクリーとの最後の戦い。
敵クラス編成が「?」だったので新規キャラを期待していたのは管理人だけでよい。
ダーニックへのささやかな贈り物としてこの編成で挑む。
登場しなかった三騎をチョイスしたけどヴラドさんはこの後のシナリオでやって来た。
アポクリファの記憶がある状態のヴラドさん
これはある程度は予想していたけどまさかダーニックを慈悲でもって討つだなんて仰るとは。
何されたか記憶があるのにこの発言は驚きましたよ。
ダーニックだって自分がヴラド三世に何をしたかわかってるからそれが信じられない。
我らという括り
引導を渡すため現れたのではなく自分を裏切ってまで叶えようとした夢を肯定する。
ダーニックが自分の夢に対して誠実な態度で終わらせてやるよう取り計らう。
さながら王として為政者として臣下を諭しているかのようではないか。
互いに精神面や魂の色が似通ってるとは原作では言われていました。
しかしここに来て二人の主従関係が光るとか思わなかった。
最後に登場して串刺しあるかなとか考えてた安易な管理人が恥ずかしいのだよ。
ダーニックにも救いがある最後
願いは叶わなかったけどダーニックが己の夢を肯定され納得して消えていく。
これによりサーヴァントとの出会いと別れのFateというお約束をもちゃんと再現。
FGOでやっちゃっていいのだろうかというくらいの良き結末でした。
こんなの見たら若くイケイケだった頃のダーニックの外伝で読みたくなるじゃないか。
ダーニックの終わりはシェイクスピアも満足。
うむなんというか最後までシェイクスピアはブレなかった。
それだけにちょっとこの文豪は不安だったけど何事もなく終わってよかったネ。
待ってるよ
これから何年も待ち続けるジークにも思い出と友人が増えて嬉しい。
加えて主人公にも友人ができたという事実が面白くて楽しい。
ジーク君がアポクリファのサーヴァントと交流するのが見所の一つでしたが
この人の良さがにじみ出る邪竜との会話も楽しかったのがアポクリコラボ。
ジーク君が待ち人と再開する日まで今度こそ何もないといいな。
ジーク君の加入もちゃんとした理由付けがあって正しき人理の世界には存在できない。
それで良い。元よりFateにおいてサーヴァントとマスターはいつか別れる運命。
更に言えばサーヴァントとして加入した端末は邪竜とはもう別の道を歩む存在。
それでも今後もジークと主人公の会話が見られたらいいなって思います。
というわけで「Apocrypha/Inheritance of Glory」面白かったです。
終わってみるとコラボイベントというよりは「Fate/Apocrypha」グランドフィナーレ。
特にダーニックとヴラド三世のシーンは語れなかったことを語りつくしたんだなと。
要点を読み取っていくとhollowに近いような印象があるシナリオでしたね。
すっきりとした読後感は個人的には大満足。良いイベントをありがとうございました。
こちらにとっても宝石のような夢(思い出)だったよ