『氷室の天地 Fate/school life』第134話感想 神霊をバックにした「モリオニダイ」「コンモドゥス」「イリヤー・ムーロメツ」の前衛とイケメン&イケオジの戦い!
佐伯嬢vs美綴
二人はゲーム仲間にして親友。だからこそ一切の容赦なく全力で戦う佐伯さんが繰り出したのはモリオニダイとコンモドゥスとイリヤー・ムーロメツだ。氷室さんもコストを心配するくらいのパワーキャラ達である。ポセイドンの息子、ギリシャの英雄「モリオニダイ」
ヘラクレスでも待ち伏せして暗殺するしかなかったという部分がもう既にコワイ。詳しく説明するとヘラクレスの軍が攻めてきた時、モリオニダイは軍を率いて戦いヘラクレスを苦しめる。この時は決着がつかずヘラクレスは撤退した。だがモリオニダイが競技祭に出ることを知ると待ち伏せし、モリオニダイは射殺されたという話。ヘラクレスはアサシンっぽいことしてる話はいくつかありますが、これもその一つですね。第17代ローマ皇帝「コンモドゥス帝」
ルキウス・アウレリウス・コンモドゥス・アントニヌス。親族が暗殺と帝位簒奪を計画したことで狂い始める彼の人生。果てはヘラクレスの化身を自称して闘技場でバーサーカー。ローマの歴史は相変わらず凄い。
しかも腕前そのものは本人が誇るように優れたものだったと記録されている。全速力で走っている駝鳥の頭を弓矢で正確に打ち抜く、投槍で数十頭の豹を射殺、常人離れした芸当は民衆を畏怖させた。しかし同時に格別の血筋に生まれた高貴なローマ人が野蛮な行為に没頭する様子に悲しむ者も多かったとか。
元老院議員の記録
ある時、陛下は切り落とした獣の首を貴賓席に座る我々の方へ笑いながら差し向けてきた。その行動は「余の気を損ねれば、お前達もこうなる」という言外の意味を含んでいることは明らかだった。しかし我々は恐怖よりも、その芝居がかった行動が滑稽に思える気持ちの方が強く、思わず笑いが零れそうになった。
我々は慌てて月桂樹の葉を口に噛んで笑いを堪えねばならなかった。もし笑えば本当にあの獣の如く殺されてしまうだろう。
奥義がまたFateのヘラクレスを意識していて面白い
応募したアイディアは相当に練りこまれてそうな予感。女体化の件といい話を聞いてみたい。 余談ですが暗殺される前の年にコンモドゥスは自らを「ヘラクレスの化身」に続いて「新たなるロムルス」であると宣言した。やっぱりロムルスはローマ皇帝ににとっては偉大な人なんですよね。ちなみに紫とはローマの皇帝権を指し、在位中の皇帝を父に生まれたという意味である。イリヤー・ムーロメツ
ロシア製の世界初の量産型4発爆撃機…そっちではない。叙情詩『ブィリーナ』に登場する英雄。 生まれつき手足が動かず30才になるまで家からも出られない状態だったが、彼の下へやってきた3人の旅の老人のおかげで動けるようになる。後に巨人スヴァトゴールから力と勇気を授かり国や弱者のために戦った。ブリーカーしそうな見た目ですね!南国バヌアツの神霊ジョン・フラム
大戦時、アメリカの拠点となったバヌアツには空から大量の物資が投下された。それが土着信仰と結びつき「空から富をもたらす神」として神格化。彼に従えば富と幸福が与えられると信じられた。米軍が去ってもこの信仰は今も続き、「神の再臨」を信じる者は滑走路で待ち続ける。南国バヌアツ協和国にあるそんな逸話。ちなみに「ジョン・フロム・アメリカ」がなまって「ジョン・フラム」になったとかなんとか。長くなりましたが、この神霊によって破産しかねないコストを賄うのが佐伯譲のデッキコンセプト。そして対するのが美綴嬢のデッキ…。
美綴嬢のイケメン&イケオジデッキ
趣味ですねえだが美綴さんだって本気でこの戦いに挑んでいる。
趣味だろうが何だろうがこのまま終わるはずがない。
一休宗純の奥義「足利の大虎」
まるでビーストテイマーかサモナーみたいなだなとツッコミを入れる間もなくコンモドゥス帝にボコボコに。コンモドゥス帝は獣を狩る技量も凄かったそうな。何だか切なくなりますが、ここから美綴さんは勝つことになる。そう「神霊ジョン・フラム」が命取りとなり、佐伯さんは敗北していくのだ。かみはバラバラになった
アンドレアス・スチール。スイスの発明家。その最初の伐採機が手動による林業労働の時代を終わらせました。その後何世代も続く森林作業をより快適で効率的にするための製品開発の第一歩となった。チェーンソーとか。そう神を容易にチェーンソーでバラバラにできてしまうのは業界では有名。三枝由紀香譲も知っているんだから有名さ。神霊ジョン・フラムで破産しないようにするのが要だったデッキが神霊を失う。もはやどうすることもできずに佐伯さんが敗退。なんだか運よく美綴さんが勝ったように見えるが、勝ちは勝ちさ。
チェーンソーで神がバラバラになる理由がわからな子が一人
凛ちゃんデジタルゲームには明るくないからね。仕方ないネ。
バニヤン「時代はチェーンソー」