『氷室の天地 Fate/school life』第136話感想 日本をテーマとしたデッキが激突!柳洞一成の「魔界転生」を迎え撃つのはマイナー日本偉人デッキ
柳洞一成の日本偉人デッキが火を噴くぜ
一成のデッキはおなじみ日本人しばり。そんな彼のスタイルは仲間内にも「またか」「好きだねえ」という反応が出るくらい有名。使用する偉人も説明不要なくらい有名なものが多い。「荒木又右衛門」「田宮坊太郎」
この二人でピンとくる人も居るでしょう…そう「魔界転生」デッキである。魔界転生は近年でもコミカライズやら舞台やら展開されているのでわかる人も多いのではないでしょうか。荒木又右衛門は、江戸時代初期の剣客。鍵屋の辻の決闘での活躍で名高い新陰流の剣豪。田宮坊太郎もまた江戸時代の剣客。仇討のエピソードは信憑性が疑われてますけど仇討物の主人公として知られる。作品によっては居なかったことにされる田宮坊太郎さん可哀想である。
一成の対戦相手はマイナー日本偉人デッキ
一成と戦うことになった女の子が繰り出した偉人を見てもさっぱりわからない氷室さんたち。名前を聞いて全員ピンと来た人は凄いし誇ってもいいのですよ。ゲームは弱いけど日本偉人の知識ならマキジにまかせろ
というわけで小栗忠順は幕末において幕府の名勘定奉行と称された男。徳川埋蔵金の秘密を握って不条理に斬首されたとされる偉人。その徳川埋蔵金が奥義なんだって驚いてますが、Fateなら普通のことでござるよネ。「中橋基明」
二・二六事件決起将校の一人。赤マントで有名な中橋基明陸軍歩兵中尉。近衛師団、赤マント、趣味全開でかっこいい。影になってて顔がよく見えないのは怪人のルーツというのを表現しているのか、もしくはこの人が自分の写真を処分してて記録があんまり残ってないからでしょうか。酒井玄蕃。酒井吉之丞了恒
風貌爽やかなれど鬼玄蕃の異名をとった幕末屈指の用兵家。玄蕃は戊辰戦争でそのポテンシャルを最大限に発揮し連戦連勝を重ねました。圧倒的大軍に痛撃を与えた上軍事上最も困難な後衛戦闘を完璧にやってのけたとか。調べたらかなり凄い人でした。薩摩のスナイパー・柏木源藤
関ヶ原の戦いで島津軍はいわゆる「島津に退き口」で撤退。その際、追撃する井伊直政を狙撃したのが柏木源藤である。 名乗りを上げるも失敗してしまったという人。偉人だけど子孫は断絶したとある。出家し諸国放浪の旅に出たとも。一世一代の場面に自分の名を出せなかったことをずっと悔やんでたのかもしれない。というように、今回はマイナーな日本偉人が乱舞する戦いでした。マイナーだからとて相手のことを知った上でなら戦い方でどのようにも化ける。そして有名であることは弱点にもなりえる。一成は次話でそのことを思い知ることになるのであった。
原典であるSNも魔界転生が元ネタなのである