『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』第22話感想 苦悶と拒絶、狂気の発露こそがランサーの愛の窮極!ついに彼女の真名と宝具の力も明らかになる!
彼女に優しくしてあげたい
蒼銀ランサーの真名が明らかに。
やっぱりみなさんの読み通りブリュンヒルデでした。
過去未来と英雄を見続けてきた彼女は東京で出会い戦った者たちに思いを馳せる。
ブリュンヒルデから見ても巽くんは見事な少年だったようですね。
大槍を振り回す彼女を前にして話がしたいと言ってのけたそうだ。
アーラシュさんの眼光はオーディンと比較されるほどのもの。
そして魂を運ぶ役目をしていた彼女にはセイバーがまだ死んでないことにも気づいてました。
マスターに飲まされた霊薬の効果があるとはいえやはり一番に惹かれるのはセイバーか。
ところで真面目なシーンであることは間違いないのですが
女であることを強調して英雄に惹かれつつ評価するその様はイケメン値踏みしているかのようである。
だがブリュンヒルデさんは真に愛する人は別にいると言ってくれましたよ。
>――セイバーは、違う――
>決してあのひとではないし、私が愛を捧げるのは彼以外にない。
>其の名、竜殺しの英雄にして我が最愛。
>大神を裏切り、神性のすべてを奪われたこの身を抱いて、愛を誓ってくれた彼
>――ただひとりのシグルドだけが、私の、私の、私の、私の――
そんなブリュンヒルデにいいから追加の薬を飲めやと迫るナイジェルさん。
愛を深めれば神さえ殺す宝具の更なる強化が目的。むしろそれしか興味がない。
涙を流す彼女を見れば男性なら無反応はありえぬと評されるけどマスターにとっては意味もなし。
抵抗して逃げもしたけど結局は令呪の強制により服用してしまうのであった。
ちなみにナイジェルさんの令呪は右の眼球に刻まれている。
>……私、セイバー(シグルド)を殺します。それで良いのですよね?
ついに自我が崩壊してしまい、倒すべき敵と愛する人を混同してしまった彼女の姿がそこにはあった。
最愛の人の名前だけは守り通したのは女としての意地だろうか。
嫌がる女性に薬飲ませるとかサイテーだな!
しかし苦悶と拒絶、狂気の発露こそがランサー・ブリュンヒルデの愛の窮極である。
FGOでもしも彼女をお迎えしたら優しくしてあげたい。
あとナイジェルさんに対する愚痴が聞けそうだネ。
ブリュンヒルデを兵器としてしか見てないマスターからすれば目論見通り…というわけでもなく
暴走したブリュンヒルデは令呪の制御も命令も弾いて霊体化もせずに走る走る。
槍はもはやちょっと擦っただけでビルの屋上は切り裂くわ
指と手首の動きで槍を回すだけで空間を切り裂くほどの凶悪な武装になっていた。
彼女の状態と合わせて抜き身の刀ってレベルじゃない。
欲張りすぎたナイジェルさん、薬は用量、用法を守って正しく使いましょう。
そんな彼女の前に立ちはだかったのはホーエンハイムと静謐のハサン。
まさかこんな戦いが見られるとは思わなかったぜ。
でも静謐のハサンは残念ながら一蹴されてしまう。
ハサンを攻撃した時に出た鮮血がちょっとでもかかればノーダメージとはいかないが
ブリュンヒルデから溢れ出す炎は受動防御としても機能するので焼き尽くしてしまう。
これは相性が悪い。
対してホーエンハイムはそこそこ善戦してくれます。
ランサーの五連槍も1小節による瞬間発動した結界で防ぐ。
それも五大属性に導かれた五重結界である。
シングルアクションに近い発語で大魔術を発動させる手腕はランサーも注目するほど。
でも神代の魔術師でもないのによくやる仕掛け好きなやつかな、とか
ナイジェルみたいな無感情を思わせると評されるあたり好感度は低そうだ。
とはいえ神霊たる彼女がその力の一端を見せればホーエンハイムさんも敵わない。
ホーエンハイムもウンディーネというすごい魔術使いますけれど
ブリュンヒルデが原初のルーンを使えばあっという間に消し去られてしまう。
>十全に力を顕せば、
>現代の魔術師が行使するルーン魔術のおよそ数百万倍にも及ぶ!
文字通り桁が違う
ホーエンハイムさんの表情も焦燥に彩られるほどすんごい。
というかキャスターのサーヴァント相手に魔術戦で有利って半端ない。
ブリュンヒルデを止められるものなど存在しないのではと思ったその時
高らかに笑う彼女の表情が固くなるほどの悪寒を感じさせる相手が登場。
愛歌おねえちゃんである
>「悪しき竜(ドラッヘン)」
ブリュンヒルデの時代に存在した邪竜に匹敵する巨大な気配にすくみかけるほど。
愛歌おねえちゃんったら行く先々で英霊に怪物扱いされるんだからもー。
ブリュンヒルデさんによると正しくは英雄ではない自分は聖杯戦争に呼ばれるのはおかしいとか。
だが愛歌を倒すためだとすればそれも納得だと考察してます。
お姉ちゃんとことん危険物扱いじゃないですかー。
でもそれも仕方ないか…
だって宝具の一撃を指先で受け止めちゃってるもの
種明かしすると愛深き相手には打撃ですら原子分解攻撃に等しい攻撃になるけど
嫌いな相手にはただのミスリルの塊になってしまうそうだ。
お姉ちゃんよると重さを感じないて話だ。なーんだそれなら仕方がないよね。
…直前にこの槍は愛歌を援護するホーエンハイムの魔術をスパスパ切り裂いてるけどね。
サーヴァントの渾身の一撃を指先で受け止めたのは事実ダケドネ。
オジマンディアスさんが全力で打倒しようとしてたのは過剰でもなんでもなかった。
そんなブリュンヒルデさんを見ておねえちゃんから衝撃の発言。
彼のことちょっとだけ好きでいてもいいわよと薄く微笑むところで次回へ続く。
なんだか嫌な予感がするのう。
シグルド「ふざけるな」