『氷室の天地 Fate/school life』第137話感想 柳洞一成のオカルト強化デッキ敗れたり!マイナー日本偉人デッキが勝負を制した秘訣はメタ張りと情報力
あっさり負けた柳洞一成の心をえぐるギャラリーの言葉
今回の柳洞一成はお得意の日本偉人デッキをオカルトで強化していく戦法でしたが、そのデッキの特攻ともいえるカードが相手のデッキに入っていたのだ。強力なデッキも苦手なカードにはなすすべもなく負けてしまう。現実でもゲームにおいては勝負の世界でよくあることなのだ。一成の切り札の偉人「小谷部 全一郎」
マキジ達から知らねーとの声が上がるくらいマイナー。21歳でアメリカに渡航し、ハワード大学入学。さらにエール大学を卒業して、同大学院に進み、博士号を取得。牧師の資格も取った人。…そして重要なポイントなのが偽史創造者でもあるということ。アイヌ研究家であり、アイヌ人から聞いた源義経チンギスハン伝説を実証するために動き始めた人。こういう珍説それらしいものは彼が広める以前から存在したが、民衆に浸透させたのは彼が最初であり、「成吉思汗は源義経也」は大正末期のベストセラーである。当時の大陸進出熱とも相まって、一大センセーションを巻き起こしたとか。晩年は、日本ユダヤ同祖説も立ち上げた。…このカードにかかれば珍説は具現化する!
つまりこうなる
無理があるでしょそれは!なネタさえも思いのままでござる!
珍説特攻、偽史スレイヤー三田村鳶魚
一成のオカルト強化をすべて消し去ったのがこの偉人。随筆家、考証家。若いころは大隈重信の爆殺計画に参加。記者として日清戦争に従軍経験あり、「日本及日本人」などに江戸文化の史実考証を多数発表した。そう「時代考証」というジャンルを確立した人である。そんな彼の必殺技こそ…幻想破壊爆弾(マーブルブロークンボム)
歴史的事実と違う能力を使う偉人を弱体させ能力を無効化することができる…!これだけ聞くとじゃあ1枚くらい入れといたほうがいいカードじゃない?って思ったそこの貴方。このカードの能力は敵味方無差別です。本当にちょっとでも盛られていると弱体する能力を持つ。つまりこのカードを使おうと思ったらデッキ編成は相当に制限されることになります。そんなカードで何故一成に勝つことができたのか?情報を制する者は戦いを制す
ぶっちゃけ一成やその他のプレイヤーの戦術を研究して把握していたのだった。偶然ではなく全て対策済みの勝利だったというわけだ。これもまた戦術の一つ。惨敗した一成には悪いけどこれも勝負の世界なのだ。ゲーム関係ないところで女性は恐ろしいと想いを強くする一成であった
ロマニ「勝手に日本に墓を作られても困る・・・」