Fate/Zero 第9話 「主と従者」 感想
2011年11月27日 12:40 Fate/Zero
タイトルのとおり、各陣営の主従の様子が描かれてました。
ランサーが聖杯戦争に挑む理由も今回で明らかになります。
それを踏まえてランサーの現状を見ると彼の運命に同情を禁じ得ないですね。
終始殺伐とした雰囲気を最後のライダー陣営が吹き飛ばしてくれました。
ディルムッドの生前のエピソードの一端。
フィン・マックールのビジュアルがちょっとイメージと違いましたね。
彼の物語には金髪で肌が白くて美しいことからフィンと名づけられたとありますが、
この頃は老境を迎えつつあったから年齢はイメージ通りですが髪が金髪じゃないのが気になりますね。
とはいえそれは瑣末な問題ですね。英雄としての風格は備わって見えますし。
ここで重要なのはディルムッドの過去に何があったかということですしね。
それにしてもグラニアすごい美人さんです。
彼女から課せられた「誓約(ゲッシュ)」を守るためにランサーは主であるフィンから不忠者の謗りを受けるんですよね。
紆余曲折あってランサーは許されるのですがそれも一時の話。
フィンは異父弟の生まれ変わりである魔の猪をランサーに仕向け、ランサーはその時の負傷で亡くなってしまいます。
これが冒頭で大地に倒れ伏すディルムッドへと繋がります。
ランサーが現世で主への忠節を何よりも重んじてるのはこの出来事が影響してます。
しかし現世の主であるケイネスはこの忠義をまったく信用してません。
自分の下に居るのも腹に一物持っているからだと疑っています。
実に魔術師らしい考えですがそれだけに騎士の考えは理解できないんですよね。
相互理解を怠っていなければ二人の関係もまた違っていたのかもしれませんが。
切嗣の「超源弾」のせいでかなりの重症だけどかろうじて生きていたケイネス。
エリート街道を進んでいたケイネスも聖杯戦争に参加を決めてからがケチの付き始めです。
万全を期して用意した最強の英霊の触媒を奪われたことに始まって、現在は魔術師としても人間としても再起不能。
そんなケイネスさんにはまだ婚約者が居ると思いきや・・・女って怖いよね
ソラウがランサーにメロメロなのはご存知のとおり。
まるでケイネスに追い討ちをかけるかのように令呪を譲ってくれと迫ります。
指をボキッとされてなんなら手首を切り落としてもいいみたいに言うソラウさん
このゴミを見るような目はとても婚約者に向ける視線ではありませんね(汗)
一方、ケイネスと戦った切嗣たちも態勢を整えています
舞弥は痛々しい姿ですがアイリの治療魔術で事なきを得ました。
もっと重症だったアイリはピンピンしてます。本当にアヴァロンの力は凄まじいの一言ですね。
セイバーはこれ以上の犠牲を出さないためにもキャスター討伐を進言します。
しかし切嗣はあくまでケイネスへの追撃を行います。
「アイリ。今ここで数人、数十人の子供を救うことが僕たちの目的じゃない」
そしてあの場面でランサーが裏切っていたら自分たちの聖杯戦争は終わっていたことを言及します。
セイバーの行為についての不満はわかりますが切嗣がセイバーと最低限の意思疎通もしてないことにも問題ありですね。
それさえあればセイバーも聖杯のためある程度の妥協はしたはず。
彼女も王なので目的のために受け入れる度量を持ち合わせているのですから。
セイバーに切嗣への不信感からランサーとの信頼を優先したわけだし。
言葉も交わさず切嗣とセイバーの溝がどんどん深まっていくなかりですね。
アイリスフィールはその板ばさみで大変そうですよw
ケイネスから令呪を譲って(奪った)もらったソラウはランサーに自分と一緒に戦ってくれと持ちかけます。
仕える主はただ一人ケイネスのみと断るランサー。
それでも食い下がるソラウにやんわりと、しかしあくまで申し出は承諾できないと突っぱねます。
どこまでも忠義の騎士としてブレないランサーは最高に格好いいですね。
これだけ忠義を尽くしても主には理解されないというのも可哀想な話です。
ここで主のためというならケイネスに聖杯を持ち帰るべきだと言うソラウ。
主の為という切り口から攻めるとは中々のやり手ですね。
ソラウがケイネスのためにと誓う姿を見てランサーは聖杯戦争を続ける決意をします。
ランサーに言及されたときどもってましたしソラウはどう見ても他意がありますよね(笑)
グラニアと重ねて見ていたりとランサーも気付いているですよね。
奇しくも生前と似たような状況に陥ってしまったランサーはとことん運に恵まれていないな。
マッケンジー夫妻と食事するライダー陣営。
やっぱりこの二人は空気が違いますね。いきなりアットホームなシーンになりましたよw
にしても打ち解けている様を見てると、偉大な征服の王様も気のいいおっさんに見えます(笑)
ズボンを買ってもらったライダーは大手を振って出歩けるようになりました。
さっそくライダーに川から水を汲んで来てもらって調べるウェイバー。
魔術の痕跡を基にキャスターの工房の場所を見事に探り当てます。
ウェイバーも魔術師だというのがよく分かりますね。
それを褒めるライダーと頬をポリポリかきながら照れているウェイバーが微笑ましい。
ウェイバーがマスターとしての役目を果たし、ライダーがサーヴァントとしてそれに報いる。
この二人は理想的な関係を築きつつあります。
結果を出したウェイバーのためにキャスターの工房に乗り込もうとするライダー。
いきなり攻め込んでどうすると止めるウェイバー。
どちらも正論ですが今回はとりあえずブチ当たってみることになりました。
「大当たりではないか! なあ、なんとかなったであろう?」
結果としてはなんとかなってしまいました(笑)
人外魔境の蠢く触手どもを神威の車輪でものともせずに豪快に進んで行くさまは見ていて清々しいですねw
本来まっとうなキャスターの魔術師としての工房はもっと厄介な筈なんですよね。
工房が本格的ではないのはジル・ド・レェの伝承が関係してます。
彼は魔術師として語り継がれたわけじゃないから限定されてる能力があるというわけです。
見事突破できたのはライダーの運もあるということですね。
幸運A+ は伊達ではありません。
キャスターの工房の規制は予想通りです。
相変わらず詳細はわかりませんが何が起こっているかは大体伝わってきます。
犠牲者で作られたおぞましい家具を見て嘔吐するウェイバー。
ウェイバーのためを思ってのライダーの言葉の数々が優しすぎる。
そんな二人に襲い掛かったのはアサシン。
千載一遇のチャンスだから功を焦ってアサシンの一人が先走ったんですよね。
成功すればライダーを退場させられるとなれば気持ちが動くのもわかる。
とはいえ見事に失敗してライダーに討ち取られてしまいます。
他のアサシンの存在もバレちゃったりと代償として大きなリスクを伴ってしまいましたね。
キャスターの工房を完膚なきまでに破壊し、悪夢の工芸品を焼き尽くすことに。
それを見てやるせない表情をするウェイバーの頭をぐりぐりするライダー。
やっぱりこの2人の主従はいいですね。見ていて面白いというか安心できますよ。
今回のタイトルである「主と従者」
これがランサー、セイバー、ライダー、そして時臣と綺礼に見事に当てはまっているのが面白いですね。
次回は久しぶりに登場する凛のエピソード。
どうやらオリジナル展開がありそうで楽しみです。
もしかしたらキャスターvsバーサーカーとかあるかもと考えるだけでワクワクしますよ。
フィン・マックールのビジュアルがちょっとイメージと違いましたね。
彼の物語には金髪で肌が白くて美しいことからフィンと名づけられたとありますが、
この頃は老境を迎えつつあったから年齢はイメージ通りですが髪が金髪じゃないのが気になりますね。
とはいえそれは瑣末な問題ですね。英雄としての風格は備わって見えますし。
ここで重要なのはディルムッドの過去に何があったかということですしね。
それにしてもグラニアすごい美人さんです。
彼女から課せられた「誓約(ゲッシュ)」を守るためにランサーは主であるフィンから不忠者の謗りを受けるんですよね。
紆余曲折あってランサーは許されるのですがそれも一時の話。
フィンは異父弟の生まれ変わりである魔の猪をランサーに仕向け、ランサーはその時の負傷で亡くなってしまいます。
これが冒頭で大地に倒れ伏すディルムッドへと繋がります。
ランサーが現世で主への忠節を何よりも重んじてるのはこの出来事が影響してます。
しかし現世の主であるケイネスはこの忠義をまったく信用してません。
自分の下に居るのも腹に一物持っているからだと疑っています。
実に魔術師らしい考えですがそれだけに騎士の考えは理解できないんですよね。
相互理解を怠っていなければ二人の関係もまた違っていたのかもしれませんが。
切嗣の「超源弾」のせいでかなりの重症だけどかろうじて生きていたケイネス。
エリート街道を進んでいたケイネスも聖杯戦争に参加を決めてからがケチの付き始めです。
万全を期して用意した最強の英霊の触媒を奪われたことに始まって、現在は魔術師としても人間としても再起不能。
そんなケイネスさんにはまだ婚約者が居ると思いきや・・・女って怖いよね
ソラウがランサーにメロメロなのはご存知のとおり。
まるでケイネスに追い討ちをかけるかのように令呪を譲ってくれと迫ります。
指をボキッとされてなんなら手首を切り落としてもいいみたいに言うソラウさん
このゴミを見るような目はとても婚約者に向ける視線ではありませんね(汗)
一方、ケイネスと戦った切嗣たちも態勢を整えています
舞弥は痛々しい姿ですがアイリの治療魔術で事なきを得ました。
もっと重症だったアイリはピンピンしてます。本当にアヴァロンの力は凄まじいの一言ですね。
セイバーはこれ以上の犠牲を出さないためにもキャスター討伐を進言します。
しかし切嗣はあくまでケイネスへの追撃を行います。
「アイリ。今ここで数人、数十人の子供を救うことが僕たちの目的じゃない」
そしてあの場面でランサーが裏切っていたら自分たちの聖杯戦争は終わっていたことを言及します。
セイバーの行為についての不満はわかりますが切嗣がセイバーと最低限の意思疎通もしてないことにも問題ありですね。
それさえあればセイバーも聖杯のためある程度の妥協はしたはず。
彼女も王なので目的のために受け入れる度量を持ち合わせているのですから。
セイバーに切嗣への不信感からランサーとの信頼を優先したわけだし。
言葉も交わさず切嗣とセイバーの溝がどんどん深まっていくなかりですね。
アイリスフィールはその板ばさみで大変そうですよw
ケイネスから令呪を譲って(奪った)もらったソラウはランサーに自分と一緒に戦ってくれと持ちかけます。
仕える主はただ一人ケイネスのみと断るランサー。
それでも食い下がるソラウにやんわりと、しかしあくまで申し出は承諾できないと突っぱねます。
どこまでも忠義の騎士としてブレないランサーは最高に格好いいですね。
これだけ忠義を尽くしても主には理解されないというのも可哀想な話です。
ここで主のためというならケイネスに聖杯を持ち帰るべきだと言うソラウ。
主の為という切り口から攻めるとは中々のやり手ですね。
ソラウがケイネスのためにと誓う姿を見てランサーは聖杯戦争を続ける決意をします。
ランサーに言及されたときどもってましたしソラウはどう見ても他意がありますよね(笑)
グラニアと重ねて見ていたりとランサーも気付いているですよね。
奇しくも生前と似たような状況に陥ってしまったランサーはとことん運に恵まれていないな。
マッケンジー夫妻と食事するライダー陣営。
やっぱりこの二人は空気が違いますね。いきなりアットホームなシーンになりましたよw
にしても打ち解けている様を見てると、偉大な征服の王様も気のいいおっさんに見えます(笑)
ズボンを買ってもらったライダーは大手を振って出歩けるようになりました。
さっそくライダーに川から水を汲んで来てもらって調べるウェイバー。
魔術の痕跡を基にキャスターの工房の場所を見事に探り当てます。
ウェイバーも魔術師だというのがよく分かりますね。
それを褒めるライダーと頬をポリポリかきながら照れているウェイバーが微笑ましい。
ウェイバーがマスターとしての役目を果たし、ライダーがサーヴァントとしてそれに報いる。
この二人は理想的な関係を築きつつあります。
結果を出したウェイバーのためにキャスターの工房に乗り込もうとするライダー。
いきなり攻め込んでどうすると止めるウェイバー。
どちらも正論ですが今回はとりあえずブチ当たってみることになりました。
「大当たりではないか! なあ、なんとかなったであろう?」
結果としてはなんとかなってしまいました(笑)
人外魔境の蠢く触手どもを神威の車輪でものともせずに豪快に進んで行くさまは見ていて清々しいですねw
本来まっとうなキャスターの魔術師としての工房はもっと厄介な筈なんですよね。
工房が本格的ではないのはジル・ド・レェの伝承が関係してます。
彼は魔術師として語り継がれたわけじゃないから限定されてる能力があるというわけです。
見事突破できたのはライダーの運もあるということですね。
幸運A+ は伊達ではありません。
キャスターの工房の規制は予想通りです。
相変わらず詳細はわかりませんが何が起こっているかは大体伝わってきます。
犠牲者で作られたおぞましい家具を見て嘔吐するウェイバー。
ウェイバーのためを思ってのライダーの言葉の数々が優しすぎる。
そんな二人に襲い掛かったのはアサシン。
千載一遇のチャンスだから功を焦ってアサシンの一人が先走ったんですよね。
成功すればライダーを退場させられるとなれば気持ちが動くのもわかる。
とはいえ見事に失敗してライダーに討ち取られてしまいます。
他のアサシンの存在もバレちゃったりと代償として大きなリスクを伴ってしまいましたね。
キャスターの工房を完膚なきまでに破壊し、悪夢の工芸品を焼き尽くすことに。
それを見てやるせない表情をするウェイバーの頭をぐりぐりするライダー。
やっぱりこの2人の主従はいいですね。見ていて面白いというか安心できますよ。
今回のタイトルである「主と従者」
これがランサー、セイバー、ライダー、そして時臣と綺礼に見事に当てはまっているのが面白いですね。
次回は久しぶりに登場する凛のエピソード。
どうやらオリジナル展開がありそうで楽しみです。
もしかしたらキャスターvsバーサーカーとかあるかもと考えるだけでワクワクしますよ。
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