Fate/Zero 第13話 「禁断の狂宴」 感想
2011年12月25日 20:06 Fate/Zero
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今回はキャスターと龍之介の宗教観。
そしてライダーとウェイバーの覇道の兆しと卑屈さについての話が光ります。
今までに良好な主従関係を築いて来たこの二組。
ここに来て更に深まる絆が見所ですよ。
今回で1クール目が終わるFate/Zero。
ハッキリ言って良い引きすぎて先が凄い気になります。
生殺しもいいところですが2クール目に期待して待ちましょう。
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かつてライダーが生涯をかけて目指した最果ての海(オケアノス)
ウェイバーはその光景を夢の中で垣間見ます。
サーヴァントとマスターは霊的な繋がりによって夢の中で相手の記憶を知ることが出来るのです。
にしてもライダーは豪快な就寝姿ですね。いびきが五月蝿いw
自分たちの拠点へと帰ってきた龍之介とキャスター。
しかし何もかも完膚なきまでに壊されている有様に愕然とし、悲嘆する龍之介。
ええ、悪魔の憩いの場はライダーが徹底的に破壊しましたね。
「こんな、こ、これが人間のやることかよォッ!!」
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たぶん皆さん言ってると思いますがあえて言います。お前が言うな!
しゃくりあげる龍之介を慰めるキャスターはなんか良い事言ってるように見えるが騙されてはいけません。
こいつ等は自分の胸に手を当てて今までやってきたことを思い返してもらいたい。
バチが当たったのかな?と言う龍之介。
キャスターがコレを聞いて豹変しちゃいます。
生前の自分は瀆神のため悪逆非道の限りを尽くしたがついぞ天罰はくだらなかったと。
ジャンヌのことがあってからキャスターは自分を神様に罰させようとしたんですよね。
でも彼を殺したのは結局人間でした。
理由も富と領土の簒奪と言う彼からすればくだらない結末です。
「きっとこの世界は神様の愛に満ちてるよ」
それでも神様は居るんだと言う龍之介。彼の名言ですね。
吟味するように聞いているキャスターに己の宗教観を語り聞かせる様はなんとも不思議な光景です。
これは本当にいい所を突いてると思います。
人間なんて世界から見たら矮小です。
神様から見たらそりゃあ取るに足らない存在だから何をやろうとも全てが同じであると。
だから礼賛も瀆神も等しく崇拝と同じ行為であり、それら全てを神は愛している
まさに別次元の考えです。
これまでの鬼畜行為を一瞬忘れそうになるくらいでした。
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今まで導く側だったキャスターはマスターから新たな啓示を得て至福の笑みを浮かべます。
褒められた龍之介も照れながらも嬉しそうに返してます。
お互いの絆を深め合う2人、このコンビは本当に仲良しですよね(笑)
そして夕日の川辺で楽しそうにやり取りする二人の姿。
まるで青春アニメのようなワンシーンですがそんな楽しげなものでは断じてありません。
狂気に駆られるままキャスターは神様への盛大な突っ込みのため強大な魔術を行使しようとしているのです。
ここはアニメオリジナルのシーンですけど良かったです。
特にあのキャスターが「COOL」って言うのが面白い。
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もう一方の仲良しコンビであるウェイバーとライダーは一緒に出かけていました。
書店にてアレクサンダー大王の伝記本を読んでライダーのことを知ろうとするウェイバー。
そこへ買い物を終えたライダーがやって来ます。
本棚より小さいと見つけ辛いと言うライダー。
いやいや、ライダーがでかいんだよ!
嬉しそうに買ってきたゲームソフト「アドミラル大戦略」を見せるライダー。
パッケージからするとこれはサターンですよね(笑)
もちろん本体も購入済ですよw
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ゲームには興味ないって言うウェイバーくん。
じゃあお前が興味あるのはなんだ?とライダーの伝記を読んでいたがバレてしまう。
本人を目の前にしてこれは恥ずかしいですね。
でもそんなヒロインみたいな反応をするんじゃありません(笑)
ここは好きなシーンだけにカットされてる所がすぐ分かりました。
ダレイオス王が巨人だった件は無いのがちょっと残念ですね。
買い物する前の略奪と征服は駄目って言い聞かせるシーンは好きなので追加して欲しいです。
ウェイバーはここに来てライダーの契約について考えてます。
1話でも言ってましたが彼はもともと自分の実力で勝負したくて聖杯戦争に挑んだんですよね。
だからライダーのような勝って当然のサーヴァントで聖杯を獲っても何の自慢にもならない、と。
なんて贅沢な悩みなんだろうか(笑)
アサシンと契約していた方が遣り甲斐があったっていう発言もまた酷いw
アサシンにあやまりなさい!w
ライダーはライダーでウェイバーの聖杯に託す願いが己の背丈を伸ばす事だと決め付けている(笑)
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体格はともかくライダーと組んだことで自分の矮小さを自覚することとなったウェイバーは卑屈になってます。
ライダーは世界地図を取り出してじゃあここに自分とウェイバーの違いが分かるように書いてみろと言います。
世界単位で見ればライダーとウェイバーの大きさ比べなど出来ない。
極小でも結構、そしてウェイバーのことも大馬鹿だと評します。
「余もまた大馬鹿者だ」
「――だからな、坊主。馬鹿な貴様との契約が、まっこと快いぞ」
屈託の無い笑顔で言い放つ征服王かっこよすぎます。
体格とか器もデカイがとにかく屁理屈なんか抜きにしてもでかすぎる男です。
ウェイバーはそんなライダーとの出会いがあったからこそ成長していくんですよね。
今はまだ卑屈なウェイバーにもデカイ男になる兆しが出てきているのだと感じます。
この2人は本当に良いコンビですよ。
そして唐突に感じる尋常ならざる魔力の放出。
それは魔術にて最高のCOOLを執り行おうとするキャスターのものでした。
あまりにも大規模なためライダーだけでなくセイバーやランサーといった他の陣営も察知して駆けつけてきます。
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キャスターはセイバーがやって来た事に喜び、挨拶を交しつつも主賓は貴方では無いと言います。
聖なる怪物”ジル・ド・レェ伯爵にとって今宵の主賓は神様。
そのために冬木市のみならず世界の全てを飲み込むべく暴走を開始します。
そしてキャスターは異界の邪神を呼び出して融合し始める。
怪獣大戦争勃発
いや、もう本当にでかいしおぞましい怪物の姿がそこにはありましたよ。
光の巨人さんの助けが必要なくらいです。
キャスターさんもとんでもないボケをかましてくれるものです。
集まったセイバー、ライダー、ランサーはこれに対して共闘することに意見が一致。
先鋒としてライダーが戦車で突撃。ウェイバーは悲鳴を上げています(笑)
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続いて水の上を歩けるセイバーが水上を駆ける。
ここのセイバーが切りかかる所の作画が凄かった。
1クール目の最後の見せ場ってことで気合がはいってたのかもしれませんね。
今期はこの大決戦の先端が開かれようとするなんともいいところで終了です。
ということで「え?ここで終わり!?」と言いたくなる様な引きでしばらく待つ事になります。
これは本当に生殺しもいいところですよ。
これから盛り上がるだろうって展開から3か月を待たなくてはいけないとは・・・。
しかしクオリティを保つための分割だと言うならば待つしかありませんね。
幸いと言うか待つのは慣れています(笑)
製作者の皆さん、素晴らしい作品に仕上げてくださってありがとうございます。
続きも楽しみに待っていますよ!
うむ