Fate/Zero 第22話 「この世全ての悪」 感想
2012年06月04日 18:00 Fate/Zero
![Fate Zero 22 (1)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014211173.jpg)
ついに第四次聖杯戦争の最期の一日が幕を開ける。
決戦前夜における各陣営の様子が描かれていきます。
中でもウェイバーと綺礼が戦いに挑む決意を固めるのは見所。
前者は成長ぶりを、後者は魂の躍動を見せてくれました。
そして今回出てきた聖杯の中身。
不気味な胎動を感じさせてくれます。
![Fate Zero 22 (2)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014556250s.jpg)
歩いて帰宅したウェイバー。
もうヘトヘトといった感じで、いったいどれだけ歩いたのやらですねw
すぐに休もうと思っていたらグレン老人に誘われて星を見ることに。
コーヒーを飲みながらグレン老と話すウェイバー。
知りもしない過去に適当に相槌をうちます。
そして孫と一緒にこうして星を見るのが夢だった、本物の孫とは一度もそれができなかったとこぼすグレン老。
ウェイバーの暗示はとっくに解けていたのがここで明らかになりました。
一話でも些細なことで解けかけてましたからね。
ちなみに息子夫婦とは喧嘩別れしているので本物の孫の顔もご存知かどうか。
![Fate Zero 22 (3)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/201206050145579f0.jpg)
今まで自分の未熟さを思い知らされてきたウェイバー。
とうとう魔術師としての基礎である暗示さえ失敗させてしまって打ちのめされます。
そんなウェイバーにもっと騙してくれと頼む様にホロリ。
約束できないと返すウェイバーに命のことを語るグレン老の言葉は年をとったからこそ言えるものですね。
ウェイバーもここで身の丈にあった生き方を考えるようになります。
![Fate Zero 22 (4)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014557e8d.jpg)
アイリのことを既に諦めている切嗣。
今までやってきたように勝つことを考えて綺礼を待ち伏せすることに。
ということで聖杯降霊にもっとも都合が良い柳洞寺に居座っています。
何度も経験したこととはいえ慣れるはずもない、切嗣はかなりやつれていますね。
![Fate Zero 22 (5)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014557f96.jpg)
また一人になったなって・・・誰か忘れてますよこの人
しまいにはアレ扱いときました。
この期に及んでもまったく協力する気配がありませんね。
早々に諦めたマスターとは違い、アイリを探していたセイバーの報告も黙殺です。
アイリ捜索結果の報告をするセイバーをスルーする切嗣。
本当にこの主従は見ていて乾いた関係だなと思います。
![Fate Zero 22 (6)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014557a52s.jpg)
かつてのキャスターの根城に隠遁していた綺礼。
アイリ相手に聞き捨てならないとばかりに問いただしています。
余裕が出てきて笑うことが多くなった綺礼ですがやはり切嗣のことになると感情を露わにしていますね。
![Fate Zero 22 (7)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014341bc9s.jpg)
それにしても苦しげに呻くアイリがエロカワである
![Fate Zero 22 (8)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014417ad2.jpg)
ここで改めて切嗣の望みが人類の救済、恒久的世界平和だというのがアイリの口から語られます。
さすがの綺礼もなんだそれはと失笑していますね。
切嗣の人となりも見えてきて怒りが膨れ上がる。
そして用なしになったアイリの首を絞め折った綺礼は戦う意義を得たと笑みを浮かべます。
ここでの切嗣に対して憎悪し、奴を赦さないという綺礼の心理描写が無かったのが残念ですよ。
![Fate Zero 22 (9)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014417542s.jpg)
打ち上げられた魔力による狼煙。
ウェイバーとライダーもいよいよ最後の決戦が始まったことを理解します。
ライダーは愛馬であるブケファラスに跨りいざ戦場へと赴こうとする。
対してウェイバーは、ここからは本当に強いものしか行ってはいけないと言います。
自分の聖杯戦争はここで終わりと考え、令呪を使い切ってマスターであることを辞めました。
ライダーの足でまといになりたくない、覇道を穢したくないという思いからの行動でもあります。
一話で舞い上がっていた頃に比べると本当に成長しましたね。
![Fate Zero 22 (10)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014418176.jpg)
契約の証である令呪を失いマスターではなくなったウェイバー。
そんな俯いて吐き捨てる男でもライダーは連れてこうとします。
「マスターじゃないにせよ、余の朋友であることに違いはあるまい」
![Fate Zero 22 (11)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014418bbf.jpg)
意地を張っていたウェイバーもこのセリフが自分に向けられたものだと理解して号泣。
もう涙と鼻水でぐしゃぐしゃの男泣きですよ。
みっともなく泣くウェイバーとそれを笑い飛ばすライダー。
そしてウェイバーは自嘲も恐怖も全て忘れ、ただとライダーと共に勝つのだと戦場に征く。
朋友としてかのアレクサンダー大王と比類できるなんてすごいことでしょう。
このシーンはやはり心にくるものがありますよ。
![Fate Zero 22 (12)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014418117s.jpg)
魔力による狼煙はセイバーと切嗣も見ていました。
残った者たち全員が綺礼の定めた戦場に誘われていきます。
![Fate Zero 22 (13)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/201206050144191ad.jpg)
それらを待ち受ける綺礼とギルガメッシュ。
綺礼は時臣と違ってギルガメッシュとうまくやっていますね、令呪の使用まで許されています。
二人のやり取りを見たら時臣はどう思うんでしょうねw
ギルガメッシュは相手の感情の機微を簡単に見抜くのでやはり相性が良いのでしょうね。
綺礼が猛っていることから戦いの目的を見つけたことにも気づきます。
![Fate Zero 22 (14)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014441a09.jpg)
殺されてしまったアイリは聖杯の中身を見せつけられます。
積み上げられていた無数のホムンクルスからアインツベルンの非道な行いが垣間見えますね。
全部アイリと同じなのは趣味ではなく冬の聖女を鋳型にして作ってるからですね。
![Fate Zero 22 (16)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/2012060501444252e.jpg)
イリヤ可愛い
しかし口にするのは不吉な言葉。
イリヤの見た怖い夢、これが現実になるかどうかはステイナイトで語られます。
![Fate Zero 22 (17)](https://demonition.com/wp/wp-content/uploads/2012/06/20120605014442450.jpg)
周囲を染め上げていく黒い泥。
これこそがタイトルにもある「この世全ての悪」ですね。
アンリマユの漆黒を身に纏ったアイリは嫣然と笑う。
アニメだけだとここはちょっとわかりづらいかもしれませんよ。
いよいよ終わりが近づいてきましたね。
今回はウェイバーとライダーの存在が清涼剤でした。
他の人たちが捻くれてるので彼ら2人の関係はまさしく王道で安心できます。
もちろん捻くれてる人たちの、理想とどす黒い感情のぶつかり合いも楽しみですよ。
そして次回はいよいよ征服王vs英雄王ですね。
果たしてどんな描写をしてくれるのでしょうか。
ここは原作を読んだ時からいつかアニメで見たいと思っていたシーンだったので期待しちゃってます。
パッケージも黄色ベースで目を引くけれども和紙風なものなので優しい感じです。
また、サイズもクッキーやお煎餅と違い厚みがあるので、会社などで一人ずつに配った時に安っぽくならな点もお土産としてお勧めのポイントです。
個包装1つ1つに描かれた女の子の絵も華を添えてくれています。
配った時に席にいなかった人のデスクへ置いておいても、戻ってきた時に可愛くお出迎えしてくれそうで印象に残る一品ではないかと思います。