空の境界　the　Garden　of　sinners （2）　天空すふぃあ

天空すふぃあさんの描く空の境界のコミック版、2巻の感想です。
星海社のWEBサイト最前線でWEB連載中！
こんな素晴らしい作品が無料で読めるんですよ！（ステマ

「ここには、たしかな痛みがある。」



第２章「殺人考察（前）」の続きと第３章「痛覚残留」の途中まで収録されています。
相変わらず原作に忠実で読みやすくわかりやすい。
劇場版との描写の違いを見るのも面白いのではと思いますよ。



でもグロいシーンもあるのでそういうの弱い人は注意したほうがいいかも。



学生時代のエピソードは黒桐が式への想いを自覚し、どれだけ式に拒絶されても信じる黒桐が見所。
式を信じるのが当然だなんてお人よしオーラ全開である。
そんな黒桐に苛立つ式、織を考える式の気持ちが何処へ向かうのか。
黒桐は普通って言われてますが、こんだけ色々あって式への想いを変えないなんて十分異常である。



痛覚残留は好きなエピソードの一つという人も多いのでは。
この話の主要キャラである浅上藤乃も人気ですよね。

ありえないほど奇妙に捻じ切れた被害者の四肢
――凄惨な殺人事件の背後に浮かび上がる謎の少女の姿――。
「空の境界」史上最凶の魔眼使い・浅上藤乃が両儀式に襲いかかる！

となっていますがこの巻では二人が邂逅するところで終わっています。
次巻で決着がどのように描かれるか楽しみです。



痛覚残留といえば不良グループに性的暴行を受けて滅茶苦茶にされちゃう藤乃。
劇場版でも皆を驚かせたこのシーンですがコミック版では乳首はうまく隠されていますね。
ただ絵的な痛々しさだけなら劇場版よりも上だと思う。
痛みを感じないとはいえボロボロで打ち捨てられた藤乃が痛々しい。



そして相手を“曲げる”描写のグロさも劇場版よりも上ですね。
グシャグシャになった四肢とかこぼれてる臓物とか普通にわかる。
ですがFate/Zeroのコミカライズに比べればマイルドですので安心してください（何が



まあでも藤乃かわいいよ藤乃。



まほうつかいの箱のひびきちゃんがチラっと登場というファンサービスも。



あと礼園女学院の制服を着ている鮮花も登場。
藤乃と親友の間柄ですが其の辺のエピソードももっと色々見たいと思うんですよ。


3巻は2013年 発売予定。
魔眼 VS. 魔眼の荒々しいシーンの描写にコミックでも期待。
2巻の続きが星海社の公式サイト「最前線」でのweb配信で連載中ですので気になる方はチェックすべし。

天空すふぃあ『空の境界 the Garden of sinners』原作／奈須きのこ | 最前線