ファイヤーガール (1) 上・下巻 星空めてお

2013年01月06日 10:44 TYPE-MOON
ファイヤーガール 1巻 上・下巻 (1)

学園・異世界冒険ストーリーとなってますが日常もまた冒険。
ファンタジーというかとっつきやすいエンターテイメント小説でした。

>日ノ岡ほむらは高校一年生。
>「魔法使いやんねー?」と勧誘された彼女が入部したのは、
>未知の惑星の調査を部活動とする、国連所属の探検部だった。
>剣道少年の東野巧。
>文武両道で美人の先輩。ゴーレムの雨乃。
>そんな仲間たちとパーティを組み、木星に匹敵するスケールの虚惑星ヌテラへと向かう。
>雄大な自然と予想もつかない事件が、ほむらを心躍る冒険へと誘う。
>学園・異世界冒険ストーリー。


型月ファンならこの「魔法使い」という単語が出てきていることが気になっていることでしょう。
ぶっちゃけて言うと月姫やFateに出てくる魔法使いとは全く関係ありませんでした。
そしてこの作品はそういったTYPE-MOON従来の世界観や設定などとは全く関係ないお話です。

>奈須きのこ:「開拓」は何も物語中だけのテーマではありません。
>さらなる進化をとげたニュー星空めておの本を、貴方も新鮮な気持ちでお楽しみください


というわけで全く新しい星空めておさんの物語を楽しませていただきました。

近未来科学に魔法ありの舞台をバックボーンにしたジュヴナイルSF小説。それがファイヤーガール。
といっても地球においてそういったファンタジー要素は炸裂しません。
いわゆる剣と魔法の冒険は未知の惑星である虚惑星(ヌテラ)で繰り広げられます。
この作品は「冒険」がテーマであり、ヌテラを探検することが目的になります。
1巻では主人公のほむらが探検部に入って地球とヌテラを行き来しつつ
探検を進めていく上で成長していくというお話でした。

ヌテラは地球の10倍の大きさで表面積(広さ)は120倍、つまり木星と同じですね。
時間の流れも異なっているとこの辺はよくある設定ではないでしょうか。
地球とは物理法則等が変わっており、普通の人間もエルフになったり獣人になったり
魔法も使えちゃったりするのもそれが関係してますね。
役割などもあるんですがこれが軽戦士とか魔法戦士とか吟遊詩人とかまあ色々。
上記で触れた魔法使いもこの役割に含まれるというわけです。

とまあこれらの名称でSF惑星探索モノというよりは今流行のMMORPGの要素を感じられます。
主人公も最初はゲームの話と勘違いしたくらいです。
絵柄のせいもあってちょっとSAOを連想してしまいますねw

この冒険も国家が絡むようなプロジェクトなのできな臭い話もちょろっと出てきます。
探検が進むにつれてヌテラでの色んな事実が判明していくのですが果たしてこれがどうなっていくのやら。
ただの摩訶不思議アドベンチャーでは終わりそうにないけどワクワクするのは止められない。
命の危険はあれど今のとこ学生部活動の延長(ほむらの中では)であるこの惑星探査がどうなっていくのか楽しみです。

冒険がテーマと言いましたけど何も未開の地を開拓するだけが冒険ではない。
新しい事に挑戦することもまた冒険だとこの作品は教えてくれます。
それは部活だったり料理だったり友達を作ることだったり。
帰宅部である主人公がこれらに挑戦する、いわゆる日常パートもまた目が離せません。

ファイヤーガール 1巻 上・下巻 (3)

さて問題の主人公である日ノ岡穂群(ほむら)
最初は愛想は良くて美人で人気者だがパッとしないキャラだなーと思った。
嫌いなものが努力で将来の夢なし、とキャラクター紹介ではダメな子というのを印象づける徹底ぶり。
でも物語が進むにつれてすごい可愛くなってくるから不思議である。

ファイヤーガール 1巻 上・下巻 (2)

話の間に挟まれてるBUNBUNさんのデフォルメイラストの可愛さも一役買っています。

今ではこの作品で一番気になるキャラクターですよ。
作中のキャラは「メッキがはがれる」と称したがその過程で内面を成長させているからこその魅力と感じましたね。
そのせいかキャラがブレるとこが気になるけどまだ冒険は始まったばかりだ!

ファイヤーガール 1巻 上・下巻 (5)

ほむらを探検部に誘った同級生の剣道少年である東野巧。
ほむらのために色々してくれるので必然的に一緒にいる時間の多いこと多いこと。
というか1巻はほむらと東野コンビがメインといっても過言ではない。
おそらくその内にラヴコメ展開する確率が高そうだと睨んでいる。
そんな東野には一目惚れした相手がいるのでその辺の人間模様も見所ですね。

ファイヤーガール 1巻 上・下巻 (4)

そんな東野の一目惚れの相手である探検部部長の御陵真世。
普通にかわいいというかスタイル抜群でお○ぱいもあると自分好みである。
これは東野君が一目惚れするのも仕方ないなー。
特に1人だけボディいラインがはっきりわかるヌテラでの探検服がいい!
実はこれだけ武内崇さんのこだわりが入ってるんですよね。

>武内崇:ひとつだけ、拘ってリテイクをお願いしたのは「先輩の探検服をエ口くして」ということぐらいです(笑)。

流石は武内崇さん。そして要求に見事に応えた絵師のBUNBUNさんも流石です。
真世に関しては過去の経験から情緒不安定なところがあるのが気になりましたね。
その原因はやめてしまった部員との確執なんですけどこの巻では詳しいことにまで触れてません。
下巻の後半では随分と弱々しくなってしまいましたけど立ち直れたのかどうか。
たぶん完全復活の鍵となるのはやめた部員とほむらになるのではと思ったり。

ファイヤーガール 1巻 上・下巻 (6)

ロボ娘である雨乃。SFといったらやっぱりロボットはロマン。
しかも感情豊かなロボっ子、かわいい!役割はロボなのに盗賊らしいですよ。
残念ながら今回は冒険に参加しないのであまり活躍の場はなかった。
なので謎が多くて伏線らしきものもいくつかあったので今後に期待。
世界観を考えると他にもロボが出てくるのかと思うと楽しみであったり。

主にこの4人が青藍高校探検部のメインPTとして冒険していくことになると思います。
最初はキャラ紹介イラストを見ながら読みすすめてましたがみんなキャラが立ってるので夢中になれました。
今のところは自分の中ではほむら押し。でも真世先輩もかわいい。
これは全部BUNBUNさんのイラストが可愛いのがいけない。

当然、他にも魅力的なキャラが居ますよー。
ライバルかと思った日吉坂高校は普通に協力的で衝突も無かったので今のところ気になることはない。
上狛さんもお助けキャラだったので今後の劇的な変化は無さそうかなという印象。

ファイヤーガール 1巻 上・下巻 (7)

変化という意味では一番気になるのは九条さんですね。
友達になろうとするほむらの行動は上巻の最初と下巻の終わりで一緒。
でも二人のやりとりの結果は全く違うもの。これも冒険の成果ですね。
友達となった二人の会話はこれから面白くなりそうで期待。

あとはほむらの妹の月(つゆ)。そして冒頭で話だけは出てきたほむらの元彼ですかね。
この二人は日常において何かやらかしそうで面白そうだ。


というわけで未知なる惑星の冒険ストーリー面白かったです。
スケールが大きいだけにこの物語の終着がどうなるのか全くわかりません。
この作品は計六冊で3話の予定らしいです。めておさんによると・・・

>星空めてお:運よく続刊を世に送り出せましたら、今度は虚惑星ばかりでなく地球側の探検部の世界も広げていきたいですね。
>日ノ岡ほむらと、彼女の仲間たちの冒険の続きが気になる、という方、応援よろしくお願いいたします。


とのことでした。
既に引き込まれてしまったのでFate/Apocryphaと同じく次巻が待ち遠しい。
そしてガールズワークまで待ち遠しくなってしまいましたよ。
願わくばTYPE-MOON作品をどんどん生み出していただきたいですね。
星空めておさんこれからも頑張ってください。

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