『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』第73話(後編)感想 衛宮切嗣の意思を継がず正義の味方も背負わない道。衛宮士郎はその未来に向かって走り出す
間桐桜の復活!
美遊兄士郎と桜の決着はどのような形でつくのかと連載を追いかけていて気になっていましたが…まさか心臓が元通りになる道があったとは。桜の心臓は潰されていなかった!虚数空間の中にずっとあったのだ!それが今ここに戻って来た!桜も士郎も消える必要はないんだ!だが美遊兄士郎の命は今まさに燃え尽きようとしている
やりきった顔しやがって…
命の使い道はもう決めてあると言ってたけどこんなところで終わっていいはずがない!
今まさに終わろうとしていた士郎の前に切嗣との会話が再び
切嗣は士郎に自分の意思を引き継いでほしかったわけではない。正義の味方を背負ってほしかったわけではない。ただ美遊と一緒に普通の兄弟として生きてほしかったんだと!切嗣の口から語ってくれているではないですか!読者も衛宮士郎も欲しかったアンサーがここにある。つまりはまあ…美遊の兄として生きてきた士郎は間違えてなどいなかったんだ。
衛宮士郎とアーチャーの契約の終わり
いままでずっと美遊兄士郎に力を貸していたアーチャー。士郎が答えを得たことでその契約もここで終わる。背中合わせの構図と、この二人の会話が熱すぎてやばかった。子守はもううんざりだって言いつつもアーチャーが笑ってるではないか!桜の名前を口にしているのもいいものだ。女の子を泣かせてはいけないのは万国共通
士郎が居ないと桜は笑えないんですよ。泣かせるのは読者だけにしておきなさい。弓兵の本領発揮
間桐桜も衛宮士郎も命を落とすことなく決着がついた。アーチャーが遅ればせながら美遊の英霊召喚に合流することで七騎の英霊がここに揃った!こんなのもう負ける気がしませんよ。ちなみに契約を終了させるのに使ったのはアーチャーが投影したルールブレイカーである。
相変わらずこの短剣はどこでも万能すぎると思ったのであった。
亡奏心音
この人は呪腕のハサンだと思いますが、宝具の名前は間桐慎二の使ってたものと同じですね。あの場所へ…あの場所へ…と逃げるダリウスを掴むハサンのザバーニーヤ。巨人の心臓を潰すのではなく、巨人から本体であるダリウスを引っ張り出すアシスト。 さあ遮蔽物のない空中で弓兵の矢に対処するお時間ですよ。予想外に頑張るダリウス
回避は不可能。ならば全力で受け止めるしかない。文字通り命を賭けてダリウスは最後の一撃を乗り切ろうとする!そしてついにアーチャーの矢を止めてしまったダリウス!これで決着だと思ったのに止めてしまうとは。本当にしぶとい男である。そのことは認めてもいいかもしれない。誰か忘れてませんか?
決 着 !
美遊の存在を忘れていたというか…無防備になってるところを攻撃しない理由がないというか…何はともあれ気持ちの良い決着である。終わってみればあの絶望的な状況を覆してしまった。それもこれも美遊が頑張ったからである。これで大団円だ…!となるには一つの問題が残っていますね。
イリヤのことがどうなるかまだまだ目が離せません。
©Hirosi Hiroyama ©TYPE-MOON
めっっっっっっっちゃ久々だなプリヤ感想!?