『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』第48話(後編)感想 ついに判明する神霊の正体。イリヤとベアトリスは狂戦士の力で他の誰かの為に戦い続ける
前回からイリヤが全力で達成した神話におけるトールとヨルムンガンドの宿命の再現。
すなわち「9歩後退したのちに力尽きた」これがトールの最期。
だが再現を果たしてもベア子には効果が無かった。
でも本当の真名へのヒントは出てきたのでまったくの無意味ではない。
ベア子の神核の正体。それは「親父」という言葉に秘められていたのだ。
他の人がわけがわからない中でルヴィアさんはそのヒントで真名にたどり着いた。
ぶっちゃけるとその正体はトールの息子。
トールじゃないフラグを立てまくてこの方向は予想外でした。
さらに恥ずかしながらトールの息子は何人か知っててもこいつは知らなかったのだ。
トールよりも手に負えないと言われるその神霊の真名は…
トールとヤールンサクサの子、マグニ
トールでさえ死んだラグナロクを生き延びてミョルニルを継承してみせた息子。
怪力を誇りトールの特徴を色濃く受け継いだ神霊がベア子のカードの正体でした。
逸話を調べたら倒した巨人の下敷きになって抜け出られなくなったトールを
生後3日目のマグニが駆け寄り簡単にどかして救出したなんてものがありました。つよい。
しかもトールよりも手に負えないというのは弱点が無いということでした。
それってズルいぞ!
作戦失敗からイリヤはベア子に押され始めて一転してピンチに。
そしてついに時間切れ。カードは排出されてしまいそうになるが…イリヤは耐える。
自らの意思で押さえ込んでみせる精神力。イリヤは本当に強くなった。
世界は違えどバーサーカーにお願いするその姿は読者に反則級に効く。
けれどイリヤは満身創痍。ベア子のミョルニルはもう発動寸前。万事休す。
ここまで来ればもう諦めちゃっても許されるだろうに…
イリヤは諦めてなどいない
イリヤのこの願いが叶ったらそれはどれだけ救いのある話だろうか。
状況はそれを許さない。
そして凛たちはイリヤの代わりに冷徹な判断を下す。
「後より出て先に断つ者(アンサラー)」
「斬り抉る戦神の剣(フラガラック)」
そう、バゼット・フラガ・マクレミッツの一発限りの使い捨て宝具。
何千年もの時を乗り越えてきた数少ない宝具の現物。
相手の切り札に対して必ず相手より早くカウンターをを叩き込む。時を逆光する一撃。
どれだけ相手が強力でも因果を歪ませない限り宝具の打ち合いであればまず負けることはない。
光弾は敵を穿ち、相手の宝具発動は全てキャンセルされて無効となる。
ベアトリス、墜つ
どこかでイリヤならベア子とも仲良くなってしまうのではと思っていた。
だが現実は非常。イリヤの力が及ばず倒すしか方法がなかった。
ベアトリスは最後まで好きな相手のために殉じて逝く。
最後は己の中にある好きという感情が確かなものだと信じられたのだろうか。
それにしてもやはりバゼットさんカッコイイし強い。
次は桜ンスロットの番です
こうなると桜の結末も近いのではと思ってしまう。次回も目が離せない。
まさかマグニとはこのリハクの目(ry