【Fate】革命前から革命期までも多くの人物の処刑に関わったサンソン
「私に対する反逆が起こったらお前どうすんの?」「陛下、私はルイ16世を処刑した男です(その時が来たらお前も処刑するんやで)」「私の目の前から失せろや」
って流れじゃなかったっけ
イエス
本によって多少の差はあるけど、回想録に則るならサンソンの返しを聞いてエンガチョ的なしぐさで「こいつが我々を処刑することもありえる!」と叫んだのはナポレオンと一緒にいた人、
「失せろ!」とは言わないが、茫然自失から立ち直ったら挨拶もせず「行こう!」とさっさと立ち去ったのはナポレオン
なんかそういう話聞くと老年バージョンのサンソンも見てみたくなる
めてお作成で
めてお作成なら安心できるな
老年バージョンだと園芸と飼い犬大好きなおじいさんだよ
めておのサンソン愛は本物っぽいからなぁ
キャラ作成から関わるならどうなるのか気になって
まあ冷静に考えると若年期で召喚されてるサンソンがあんなに暗いのもおかしいと言える
伊達男気取ってモテまくってた時期やんけお前
生涯通して差別されまくってたのも確かだし…
処刑人の生涯はあまりに重すぎる
まあ差別されまくってたのは確かだけど、差別に従順というわけではなかったし、
そういう扱いを受けたらかえって罵倒するわ、意趣返しをするわと、そうした評価と戦ってきた男だからなサンソン
生涯の記憶を持ってるとはいえ、あの暗さは召喚された年齢を考えるとね
まあ史実云々に関してはサンソンに限った話でもないが
サンソンは反論はすれども面と向かって相手を罵倒し返したような記録はないが…
というか処刑人の言う事なんて基本的に聞いてくれないことを分かってるからね
正々堂々と主張するためには裁判の場まで持っていかなければいけないことが一度ならずあったくらいだし
そういう評価と戦ってきたってのは本当にな…悲しいくらいだ
それにFGOサンソンは言うほど暗くはないと思ってる
きちんと反論すべきところでは反論してるじゃないか
あと気取り屋だの傲慢だのパリの断頭台の評価は、他者記録絶対主義の作者が当時の処刑人への偏見に満ちた記録を真に受けすぎてるだけで、
そのせいで王の死の場面とかむしろ回想録の記録と矛盾する箇所があるくらいだから、あんまりそのまま信じ込まないで欲しい
資料としては悪くないけど、パリの断頭台はシャルル=アンリ・サンソンの部分に関しては信用ならない記述がちょくちょくあるから注意が必要
おお、専門家っぽい人が
参考資料としてはどんなのがいいん?
「死刑執行人サンソン」が良いとココで教えてもらった
日本語で読めるやつだと
まず一番はやっぱり「死刑執行人サンソン」
これが一番読みやすいし良くまとまってるし、面白い
次に絶版で入手難しいけど、回想録の内容が抜粋でもそのまま読める「ギロチンの祭典」
(ただし、モニク・ルバイイが編集したためにサンソン家回想録の本文そのままではなく、註が本分に組み込まれてる箇所があったりする)
これがサンソンの人柄がそのまま伝わるような気がするけど、死刑執行人サンソンを読んだあとの方がいいと思う
ギロチンとそれにまつわる革命時代の話を載せてる「ギロチンと恐怖の幻想」は副読本としていい感じ
バーバラ・レヴィの「パリの断頭台」は先述した通り、当時の処刑人への偏見に満ちた記録を真に受けすぎてるのと
他者記録絶対主義のようなよくある落とし穴のせいで、シャルル=アンリ・サンソンの部分に関しては信用ならない記述がちょくちょくあるけど、
資料としてまとまってて多くを知れるし、特にフランス革命時の雰囲気を掴める
ただし、回想録を読めばすぐ分かる程度の矛盾がちらほらと、もはや侮辱なのでは?レベルにサンソンへの悪意ある回想録の抜き出し方をする
漫画で手っ取り早くサンソンを知りたいなら「ダンス・マカブル2」がオススメ
ありがとう、助かったよ
罵倒というより処刑人と名乗らずに同席したと逆ギレした貴婦人に名誉毀損に訴えられた時に
誰も弁護人を引き受けてくれなかったというエピソードがあったが
裁判で相手の弁護人相手に「こんなことも知らないのか」的な事を辛辣に言ってた記録があったような気がする
まあ罵倒は言い過ぎだったな
あとロンヴァルの騎士名乗ってたり、貴族にしか許されない青いコート着てたってのもあるしなぁ
革命前でも処刑ならサンソンだけど
革命起こされた王侯貴族も、革命起こした連中も全部サンソンが処刑してるのよね
ロベスピエールとかお前革命指導者なのになんで処刑されてるのよ
なぁに、革命指導者は結局大体はサンソンの手にかかって死んでる
ダントンもサン=ジュストもロベスピエールも全員断頭台行きよー
別に処刑人自体の給料はそんな特別良かないけど、
医者で稼いでたから割りとブルジョア育ちではあった
(金持ちからふんだくって、パンピーにはボランティア)
革命期になるとクソ不況で、国も給料未払いだったりで普通に困窮してた
つか、国全体が困窮してましたけど
セイレム以前のサロンドマリーでのギャグ属性がそれを打ち消してるけど
日本だと「死刑執行人サンソン」「パリの断頭台」「ギロチン革命」
の三冊くらいしか無いような
パリの断頭台悪かないと思うけどな
泥沼期の情報量多いし、数値的な資料も興味深いし
集英社新書の方は革命泥沼期の描写は割愛多いから
国王処刑関係に焦点当てていて(それも悪かないけど)
新書以外はそもそも絶版だけども、図書館行けばあるか
断頭台は古本が密林とかで安いけど
2部OPのたわわな少女。
あれの真名候補としてシャルロット・コルデーがありますが
彼女の処刑にもサンソンは関わっているのだ。
処刑だけの出会いも一応は顔が広いということになるのだろうか。
己の役目と死に対して真摯に向き合っていた彼だからこそ、そう言ってもいいのだろう。
ちなみにギロチンの刃って斜めになっているじゃないですか。
あれって切れ味を良くするためのものでルイ16世が自ら提案したという逸話がある。
後年、その断頭台の刃が自らの処刑に関わることになるのはなんとも皮肉である。
サンソン「勿論です。プロですから」