TVアニメ『Fate/EXTRA Last Encore』第3話感想 熾天の檻を目指せ。武器を捨て停滞の海で来訪者を迎え入れるシンジとドレイクに剣を取って抗うハクノとネロ
シンジの罠から抜け出してリンと合流しての撤退へ。
ネロちゃまもさすがにサーヴァント三騎相手は分が悪いか。
バーサーカー化しているとはいえどれも一騎当千の英霊たちですからね。
それよりもハクノはもうあの状態から警官すべて倒してしまうとか何をしたのだ。
鍵はおそらく死相(デッドフェイス)。
チャクラ・ヴァルティン成立後、ごく稀に発露するようになった強化現象。
どれほどのことまでできるのか気になるところです。
リンに助けられて共闘関係を結ぶことになるハクノ。
少なくとも現状においては敵対する理由もないけど後は怖いですね。
そしてハクノとネロに飲まされたマスター用とサーヴァント用のドリンク。
わざわざ説明したあとにリンがネロと同じものを飲んでいるのが気にかかる。
もしやこのリンはサーヴァントの誰かが化けている可能性も?
キャス狐「ご自由にお飲みください」
サーヴァントが化けているなんて発想が出てきたのもこれのせいなのだ。
これがお遊びなのか伏線なのかは非常に気になるところ。
3話もネロちゃまは可愛い
チャクラ・ヴァルティンにより変わったと語られる聖杯戦争のルール。
その中で注目すべきがフロアマスター。
各階層に残ったマスターの中で戦歴が優れたマスターが選ばれる。
おそらく今後はそのフロアマスターたちとの戦いになっていくのだろうか。
聖杯戦争のシステムも一部は残ってはいる。
それが月の聖杯戦争における恒例のマスター同士の一騎打ち。
勝利によりマスターは上の階へと進むことができるようになると。
下から上の階層へ上るにはムーンマイルラダーを使用する必要がある。
だが下の階層に下りるだけならラダーは必要ではない。
上の階層が嫌だからと下の階層に逃げるマスターも居るわけか。
ならばシンジの用意した場所は確かにそういうマスターたちの楽園だったのですね。
静観しているムーンセル、破壊されるかもしれないセラフ。
アンジェリカケージ。七つの海の底に君臨する熾天の檻。
外部からの知的生命体がムーンセルにアクセスする為の中枢に起きた異変。
確かめるには上に行くしかないと。
そのためのラダー。そのための一騎打ちという条件。
…待てよ?辺獄に降りてきたラダーもその条件クリアがトリガーとなっている?
なら…あの無銘は上の階層から降りてきた誰かのサーヴァント可能性も…?
シンジはころす
これほどザビーズから出るのがおかしい台詞もない。
わかってはいてもハクノは岸波白野とは違うという印象がどんどん大きくなる。
そしてハクノにあるのは自分がころされた時の記憶…もしくは記録か。
少なくとも一人分のものではなさそうなのですが…さて。
美しいネロちゃま
ネロもなんだか落ち着いた印象があるのは彼女も繰り返しているからなのか。
ハクノも言動だけは物静かですが内にある憎しみが隠せてないのか
その覇気は人懐っこい鳥たちが逃げ出してしまうほどである。
でもネロの美しさがハクノの心を幾ばくか揺らしているっぽい感じもしますね。
ハクノがどんな存在であれこのネロの存在が救いになると思いたい。
聖杯戦争を続けよう
シンジとの一騎打ちをするために敵の本拠地へ乗り込むことになる。
そこではリンが三騎のサーヴァントを足止めしつつハクノたちのサポート。
ハクノとシンジの一騎打ちが実現できるように頑張っているのだ。
だがサーヴァントが防壁を壊してなだれ込んでくればリンちゃんピンチ。
普通ならリンは絶体絶命なのだが何かしら手段があった様子。
ハクノの利用が大前提とはいえ、ハクノは命に代えても死なせないというリン。
謎は多いがしばらくは協力者として信じてもよいのでしょうか。
見慣れた月海原学園の光景
最下層とは違う無印ゲームで何度も見た懐かしの学園風景ですね。
そこでシンジと対峙することになるハクノ。
シンジの言葉を聞いてもハクノの心は動かない。
それどころかシンジの心を揺さぶっていくハクノ。どこまでも無感動。
シンジのフロアマスターとなった経緯も明らかに。
誰かを手にかけたことずっと気にしていたんですねシンジは。
そしてチャクラ・ヴァルティンにより何かが変わった。
元々は何か自分が居た証、確固たる記録を残したかった間桐シンジ。
そんな彼が人間が無価値じゃないと、証明する。
そのために用意したのが新設海洋都市ケープ。
ころしたり、ころされたりする聖杯戦争をやめて街を作ろうと。
ドレイクはシンジの夢に付き合って停滞の海を受け入れ
武器を捨ててサーヴァントの力を封印していた。
そしてシンジは来訪者を本当に歓迎していたんですね。
少し心配してたけどシンジとドレイクがアニメでも良い主従関係で良かった。
それにしてもまさかアームストロングが見れるとは思いませんでした
Sword, or Death
挑戦者であるハクノの言葉にシンジも熱が入って迎え撃つ。
「Fate/EXTRA」の華。マスターとサーヴァントひと組同士の決戦である。
リソースを全て突っ込んでのドレイクのための戦場も出来上がる。
シンジもなんだかんだで備えていたんですね。
ワイルドハントをアニメで見られる日が来て嬉しい
リンはもう地上に戻る場所は無い発言とか
サーヴァント三騎を倒してしまったように見えるこ描写など
気になることがたくさんあるのだ。
魔力供給シーン
うむ、サーヴァントにマスターの生命力を魔力として与える行為。
その方法は様々だが、接触による供給がもっとも効率がよい。
ハクノめこのようなキスをためらいなくできるとは…!
勝利の鍵となったのはネロが持つ皇帝特権スキルが。
わかりやすく説明すると不可能を可能とする何でもありである。
ちなみにコミカライズやドラマCDでもドレイク戦では活躍しているのだ。
友達じゃなくてきっと親友
決戦は短めでしたけど、長い時間を戦闘に関わらずに過ごしてたと考えれば納得。
ゲームでは負けた時、シンジはもがいて涙と共に消えた。自分は負けてないと
アニメでも自分たちは負けてはいないと言うのは一緒。
だが勝つことができなかった要因は自分の怠慢も含めて受け入れていました。
親友を手にかけて、それを無意味にしないために立ち上がった。
何もかも自分の意思で始めたシンジなりの戦い。
その終わりを迎えて最期に口にしたのが親友のことだったらいいなと思います。
笛吹き男の夢の跡
永い間ずっとあった京楽の都市。
ドレイクさん本人にとって面白くもない苦痛のような生活だったろう。
それに付き合っていざ自分が敗北して消えそうになると契約を切ってマスターを生かそうとする。
本当にシンジのこと見込んでたんだなって。
仮にシンジが消えなかったとしたら上の階層について来てくれただろうかという妄想。
リンという同行者を増やしてハクノは2階層へと挑むのであった。
というわけでこのアニメの聖杯戦争が見えてくる3話でした。
相変わらず主人公については謎が多いけどこの世界のことは徐々に見えてきましたね。
原作とはまったく違う物語でも、シンジもドレイクも根っこの部分は同じ。
それを見てこの世界もまた可能性のひとつなのだなと実感しました。
次回は2階層で待ち受けるであろうロビンフッドとダン卿との戦いに注目です。
少しペースは急ぎ気味な印象だったかな
シンジは時間が経ちすぎてハクノの記憶が摩耗してた感じなのかな