TVアニメ『Fate/EXTRA Last Encore』第4話感想 時は西暦3020年。SE.RA.PH崩壊から約1,000年を迎え最後の人類となったマスターたちは何のために戦うのか
ネロとお風呂ふたたび
リンも普通に入浴している。ムーンマイルラダーは身体を癒す効果があるからネ。
つまりムーンマイルラダーで上がるたびお風呂があるということになる。
ハクノはドレイクの言葉を反芻している。
対戦相手の言葉に何かしら影響を受けるのはゲームと同じか。
あとネロがすんごい格好しているけど反応しないハクノ。
白野みたいに欲望とか解き放ってもいいのですよ。
アニメのダン卿が渋くてカッコイイ
映像でダン卿が見れたのは嬉しいが何やら様子が少しおかしいような?
騎士の本懐と口にしてたのでまだこの時点では違和感は大きくなかったんですけどね。
容赦のない攻撃を仕掛け始めてからおかしいという気持ちは強くなります。
ロビンフッドの調子はいつも通り。視線は少し意味深。
ネロとハクノのふれあい
戦闘中というのを忘れそうになるくらい良いシーン。
ネロちゃまもどんな時でもと言ってますしまさにそれを体現している。
憎しみで突き動くハクノですけど素直なところはちゃんとあって安心しました。
生きていくうえでどんな感情や事柄にも豊かさは大事。
思えばこの世界の地球ではそれらが失われつつあるのでしょうか。
ネロの言葉にも心動かされている模様。
彼女がきっかけで良い方向へと進んでくれることを祈るばかりです。
「そのように生きられたら良かった」という言葉が少し切ない。
ロビンフッドとの戦闘。
ハクノが毒の攻撃に対して素早くコードキャストを使用したことに地味に驚く。
一番最初に射線を確認したことといい既に戦士の風格が出ている。
これは戦いの経験があってそれを思い出して活かした形でしょうか。
それにしてもこうして毒で溶ける蛇とか見ると恐ろしい。
ロビンフッドがハクノに仕掛けた揺さぶり。そしてトラップによる捕縛。
最初はマスター狙いかとも思いましたが少し様子がおかしい。
狙い通りという言葉もあってどうやらサーヴァントを倒すことが目的のようだ。
もしやこれはダン卿とロビンフッドの意見と方針が原作と逆転しているのか?
ロビンフッドとハクノが似たもの同士という表現も少し気になりますね。
ロビンフッドの思惑通りにネロのピンチ。
ハクノは令呪によるブーストで切り抜けるが相手は森の狩人。
二の手も三の手も抜かりはない。こういうところが恐ろしいのだロビンフッドは。
強がっている時のネロの表情が弱々しくとも凛々しくて美しい。
そんなピンチを救ったのはラニでした。そういえばリンは何をしているのだろうか。
ラニによる第2階層とフロアマスターの説明タイム。
薄々は察してましたが変わってしまったダン卿のことまで含めて概ね予想通り。
驚いたのはラニが50年も待っていたという情報。
気になるのは「あと一度だけ星振が現れる」という言葉。
つまり少なくともハクノの前に一度は星振があったということですよね。
そしてこのラニも本当にあのラニなのか。
助けられた状況がリンの時と何もかも似通っているから怪しいといえば怪しい。
ムーンセルに関する説明も切り込んでいく。
聖杯戦争も人の営みも、そして人類の輝きも遠い過去のように語られます。
「使用方法さえ間違わなければSE.RA.PHは人の理想郷になり得た」
誰かが間違えた…ということなのでしょうか。
誰かが間違えたとしたらその答えはこの夢の中にあるのだろうか。
ご存知のゲーム「Fate/EXTRA」におけるラスボスであるトワイス。
彼との会話はゲームと同じ部分もあったが一部違うところがある。
それは熾天の玉座に辿り着いたモノを歓迎していないということだ。
これがザビ子のもの…というのも少しおかしい気がする。
この記憶はもしやハクノや白野のものでもなく、別の優勝者のものでしょうか。
つまりトワイスの望む理想を体現してなかったので倒されてしまったマスターの誰か。
やはりハクノは敗北者たちの無念と憎悪を背負っている…のだろうか。
増えるラニ
彼女もプラナリアだったのかと思ったらただのドールでした。
いやそれでも凄いことなんでしょうけどね。
数多くの墓標はここで命を落としたマスターたちのものだという。
墓守のようなことをして彼等の意思と共にあるのだと言うラニ。
このラニはなんだか感情を持っているっぽいと感じますね。
そして最後に投下された情報は4話でもっとも大きな爆弾…それは
「Fate/EXTRA Last Encore」の世界は西暦3020年
そりゃもう驚いたし「ええー!?」ってなりましたよ。
しかも西暦3000年頃って月の珊瑚と同じ頃じゃねーか!とも。
そもそも「Fate/EXTRA」の世界って2030年の頃から袋小路だった。
そこから1000年くらい経てば人類が滅亡域に到達というのもわからなくはない。
地上に帰る場所がないというリンの言葉もそういうことかと。
これは確かに何のために上のフロアに向かうのか重要になってくるか。
想像以上にヤバイ爆弾が落とされた。
ヤバイけど話が楽しい。ますます目が離せなくなってきましたよ。
そして上のフロアを目指しているハクノの対戦相手であるダン卿。
最後のシーンでダン卿が軍人としての容赦ない面が剥き出しになっているのが決定的になる。
サーヴァントではなくマスターだけを狙えとかダン卿の口から聞くとは…
こんなダン卿を見るのは辛い。
たぶんロビンフッドも表情から察するにそんな気持ちなのではないかって気がしますね。
ロビンフッドはもしかしてダン卿の騎士の誇りを守ろうとしているのだろうか?
それともこの令呪による命令がまだ生きているのか
ダン卿にも胸の内に騎士としての誇りがあったのも確かだけど
ダン卿の日常は軍人としてのものだった。
長い年月でその体に染み付いた日常だけがダン卿を動かすようになってしまったのかな。
ゲームでは教会で妻に祈りを捧げていたダン卿。
教会らしき場所を本拠地にしているのは妻のことを忘れていないからなのか。
彼との決着がつくとしたらどうかダン卿の個人の戦いを思い出してほしい。
というわけで西暦3020年って凄いビックリした4話でした。
こうなると登場人物たちがどうなっているかなんて予想がつかなくなる。
対戦相手は本人たちであり倒すべき相手なのである意味では安心できます。
となるとリンやラニに、尼里ミサオ。そしてハクノ自身の謎。このあたりが気になる。
そしてこのアニメの結末がどうなるのかも見えてこない。
先が見えなくて楽しい。さあ次の話では何を見せてくれるのでしょうか。
何がどうなってるの…(4回目)