『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』第49話(後編)感想 イリヤならどうした?美遊は自分の戦い方で友達になれたかもしれない桜と戦う
コンプエース2018年3月号より
狂乱の桜ンスロットとの戦い。
今までの近距離戦闘とはガラリと戦法を変えて中距離からの攻撃が主体。
武器で切り裂くのではなく、黒いウネウネで美遊やクロを掴もうとします。
このウネウネがどれくらい危険なのかって?
掴まれたらアウトですよ
英霊のチカラで対抗するのは下策。
加えてクロとは相性がとても悪い。ならばどうするか?
魔法少女の力で切り抜ける
英霊のカードではなく、久しぶりに魔法少女の力がメインで活躍します。
そう、英霊の力が通じにくいのなら単純な高出力でゴリ押す。
単純なパワーで押し切るという魔法少女の華がここで光るのだ。
あとはクロとの連携で桜ンスロットをうまく倒すという作戦。
クロはどうしても英霊の力で戦うしかないのでタイミングが重要なのだ。
魔法少女のスタイルになった美遊を見て何かを思い出す桜。
美遊は士郎の大切な妹だと。先輩に美遊をころすなと命令されていると。
うん、後者は間違いなくあのジュリアンが化けた偽物の命令だろうけどもね。
大切にされている妹というのに思うところがあるのか桜は美遊を妬みまくる。
生きてればいいよねという態度になってしまう桜
今の桜は恋心を糧にして動き続ける狂戦士。
対して美遊は桜に対して憐憫の情が湧き上がっていた。
もしかしたら友達になれたかもしれない二人
あそこで桜がやられていなければ…こんな未来もあったのかもしれない。
ところでこのシーンを見て雪下の誓いBDの店舗特典を思い出した人も居るでしょう。
管理人もあの特典の描き下ろしに惹かれてあそこで買いましたとも。
作戦が上手くハマって桜の体勢を崩すことに成功する美遊。
イリヤのお株を奪いかねないほどの戦いぶり。
こうして美遊が作ってくれたチャンスをクロが活かす。
クロが用意した切り札、それは…
破戒すべき全ての符
これで英霊のカードを引き剥がしてしまおうという作戦である。
しかしクロは甘く見ていた。英霊ランスロットの技量を。
武器を奪われ逆襲されるクロ
恐るべきはちょっとやそっとの不意打ちやアドバンテージを覆す技量。
よほどの自信がない限りランスロットに接近戦を挑んではならぬのだな。
そしてルールブレイカーはクロにとっても致命的。
だがこれはまずいというところで美遊の判断が光った。
それはこの作品では美遊のイメージが強いあの宝具
今回は懐かしい美遊の姿をよく見るお話である。
刺し穿つ死棘の槍
美遊はこの時、イリヤならどうしただろうかと考えている。
それはきっと最後まで諦めないのだろう。ベア子の時と同じように。
美遊のように一瞬の判断ででゲイボルクを使用したりはできないだろう。
だけどゲイボルクを使用しなければクロがやられていた。美遊は間違ってないさ。
しかしこれでも決め手にはならなかった。
そう…桜にはもう心臓が無い。あの時に失われてしまった。
そんな状態でも動き続けていたのだ。
桜はこのあと泥の海に落ちてしまい二度と上がってくることはなかった。
事実を突きつけられて桜と一緒に読者も追い詰められていく気分ですよ。
一応は撃退ですが…まだ生きているんでしょうね。
桜がルールブレイカー握ったまま消えてるので何かやりそうです。
そんな予感がしますけど、イリヤを信じて美遊とクロは前に進む。
これでベアトリスも桜も撃退した。
これからエインズワースがどう動くのか。少し怖いが注目です。
やっぱり桜も救えないんやなって…