TVアニメ『Fate/EXTRA Last Encore』第8話&第9話感想 岸波白野という少女のおせっかいと想いを託されハクノとネロは再びマスターとサーヴァントの関係となり前に進んで行く
ネロとハクノでストレッチ
というわけで4層どうするのかと思ったらいきなり5層。
今までのフロアマスターは白野がゲーム原作で戦ったマスターの順番。
となれば4層の相手はランルーくんかガトーとなるわけですが
事前情報にはサーヴァントも含めて影も形も無かったのだから致し方なし。
主人公の成長に深く関わったという意味では今までのマスターよりは影響力が少ないですからね。
ガトーさんのサーヴァントは管理人という個人には影響力がハンパねぇけども。
5層には1人の殺人鬼が徘徊している
3層の怪物と同じ出会えば戦うしかない怪物というわけである。
しかし今までと違って敵の情報は多い。
リンも相手のことを知っているしネロちゃまも前のマスターと一度は倒した相手だという。
手の内知ってるのなら結構有利なのではと思います?
確かにゲーム的にはバーサーカーの李書文は容易い相手じゃった。
アニメではそんな簡単な相手ではないことを思い知ることになる。
ネロちゃまの「前のマスター」についての情報も明かされていきます。
ザビ子かなという確信に近いものはあったけど、ここでようやく明言されます。
一人のキャラとしてザビ子が扱われていてそれがザビ夫とは別に存在しているのだ。
もっともハクノの存在は普通ではないので少し複雑なところもありますけどね。
ハクノが最初は生まれ変わりかと驚いたほどだと語るネロちゃま。
デッドフェイスでそのイメージからどんどん遠ざかっているのではないかと少し心配ですね。
まるでそんなレゾンデートルに悩むハクノを見透かしたようにネロちゃまの語りは続く。
人間とは、それぞれに役割があり、それぞれに欠点がある。
自分と他人は違うものである。無理せずにできることをやっていこうと。
ハクノは自分を見失わずこの最後まで戦い抜くことができるかどうか。
ユリウスとの避けられぬ戦い
今までの対戦相手とは違って相手は明確にハクノを認識している。
待っていただけでなく懐かしい顔とまで言い放つ黒蠍。
ユリウスには果たしてハクノがどんな風に見えているというのか。
クー・フー凛
もはや普通にサーヴァント化しているリン。
公式の説明によるとデミ・サーヴァントであるという。
>サーヴァントの情報を自身に取り込み、その能力を継承したもの。
>基本的には召喚し、契約したサーヴァントでしか成立しない。
>しかし、どのようなマスターであれ英霊の霊基に耐えきれず、途中で崩壊するとされる。
>生まれながらにそう調整された個体であれば耐えられる可能性はあるが―――
FGOのマシュは調整されているから大丈夫というわけですね。
この書き方だとリンちゃんの未来もそう明るくはないようだが…
ユリウスに敗北しトワイスから提示されるハクノの本質と正体
ハクノは…デッドフェイスは生きながら死に囚われた者。
死人として活動し死をばら撒くだけの呪い。何も生み出さない悪性情報の一種。
多くの敗者、多くの死者、蓄えられた膨大な敗戦記録の死の総体。
岸波白野という彼女の要素を持った生者への憎しみだけで構成された殺人鬼だと。
これにはさすがのハクノもショック。
そして管理人はトワイスがもういいやと言い出したのにショック。
成長する必要はない。私たち人間ここまでだと諦めたのが地味にショックである。
ハクノは動揺するままユリウスに敗北してしまう。
そして出会ったのが岸波白野だった
>試写室
>ハクノが失意の中で辿り着いた記録。
>「キミは憎しみを知らない」という吐露に反応した誰かの余計なお世話。
>1000年前に行われた聖杯戦争では校舎の中にあった視聴覚室であったとも。
>いまはやきそばパンだけが残されている。
岸波白野という少女にも色々とあったのだよというお話。
ネロのことを寂しがり屋でかまってちゃんと評したり
こうしてアニメで色んな表情を見れるのが感慨深すぎる。
ネロという英雄の真実
ネロの“契約者”として岸波白野が受け取った告白。
特別なものであり、正しい契約者だけが得られる大切なもの。
彼女に託されたそれをハクノは受け止めることができるかどうか。
最初は受け止められなくて自分はマスターじゃないと言うハクノ。
しかしマスターとサーヴァントの関係は一体一のもの。
つまりは彼が一人で結論を出せるような問題じゃないということだ。
後ろ向きな奏者の心と魂をネロの言葉が動かし
ハクノは一緒に行こう。最後までセイバーの隣にいるよと言葉を口にする。
こうして二人はもう一度サーヴァントとマスターとして出来上がったのだ。
最後にハクノの言葉がネロちゃまの心に響いたのも含めて良いシーンすぎました。
奏者に真名と剣を預けてくれたネロのために新たに奮い立ったハクノ。
今まで吐き気を催すような憎しみの塊が希望を持って前に進む。
そうしてユリウスと李書文を正面から打ち破ることに成功したのであった。
だがデッドフェイスはいずれ全てを汚染して悪性情報に変質させてしまう。
その例がフロアをさまようだけの災害となったユリウスだったと。
ラニとリンの関係もよくわからない協力関係。目的はわかりやすい。
リンはまだついて来てくれるのならラニも…って思っている人も多いはず。
というか呂布っぽい巨人はやはりデミ・サーヴァントなラニということであろうか。
なぁにあれで退場だと思っていたラニがまたこうして登場したのだ。
もしかしたらまたどこかで会える。そんな気がしますよ。
8~9話でデッドフェイスやデミ・サーヴァントについて色々と明かされました。
謎も明かされ熾天の玉座も近い。
ネロとハクノは果たして満足な終を迎えられるのか。次なる階層に挑む。
…それと忙しくて感想が遅れたことを謝罪致します。
皇帝特権ってやっぱチートだわ