『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』第53話(前編)感想 明かされるジュリアンの聖杯にかける願いと「この世全ての贈り物(パンドーラー)」
コンプエース2019年3月号より
少女がパンドラと呼ばれるようになるまでの経緯
エリカという名前はダリウスが当主になるたびに付けた名前の一つ。その正体は6000年前に神々に作られた人間。「鍵」。そして彼女には「この世全てが詰まった箱」が贈られた。それこそがピトス。キュウセイブンシサイセイソウチ。漢字は出てきてないけど「救世分史再生装置」ですかね。人類が滅びるときこそ開けられる箱
箱は滅びを回避するための最終装置でした。だから人類滅びるまで箱は開けちゃダメよ。というのが彼女に与えられた使命。うむ、神代の昔から人類がいつか滅びる時を待っているのか。でもパンドラはそんなに長生きできるのかな。不測の事態で命を失う危険もあるのでは。そこは冷徹で合理的で血も涙もない彼女のお父様の手腕が光る。「鍵」が壊れたら困るから彼女の死も箱の中に入れてしまったのだ。つまり彼女は人類が滅びる時まで生き続けることになる。えげつない。いつしか人間を嫌悪するようになった少女
人間に化物を見るみたいな目で見られてきたであろう少女。そんな少女は「この世全ての贈り物(パンドーラー)」と呼ばれるようになり、そして彼女の神話が美遊たちの世界では起こることなく、何千年と生きながらえて1000年前にダリウスと出会った。そこからエインズワースとの歴史が始まるというところか。ジュリアンの「あいつはそんな言葉を何万回と浴びせられただろうな」という台詞からも血の繋がった妹ではないけど単純な関係でもなさそうだなと思いました。果たして友達になれるのだろうか
言葉とエインズワースの業でイリヤを翻弄するジュリアン
置換による転移と英霊カードから黒い力を射出という合わせ技にイリヤも防戦一方。そしてエインズワースの目的である人類救済について語る。この世界の人類は滅びの危機にある。今こそ箱を開ける時だと。しかし問題があった。あまりに長く過酷な旅でパンドラは精神が壊れていた。そして精神と一緒に鍵の機能も壊れてしまっていた。つまりジュリアンの聖杯にかける願いとは…聖杯でパンドラの箱を開けようとするジュリアン
俺の目的は箱を開けること、お前はどっちだ?開けるのか開けないのか?とイリヤに問いかける。またイリヤに過酷で大きな選択肢を与えている…イリヤが何をしたっていうんだ。心揺るがす選択にイリヤの取るべき答えとは?というところで次号に続く。開けるにしろ開けないにしろ、イリヤの目的からしたらエリカ…パンドラを助けるための道を取ると思いますが…さて。イリヤの答えに注目ですね。
神々「いつか人間どもが滅びる時まで箱を開けちゃイカンで。でも箱を開ける前に鍵が壊れたらアカンから鍵の『死』は箱の中に入れとくで」