『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』第32話感想 戦いを前にした衛宮士郎という少年に問いかけるあの人
ともだち
友達だった二人の運命が交錯する。
もともと目つきの良い男ではなかったが滅茶苦茶怒り心頭なジュリアンの眼光は凄まじい。
そんな態度を見ても訝しみながらもあいつは親友だから大丈夫という士郎さんの思考がもうね。
エリカも出てきて美遊の性質と「器」に言及したあたりからようやく士郎も事態を悟る。
やはりというか切嗣さんは美遊は絶対に外に出すなと厳命してたんですよね。
奇跡(美遊)を奪い取ろうとする敵にも見つかってしまうとも教えていた。
それをおいそれと外に出してしまった士郎さん相当に浮かれてたのかな。
そんな簡単に日常生活を送れるのなら朔月家のみなさんも苦労してなかったわけである。
準備も覚悟も足りなかったな(アーチャー風に)
美遊のピンチと理解してもいざ友達が敵となっても倒すことに躊躇してしまう。
今の士郎には覚悟どころか何もない。
いや、あるものを無くして新しいものをまだ手に入れてない状態か。
あと投影魔術で強化したメジャーソードとか面白いよね。
十本刀の刀狩りの張みたいな戦い方もできるのかなと思ったりしたぜ。
美遊も奪われ友達も失ってしまった士郎。
再出発しようとした士郎になんという追い打ちだろうか。
桜のこと考えるとこの士郎にはまだまだ受難が待ち受けているのかな…。
さらに街を滅ぼした闇はエインズワースの仕業というのも明らかに。
ジュリアンが「私」と一人称変えてたけどやったのはダリウスということかな。
闇が発生した事故とダリウスが亡くなった時期が同じ5年前ぴったりと一致しているし。
士郎もジュリアンどちらも父親の因果が関わる運命と考えると興味深い。
アンジェリカに串刺しにされた士郎を助けたのはラーメン屋の神父。
夢現とはいえ士郎が切嗣と間違えて言峰をオヤジ呼びするとか面白い。
胡散臭さ100パーセント
わざわざちゃんとした装いに着替えてくれたのにこの黒幕オーラですよ。
ラーメン屋の店主姿って予想以上に親しみやすい服だと再認識したよ。
しかもこの人は衛宮切嗣のことを当然のように知っているし
切嗣が5年前に聖杯(美遊)を手に入れたこともご存知だから怪しいってものじゃない。
言峰さんの役目を考えれば朔月家のことは知っていてもおかしくはない。
けど奇跡を手にした切嗣をほうっておくというのはおかしな話ですよね。
口ぶりからすると聖堂教会への報告もしてないっぽい。
もしかして切嗣と言峰さんある種の協定関係にあったのだろうか。
準備と根回しに抜かりない切嗣さんならありえる話ですけどね。
言峰さんも理由がなければ敵対しないし利害が一致すれば協力もあるだろうし。
少年に問いかける神父
ここでジュリアンというかエインズワースの悲願を知ることになった士郎。
皮肉にもそれは「正義」と呼べるたぐいのものであった。
人類史の継続っていう目的はFGOやってる今の時期にドンピシャですよね。
原作Fateでは聖杯戦争を戦うことを決めた士郎に問いかけた神父さん。
彼がこちらでもこうして戦いへの運命始まりのきっかけになるというのも面白い。
というかここだけ見ると本編Fateのコミカライズと錯覚しそうになるネ。
士郎が美遊のために戦うことは決まっているけど、これからその過程に注目したいですね。
にしてもジュリアンが士郎を盗人呼ばわりしてるけどそもそも君のものでもないよね。
っていうか裏切られたみたいな反応してますけど士郎は事情を何も知らないんだが!
みたいな反応をしてしまった管理人を許してほしい。
うん、これfateだ
プリヤどこー