『Fate/stay night[UBW]』アニメビジュアルガイド感想 奈須きのこさんと武内崇さんのインタビューに加えアニメスタッフの濃いお話が詰まった読み応えのある1冊!
メインキャラクターのデータと解説。
これといった目新しい情報はありませんが各キャラに設定画が添えられています。
アトラムに美綴に三人娘といったキャラも少しだがちゃんとあります。
プロフィールなども簡単にまとめられていて主にアニメ視聴から入った人向けのページですね。
奈須きのこ先生の実況もまとめられています。
発言をツイッターで探すのが面倒な場合はこちを使おう。
それぞれの解説や物語の補足、制作スタッフのコメントなど2クール分。
コメントは監督や演出の方が裏話的なことを教えてくれます。
こういうことを意識してやったというお話から、原作者のお仕事情報まであり
例えばアトラムの台詞はすべて奈須きのこ先生書き下ろし
「お前の勝ちだ。満足して死ねフェイカー」というギルガメッシュの台詞も奈須きのこ先生書き下ろし
といった情報が聞けますよ。
雑誌の版権イラストを収録したアートギャラリー。
ここはちょいと少なめだったので「あのイラストがない」といった感想を持つかもしれません。
最後には制作者側の座談会、奈須きのこさんと武内崇さんのインタビューがっつり掲載。
奈須きのこさんと武内崇さんも見事なアニメ化をしてくれたスタッフたちを絶賛しており
アニメを振り返っていろいろと語ってくれているので見応え有りですよ。
最初は最終話にロンドンとか構想になかったそうで漠然とエピローグ考えてたとか。
でもギルガメッシュ戦のあとにただのエピローグではテンション下がってしまう
じゃあロンドン編いっとく?ということでああいう形になったそうな。
FGOや事件簿のこともあったし視点を冬木から世界に広げる意味でもちょうど良かったそうです。
もうやるからには本気でファンサービスだ!ってことで確かに素晴らしい最終話でしたよね。
あとグラストンベリーは是非みなさんに聖地巡礼して欲しい(笑)とは武内さんの談。
いくら武内さんのお言葉でもおいそれと行ける場所ではないw
士郎と凛についてもがっつりと語られています。
やっぱり誤解されがちな士郎ですけど別に好きになってくれなくてもいい
最終的に理解してもらえればいいと奈須さんは考えていて
今回のアニメ化では美しくそれを描いてくれて嬉しかったそうです。
>奈須さん:士郎自身は美しくないんですよ。
>泥臭い平凡な人間が美しいもののために頑張る。
>でも、本人は報われると思っていない、願望の結晶のようなキャラクターなのかもしれません。
>それを#20、#21の士郎対アーチャー戦で見ることができて。
>当にいいものを見せていただいたなと。
凛に関してはもう完成されたキャラでありアップデートの必要もない。
絵のクオリティと植田佳奈さんの演技さえあればいつまでも古くならない。
奈須さんが凛を書き続けて14年。いくら書いても気持ちのいいキャラクターなので
まだまだこれから出番があるんだろうなーと他人事のように思っているとか。
これはもうロンドン編の続きとか聖杯解体編とかいろいろと期待しちゃっていいですかね!
そして劇場版HFルートというか桜のことについても触れられていました。
とりあえず奈須さんが圧倒されるくらい須藤さんの桜好きがすごいことになっているらしいw
武内さんには野望があって桜をアレンジしたいとのことでした。
現代風にアップデートしてファンのみんなにかわいいって思ってもらえるものに仕上げたいと。
あくまで野望でありやりたいと思っててまだ決定ではないそうですが
管理人は是非とも武内さんの野望を実現して欲しく思ってますよ。
劇場版HFルート、とても楽しみにしています。
ガーデンオブアヴァロンのイラストストーリー。
これだけ聞くと始まりから最後までダイジェストになっていると思うかもしれませんが
選定の剣を抜くところまでしか描写されてません。
なので登場人物はマーリンとアルトリアさんだけですね。
気になる続きはやはり小説を読むべし。
武内崇さん描き下ろしピンナップ
奈須きのこさんと武内崇さんのインタビューだけでなく
後半のページはスタッフの話と解説も詰まった一冊で読み応え有りました。
読み終えてみると丁寧に作られているビジュアルガイドでいろいろな話が聞けて良かったです。
アルクよろしくミニスカになったりするのかね桜
期待