『氷室の天地 Fate/school life』第141話感想 敵を強くしちゃってもいいのさ!氷室さんブラム・ストーカーで吸血鬼をどんどん創造しちゃおう
相手が有力市会議員の息子と知った時の氷室さん
安物のキャンディでコニャックを飲みそうな人になっている…!氷室さんの対戦相手はいいとこの息子さんでした。うん、氷室さんは市長の娘さんなんだけどね!とはいえそんなこと喧伝するようなことでもなく、いかにも恐れ多くて震える淑女の演技をしてみせデッキの情報をポロリ。策士の手管をご覧あれ。自分が正義だと信じる者こそ、もっとも残虐な加虐者になり得る
わざわざ対戦相手の女学生を脅しに来るという行為。そのことに関して氷室さんは正義という名の下に振るわれる棍棒の心配をする。そう、氷室さん自身が振るう正義の棍棒を
デスヨネー。ここで大丈夫かよ加減しろって心配するマキジさすがの友人。
成松はプレイングで勝ちたい男
だから氷室さんを脅したのはメタデッキで戦う円城寺のツレの勝手な独断専行であった。なかなかカッコイイ男じゃないか成松。ここで己の信念を貫ければもっとカッコイイが、四天王はもう後がないということで情報をもとにしたメタデッキを作ってしまう。この時点で彼は負けていたのじゃな。あと四天王倒してるひびちかコンビ可愛いなあ!氷室さんのキーカード、ブラム・ストーカー
本名エイブラハム・ストーカー、イギリス時代のアイルランド人の小説家。怪奇小説の古典でご存知「ドラキュラ」で有名。追わずと知れた吸血鬼ものの定番。ということで能力も「吸血鬼の創造者」という自分自身と王侯貴族のキャラクター全てが吸血鬼になるというバフ効果が奥義。加えて氷室さんのデッキはブラム・ストーカーを活かすワントップ型。「フリードリヒ2世」「アルフォンソ9世」「アメンホテプ4世」「アショーカ王」
信念を曲げて編成した王侯貴族によるメタデッキ。趣旨はブラム・ストーカーの奥義封じ。普通なら氷室さんが勝とうと思ったら王侯貴族を排除してからの吸血鬼化しかないのだが…成松は自分で墓穴を掘ったのだ。氷室さんは「吸血鬼の創造者」を発動!相手はすべて吸血鬼になる…!運河エピソードの偉人ムルデル
ムルデルはオランダ人土木技師。明治期の日本において港湾や河川の事業に携わった。東京湾の基礎も作った人。彼の奥義によりマップは川となる。川とは流水…つまり…吸血鬼は身動きが出来なくなる
まんまと策にハメられた成松。メインカードをすべて吸血鬼にされては成すすべがない。取り巻きが余計な情報を持ってこなければ…もっと言えば成松が己の信念を貫ける男だったのなら結果は違っていたかもしれない。己の信念を貫けなかった者の末路はみじめなもの。今回の敗北はそれに尽きるのですね。今度は正々堂々と戦ってリベンジしたい成松
ツレの不始末を詫びて去っていく。やはり悪い奴ではなかった。勝負が終われば遺恨もなく、試合の内容と同じように水に流せたようで何よりでした。
まさか元ネタ通りに全部手描きで…?