『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』第35話(前編)感想 その眼光は鋭くなり衛宮士郎は修羅の道へと進む――
反撃開始
もう読者からしても見るからに勝ちはどっちにあるか一目瞭然。
暗殺者のダークによる投擲ですら士郎が羽織を駆使しただけで弾かれる。
慎二とは目が違う、雰囲気が違う、何より誓いからの覚悟が違う。
だが慎二とてその身に宿すはアサシンのサーヴァントの力。
切り落とされた腕が蠢いて士郎の持つ干将・莫耶を絡めとり封じてしまう。
そこへワカメアサシンは反撃を試みる。
さあ双剣を封じられた士郎はどう反撃するのだ!
双剣使うまでもなかった
身体能力に任せた拳を叩き込みワカメアサシンをぶっ飛ばす。
ボコにされて慎二はもうわけもわからない。
見ての通り士郎は慎二と同じように英霊の力をインストールしている。
でもどの英霊とも繋がってないクズカードではそんなことはできないではないか。
ということでワカメさんによる種明かしである。
英霊に由来する遺物があれば座とカードを繋げられるとのこと。
ああそりゃあ持っているっていうかねウン。そのものだからねー。
にしても慎二が魔術に関わる案件を詳しくわかりやすく解説することにちと感動したのだ。
あとワカメの叫びにSNと同じようなコンプレックスと事情が垣間見える。
しかし士郎さん慎二を無視。
目の前で失ってしまった後輩の忘れ物を握り締め、寒がりだった桜のことに思いを馳せる。
何より冷たくなったのは今の士郎の心の内であろうか。
ワカメにはこれが余裕ぶった態度に見えてさらに激昂。
もう勝ち負け明らかだけど慎二はまだ士郎よりも強い気でいるのだ。
気持ちで負けたら戦いなんて終わりだしその意気やよし。
でも今の慎二は暗殺者なんだからここでは撤退もありだと思うんだけどネ。
辛辣な一言
まあ士郎さん背中を見せて無防備だったのに襲いかからないんだもの言われても仕方ない。
確かに闇に潜む暗殺者だなんて間桐慎二には向いてなかろうなのだ。
しかも練習とかいう口ぶりからすると初陣なんだからそれも尚更であろう。
妹に不意打ちかます時だけ暗殺者らしかったってのも悲しい話である。
増えるワカメ
必死な慎二にはわるいけどさすがワカメとか思ってすまない。
>「ワカメが増えて……。」
ひろやまひろしさんも巻末コメントで言ってた
増殖せずして何がワカメか