坂神一人と鈴鹿御前の物語は続く
「フェイト/エクストラ CCC FoxTail」単行本第8巻の続きから読めるお話。坂神一人が鈴鹿御前と出会いどのように戦ってきたのか。今回は聖杯戦争2回戦となる戦いが描写されています。カリギュラの次は源頼光ということで立て続けにバーサーカーと戦うことに。しかも強敵である。
源頼光のマスター、レイラ=ライドウ
正直このマスターも名前といい頼光さんとのやり取りといい既に個性的な気がする。EXTRA世界の聖杯戦争はマスターの多さが尋常ではないのでこうやってマスターキャラクターを新規に肉付け出来るのも面白いですよね。ちょっと戦い慣れてない娘感が可愛い。
鈴鹿御前と源頼光、日本的には有名な英霊たちが激突する
アリーナでの事前調査もあって既にお互いの真名は把握済みという流れ。戦場の作法も心得たものでお互いにいざ尋常に勝負!という合図を以って切り結ぶ!この対決は漫画で見られるのを前回から楽しみにしてましたが戦闘描写が本当に面白い内容でした。
余裕のない鈴鹿御前に対して余裕のある源頼光
技量は源頼光のほうが上とはキャス狐の見立て。加えて力技で鈴鹿御前の手数にも対応してみせる。宙を滑空してみせたり高速回転で盾のようになる刀も便利ですねの一言で済ませたり、射出された刀剣を無造作に手でつかむとかこの人やっぱヤバイくらいに強い。
相手にないアドバンテージを活かして力量差を埋める鈴鹿御前
三本の刀剣、才知の祝福、そして立ち回りで源頼光に小さいながらも傷をつけることに成功した鈴鹿御前。相手が自分より力量で上回っていようとも何のその。鈴鹿御前だって生前にヤバイ相手とは何度も渡り合ってきたのだ。自分は先輩でアンタは後輩、かしこまり?ってJKムーブと神通力で立ち回る!
ボロボロだけどアガってきた鈴鹿御前
ここから先はアタシのターンだし!とでも言わんばかりである。試してみるか?といった感じの鈴鹿御前の挑発。しかしこの誘いに源頼光は乗らなかった。本来の彼女であれば受けて立っていたかもしれない。しかし彼女は今はレイラ=ライドウのサーヴァント。マスターの指示にある臨機応変というオーダーに従い、武勇で競うのではなく、短期決戦に切り替えることにしたのだ。剣士としての矜持より従者としての責務を優先。マスターによって戦い方が変わってくる。これもまた聖杯戦争の醍醐味である。
お互いに宝具をぶつけ合う鈴鹿御前と源頼光
真名は知っていても互いの宝具はこれが初見。鈴鹿御前は源頼光の宝具を分身技と見立て、それなら天鬼雨の物量で餌食にできる…と思ったのが間違い。ご存知、源頼光の宝具「牛王招雷・天綱恢々」は敵陣を一掃する対軍宝具。本体への攻撃を疎かにしたツケとして、その本命となる一撃の発動を許してしまうのだった。こういう初見で敵の宝具性能を見誤るっていう描写もまた面白い。
「牛王招雷・天綱恢々」に対して「天鬼雨」を全弾GUARDに回して受けに回る
鈴鹿御前もまたマスターの指示に従って行動するが果たして源頼光の宝具を防ぎきれるのか?勝敗の行方は如何に、というところで次号に続きます。いやはや坂神一人と鈴鹿御前も強敵と戦ってきたんだなということがわかる回でしたね。これから先、誰に敗れることになるのかという点にも注目して二人の物語を楽しんでいきたいと思います。
マスターが止めなきゃそのまま斬りかかってたって
頼光ママこわい……