『Fate/EXTRA (フェイト/エクストラ) CCC』第42~44話感想 全霊をかけた岸波白野の行動がセイバーを動かす。ろび~な先生のアイディアが光る犬空間と無垢心理領域


BBちゃんのフリーで地獄なユートピア
久しぶりの感想なのであらすじから言いますとレオとガウェインがBBちゃんに敗北したところからのお話です。必勝の策を以って挑むも敗北した生徒会はボロボロ。白野もセイバーも成すすべなくBBちゃんの罰を受けて海の底へと沈んでいくことになります。
素の感情と本音がぽろっと出てしまうBBちゃん

犬空間を全裸で這う岸波白野
アレンジが光りすぎているというか、この手があったかと膝を叩きましたね。何もゲームと同じにする必要もないし精神攻撃の一環として見るとこれも自然なことだと納得。ちなみにBBちゃんも全裸で現れて白野に膝枕してくれます。後輩も頑張りすぎている。それでも前に進んでいってしまうのが白野ですけど、その時の顔ときたらもうBBちゃんを応援したくなっちゃうくらいです。
ドン引きするBBちゃんの気持ち
絶対的に優勢なのに先輩の姿にBBちゃんの心情のほうがボロボロである。そんなことで頭にきたBBちゃんはプログラムをけしかけるのですが、それが第三者であるユリウスの侵入を許してしまう結果となりました。BBちゃんがドン引きする諦めの悪さで活路を開くのが本当に白野らしい。
友人として手を差し伸べたユリウス
かつて表の聖杯戦争で自分に友人として手を差し伸べてくれたのは岸波白野。今度はユリウスがそのお返しにというかのような構図。これが最後の光景とか悲しすぎるんですよね。友人関係を深める二人がもっと見たかった…。
無垢心理領域
そしてユリウス兄さんの命と引き換えに虚数空間から救い出された白野は薔薇の庭園を歩いていた。ここもまたアレンジが光る。ろび~な先生のアイディアに拍手を送ることしかできない。
生前の恰好をした本能のセイバー
無垢心理領域の光景も本能とされるネロの姿もこの場所の特性と意味を考えれば納得できる話。本当にゲームではできないことを描写してくれるのが凄い面白い。内容を知っていても楽しめる作品に仕上がっています。
君に会うため前に進む
凄いことになっている。岸波白野やばい。まじヤバイ。腹が消し飛んでも、走れなくなっても、決して前に進むことをためらわない。ゲームと同じなんですけど内臓をぶちまけてヨロヨロとするシーンを絵にするとここまで壮絶になるのかと。
痛かったのはセイバーのほうが先だった。自分が記憶を失ったことでセイバーが思い出を惜しむことになった。そんな自分のために奈落へと駆けつけてきたのがセイバーだった。自分を信じてくれたセイバーのために全霊をかけられる。それが岸波白野の強さ。セイバーを取り戻したいと前に進む奏者の強さなのだ。管理人はCCC1週目はネロだったので当時はここ熱かったですよ。

そういうところだぞBBちゃん