『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』第58話感想 エインズワースの救済手段…それは人類史から独立した未知の世界の降臨
悪いおじさんに磔にされるパンドラ
穴から溢れ出る泥といい、どこかで見たことある光景。具体的には「Fate/stay night」とかですね。というわけでダリウスとの対決が始まりました。イリヤ、美遊、クロの三人による攻撃も置換魔術で簡単に回避してしまう。本家本元でありジュリアンのことを才能が無いと言うだけあってその実力は高い。ピトスの中にあったのは穴の座標
ピトスとはこの穴を持ち運ぶためのものだったのだ。箱はただの外郭にすぎない…それが壊れたことで穴はこの世界に固定されて泥を際限なく吐き出し続ける。こっちはこっちで聖杯を破壊した時の衛宮切嗣みたいですね。しかしこの穴は放っておいたら大変なことになる。エインズワースの秘匿していたパンドラの箱の真実がついに明らかになる。この世全ての贈り物が創り出した新世界
ダリウスやジュリアンの生きるこの平行世界ではついに人類史で開けられることはなかったパンドラの箱。中身は神々が詰め込んだ世界のあらゆる可能性。それが6千年の時を経て膨張(インフレーション)してしまった。それはついに一つの世界として確立してしまったというのだ。そしてその世界の強度と確度は滅びかけの人類史の世界を上回っている。つまり…もうこの世界はいらない
なるほど新しい世界に乗り換えるのが目的じゃったか。だが果たして飲み込まれた世界はどうなってしまうのか。世界の救済を目的としながら悪い大人の言うことには温かみがない。だから目の前の光景を前にしてイリヤは誰かのために、みんなのために抗い続ける。それが気に入らないダリウス
一瞬だけ笑みが消えてイリヤの言葉を否定するダリウス。誰かのために戦うものは負けるか…印象としてはダリウスの経験談っぽいように見受けます。このおじさんも最初にあった志を忘れてしまったタイプでしょうかね。さあダリウスの言うエインズワースの深遠はまだまだこれからだ。
©Hirosi Hiroyama ©TYPE-MOON
アザトース
「むにゃ…穴が開いてる…? もう朝なの…?」