『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』第59話(後編)感想 姉として妹達の未来を繋ぐために!過去の亡霊を葬り去るためにクロは戦う
全ての始まり…エインズワースにとってのイレギュラー…アーチャーのカード
確かに全てはここからだった。たった一枚の贋物のアーチャーカードによってお兄ちゃんは美遊を救い、イリヤは美遊と出会って魔術の世界に足を踏み入れた。最初は覚悟もなかったイリヤは今や一人の戦士として成長したのだ。そんなイリヤにまた新たな試練を課そうというのかこの世界は!破壊されるアーチャーのカード
アーチャーのカード…今までクロの力となってくれていた弓兵の力。これを失うということはクロという存在にとっては致命傷。逃げてくれと言いたい…しかしクロは逃げない。ダリウスを何とかしないと世界が終わる。世界のために…イリヤたちのためにも逃げない。そしてクロには切り札があった…読者もいつ使うのかと心配していたあの切り札が…。ああ…やはりそういうことなのか
クロが放つ最初にして最後の弾丸
Fateファンにはご存じの「起源弾」を撃ち込まれてのたうち回るダリウス。かつて衛宮切嗣によってこの弾丸を撃ち込まれた相手は例外を除いてみな再起不能にしてきた。魔術師にとって天敵となるこの弾丸で魔術回路を破壊されたダリウスはひとたまりもなく消え去ってしまう。あっさりした結末である。いやそんなことよりも大事なことがある!クロは…!?ダリウスと相打ちだったクロエ・フォン・アインツベルン
エインズワースが継承してきた魔術回路はダリウスという概念を生み出すもの。それを破壊したことダリウスは存在できなくなった。だがその代償としてダリウスにカードを砕かれてしまったクロは…心臓を潰されてしまった状態。こんな結末は見たくなかった。ちょっと待ってくれこんなあっけなく終わってしまうなんて…。人の生き死には戦いの中では唐突に訪れるとはいえ、イリヤにも美遊にもこの別れはあまりにも悲しすぎる。読者的にも辛い。
クロ…イリヤたちの顔を見るんだ…これほど愛されてた君は亡霊なんかじゃないさ。
お別れはありがとうの言葉ではなく、お姉ちゃんとして激励の言葉で
ああ…ハッピーエンドにはクロの存在が必要不可欠だというのに…一体どうなってしまうんだ。
ダリウスがまだ悪あがきしそうなのが不安でならない。
ハッピーエンドを迎えると行ったイリヤを信じろ…