Fate/Zero 第21話 「双輪の騎士」 感想

2012年05月27日 20:00 Fate/Zero
Fate Zero 21 (21)

セイバーとライダーの決戦。
ここのシーンはスピード感が凄い上に動きの一つとっても高クオリティ。
カーチェイスはFateであることを一瞬忘れさせるほどです。
カッコイイ演出とか、どの瞬間も見逃せませんよ。

そして後半にある間桐雁夜のシーンも見所の一つ。
新垣樽助さんの演技もあって強烈でした。

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浚われたアイリをバイクで追いかけるセイバー。
交通ルールを守る暇もありませんよ!
車線逆走・無免許・ノーヘル・速度違反といったところでしょうか。
仮に白バイがやってきても普通に追いつけないでしょうねコレw
一般の人達もビックリしてることでしょう。
しかしセイバーにはアイリを小脇に抱えて逃走するライダーしか見えていません。

Fate Zero 21 (2)

途中でライダーを見失ったものの、気配を探ってすぐさまライダーを捕捉。
そのライダーはセイバーを探す手間が省けたと迎え撃つ構えを見せます。
この辺りの台詞からもライダーがアイリを浚った事とは無関係なのではと感じられますね。
まあ元から怪しくて違和感バリバリだったんですけどもw
セイバー側の事情は知らなくとも、追いかけてくるセイバーとは車輪勝負で迎え撃とうとします。
ウェイバーもライダーのやり方に慣れつつある所に成長を感じますよ。

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無理をさせすぎて限界を迎えつつあったV-MAX
相手は時速数百kmで疾走する宝具とあって分が悪い。
そこでセイバーは自分の甲冑を馬鎧のイメージでバイクに着せてしまいます。
更に風王結界で空気抵抗を無くし、魔力放出による圧迫でタイヤを地面に食らい付かせる。
もうセイバーじゃなくてライダーですね、それも仮面ライダーですよ。

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追いついてきたセイバーとカーチェイスを繰り広げるライダー。
ドッグファイトの次はカーチェイスか!w
戦車が巻き起こす暴虐を避けるところ、
ニトロチャージャーを使用した時に一瞬だけ見える内部構造、
切り結ぶライダーとセイバー、
この辺は作画が気合入りまくりですね。
予想以上の映像クオリティに度肝を抜かれました。

Fate Zero 21 (5)

ライダーに切りかかった際にアイリの姿が無いことに気付いたセイバー。
そこでようやくライダーが逃走していたわけではないことに思い当たります。
とはいえここで背を向ければライダーにやられてしまう。

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ライダーもやる気満々でもはや激突は避けられません。
ここで賭けに出るライダーを認めるウェイバー。
戦場で笑い合えるようになるなんて二人の絆も深まりようも感じさせますね。
やはりこの二人はいい主従だ。

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セイバーの約束された勝利の剣を知りつつも、正面からぶつかり勝とうとするライダー。
遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ)で制覇しようとするも、軍配が上がったのはセイバーでした。
ライダーはここまで頼ってきた自慢の戦車を失うことに。

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それにしても約束された勝利の剣が放つ光線は目立ちすぎじゃないかな
ステイナイトの時も思いましたが、たぶん人目についてますよねw

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二人の戦いはセイバーがアイリの捜索を優先して場を立ち去ったことで決着はお流れ。
一応は引き分けでしょうかね。
ライダーはバイクに興味を持ち、街まで歩いて帰ることに悄然となるウェイバー。
痛手を負っても二人のやり取りは微笑ましい。

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襲撃者がライダーではないことに気付いた切嗣は間桐邸に乗り込んでいました。
アニメだけ見てると誰だか分からない男を尋問しています。
この人は雁夜の実の兄であり、ステイナイトで活躍する慎二の父である間桐鶴野。
なんというかワカメですね(笑)。
これぞ間桐の男って感じがしますよw
アイリの居場所は分からないものの、今回の仕掛け人が綺礼であることに気付く切嗣。

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なんという悪い顔
綺礼さんはしてやったりって表情です。

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アイリを浚ったのは宝具によりライダーに変身したバーサーカーでした。
己が栄光の為でなく(フォー・サムワンズ・グロウリー)
いつもはバーサーカーを覆う黒いモヤの役割を果たしてるものです。
今回の件は令呪を2個も使っての茶番でした。
雁夜が消費した令呪2個も監督役の権限を手に入れた綺礼はあっさり補充。
貴重な令呪の大盤振る舞いですね。

そして綺礼の話し方も余裕のあるものになってます。
雁夜が遠坂時臣と対面できるよう取り計らう綺礼。
もう既に時臣が亡くなっていることを知る視聴者からすればこれもまた茶番ですよ。

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綺礼の前に現れた間桐臓硯。
外道なじいさん、姿を現したのも聖杯戦争と関係なく好奇心からですよ。
こいつは油断なら無い相手なので綺礼も臨戦態勢です。
同類の匂いがするなど好き勝手言われ、余裕も笑みも消え失せちゃうほどです。
もうコイツとは殺るか殺られるかの結末しかない。
いずれあいまみえる時までこの二人の決着はお預けです。

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教会にやって来た雁夜。
そこには綺礼の取り計らいで確かに時臣の姿が。
憎悪と殺意をぶつけようとしたものの、既に死んでいる事実に愕然。
あまりの衝撃で自分の目的さえ忘れて雁夜は混乱してますね。
そこへ時臣の妻であり雁夜の幼馴染である遠坂葵が登場。

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何という出来すぎた流れ。
今宵の仕掛け人が用意した脚本の悪辣さを感じさせます。
やはり雁夜が時臣を殺したと思われちゃいましたけど、あながち誤解でもないですよね。
殺そうとしてたのは事実ですから。

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「あんたなんか・・・・・・誰かを好きになったことさえないくせにッ!」

咎める葵に雁夜は諸悪の根源は時臣だと言います。
時臣のことを本当に愛していた妻にそんな事を言えばこうやって罵倒されるのもやむなし。
でも命を捨てても惜しくないほど好きな人からこんな事を言われる雁夜の辛さも推して知るべし。

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壊れた雁夜は、これ以上自分を否定されないように葵の首を絞めてしまう。
ここのシーンは演出やら色々な要素で迫真性がありました。
特に、何もかも失って理性が崩壊した雁夜の演技が素晴らしかったです。

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そんな光景を酒の肴としていたギルガメッシュと綺礼。

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英雄王ご満悦
見識を広めた綺礼に対しての微笑みですがなんとも良い笑顔です。
そして嫌な見識です。

Fate Zero 21 (20)

要約すると人の不幸で酒が美味い
こんな酒ならば是非また飲んでみたいという綺礼。
肴にされる人達は堪ったものではありません。


見所ばっかりでしたがやはり最後のインパクトに持っていかれましたね。
本当に毎回クライマックスかといわんばかりです。
映像自体もスタッフさんが手間をかけているのが伝わって来て、見ていて飽きませんよ。
今回見せられた映像で次回のあそこはどうなるのかなと、本当に今から楽しみです。

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