【FGO】史実のシラノ・ド・ベルジュラックも十分凄い人なんだという話
作者本人の前で作者本人を完璧に満足させる改変やれって滅茶苦茶すぎる
題材になったけどシラノはこの劇の作者じゃないっす
シラノも作家だから認識こんがらがるのは仕方ない
シラノは月世界うんたらを書いた人
シラノドヴェルジュラックは友人のエドモンがシラノをモデルに書いた話、で良かったかな
時代がだいぶ違うからシラノの友人って訳ではないよ
あれ。友人ってどこで認識間違えたかな...
サヴィニヤンの死後、日月両世界旅行記を実在の親友アンリ・ル・ブレが序文、伝記を付して(あとちょっと削って)出版した話と混ざったのでは?
『日月両世界旅行記』→著シラノ・ド・ベルジュラック
世間的にはそんなに後者のが有名なんですかね?
俺は逆でシラノ・ド・ベルジュラックの劇は藤子不二雄の「まんが道」で多少語られてたから知ってたけど日月両世界旅行記は全然知らなかった質。史実でも存在してた事すら知らんかった。ちなみに欧州だとかなりシラノはメジャー枠
劇の方は2回ほど映画になってる1950年と1990年に。特に1990年版はカンヌ映画祭で10部門も賞を受けているから知名度は後者の方が上なんだろうな
シラノが作家でなく学者系や戦士とかだったら改変してもノッブみたいに笑って本人も楽しめただろうけど歴史に残る作品を作れる能力があったため自分が納得する作品を作れなかったんだろうな。
作ったはいいが内なる自分が添削して納得できないし自分が作成するからこその限界が分かってしまい八方塞になった
なんというかもう作家でありつつそもそも根が真面目だなーとなる
「他の作家が書いた物語のモデルとなった作家」ってのが本当にややこしい…
作家だからこそ物語における結末の重要性とそれを変えることの難しさを理解してるし、モデルだからこそ悲劇に対して大団円という結末を望む気持ちがある
そしてその性質が最悪の形で顕現してしまったのが今回の特異点という
そうなるのすごいわかる、わかるんだけど
ここまで面倒なことになっちまううってなるから本当に頭が痛い
騎士道って何?っていうのを「現実では出来なかった正義の騎士道に殉じる騎士であることを幻想で叶えた」十二勇士に語らせるのかな……
虚勢は張ったりするけどあの人根っこがどうしようもなく誠実なのがすごい伝わってくる……!
こんなの助けてあげたくなっちゃうだろ!わかる~。めんどくさがりながら一緒に悩む友達になりたくなる。
…悩まなくてもお前は魅力的だよ!って背中叩きたくなる。
本人だって十分に有名で強力な英霊だけどあまりにもう一人の側面が強すぎて影にならざるを得ない、っていうのはまんまシャルルマーニュの境遇と一緒だからねぇ……
史実がすごい人であることと今回みたいな悩みを持つことは全く関係がないんだお嬢さん
周りの人がどう評価しようと本人が悩みとして抱えたことを否定する要因にはなり得ないんだ
なんか、神代を過ぎてもフランスって度々バグみたいな奴が生まれるイメージあるな……(ステータスがヤバいデオンを見ながら)
むしろ史実が十分凄い人だからこそ自分の限界がはっきり見えてしまって面倒くさくなってる要因の一つになってるのよね…