【型月】一般人に知られた魔術は力を落とすので現代でも秘匿に尽力して子孫に一子相伝で継承して頑張る魔術師たち
家的に跡継ぎ作らないわけにもいかないのもあるんだろうけど
刻印を後に続かせる義務があるから魔術師は生まれながら縛られてるようなものよな
蒼銀でパラケルススが
「生まれる子供に希望を託すことは、魔術師もそうでない者もかわらない」と
とても尊く言っていた
あれが途絶えるのは一族の成果が消滅するのと同じやから跡継ぎは必須よのう
と、いうわけで二世はエルメロイからは負債を返すまで絶対逃げられないのであった
今オルガマリーさんの家は大変そうだ
というか魔術師って危ない稼業でいつ事故で体ごと途絶えるか分からないんだから、魔術刻印一子相伝とか非効率極まりないよな
刻印の性質的に分割するとデメリットあるからな
フル活用したいなら跡継ぎが全部持つしか無い
空想科学読本で、北斗の拳が一子相伝なのを
不安定すぎ効率悪すぎとバッサリしていたのを思い出した
まぁ魔術は使える者が多ければ多いほど薄くなるので
効率重視にできないのが前提という、正直欠陥が大きい技術体系だしね
だから科学に取って代わられたわけだし
一子相伝のわりに3兄弟とか使い手はそれなりにいてさ
GOAでケイが「お前ら魔術師なんてのは新しい事が大好き」って言われてたのが
いつの間にやら守旧的な貴族主義になったのは、その辺も影響してるんだろうな
権威主義の代表的な老害だったはずのロッコお爺ちゃん
何故萌えキャラになってしまったのか
アポPVの冒頭の台詞ってあれお爺ちゃんの台詞だよね
守旧派代表格のロッコお爺ちゃんが割りかしマトモだった分、
革新派の方にとんでもない地雷埋まってそう
あと魔術発生からの3000年で、もう新しい事なんてほとんど残ってないのも一因だろうね
”魔法”の椅子取りゲームももう終わってしまったし
魔術はもう粗方掘りつくされた鉱脈
一応貴族たちが既得権益で立場を繋いでいるけれど
それもいつまで持つかな
スピンオフでエルメロイ二世がSNSとか普及したら魔術秘匿なんて無理って言ってたっけね
確か魔法への到達よいも魔術そのものをツールとして使ってる学術集団が時計塔以外にあるんだっけ?
正直ロードのトップオブトップ、バルトメロイ家すら
2000年積み上げた魔術で根源に届かないんだから
魔術を目的とするのを諦め手段として割り切る集団がいても
然程おかしくないよね。というか真っ当
メディアが魔術を手段としてる辺り原典回帰というか
SNSなら魔術で防止しなくても普通に通信妨害とかでいいんじゃ
個々人が情報拡散手段を持ったうえでそれを拡散できるハブが大量に発生したらふさぎいきれないってことなんでないかね
俺もうろ覚えだから断言できないが
時計塔の老人がたには電話線を部屋に入れるのも嫌がるレベルがいて
ロッコ爺さんとかSNS?何それ?どんな分野の魔術?って感じだったしそもそも魔術師側が進歩に対応出来てない面がある
橙子さんの先生辺りは普通にスマホ使ってたから人によるのだろうが
だからまず魔術師側がそういうのを知って対応策考えないと神秘の秘匿出来ないってレベルの話
フラット「先生の仕事が増えますね!」
技術の研鑽と共有、交流、適切なルールと発表と蓄積こそが科学技術の根幹とも言えるから、それらが全くなければそりゃ行き詰まるよなぁ
天才とはいえ少人数から出てくる発想と蓄積なんて大したもんじゃないから、多くの近代に至るまでの発展は微妙なんだし
魔術協会はそのためのものでもあったんだろうね
神秘の衰退を押し留めるだけなら学徒を招き入れるのは明らかにおかしいし
ただ魔法の椅子取りゲームと魔術という鉱脈の枯渇が組織のあり方を変えたんじゃないかな
初心忘れるべからずなんて言っても、組織の運営方針なんて百年あれば劣化する
だからこそ、数百年に渡りそれを一度も違えなかったアインツベルンは凄いんだけれどね
彼らは人間ではなくAIの類だから、半端に融通訊かないのが功を奏したカタチかな
できなかったからって後片付けもせずにスイッチ切っちゃうけどな
今の魔術協会でそのことをどれだけの人間が理解・把握してるのか…
法政科辺りは頑張ってそうだけど
実は一番魔術の発展に寄与してるんじゃないかなって
その成果を運用してるのがマフィアってのが現実と同じすぎてタチ悪い
解毒でもジャミングでもハッキングでも、基本何かを妨害しようと思ったら相手以上の理解が求められるのに
それを画策する魔術師は科学に詳しくないという本末転倒
そりゃ隠蔽が上手くいくわけない
己を知れど敵を知らねば百戦全て危ういわ
文明が進歩した現代では計測できないものを操る魔術は容認されない。
さらに現代に至る数百年も前から文明社会の後追いしているというのが魔術の現状。
故に人間の技術である科学が未来に進むものなら魔術は過去に遡るものとなる。
それでもやめられない。止まらない。不可能と分かっていながら根源へ至ろうと試みる。
それが呪いのような絶対遵守の誇り冠位指定なのだ。
ホロウで触れられた言峰さんとバゼットさんに討伐された魔術師も命かけて頑張ってたのだろう。
今日も今日とて時計塔は魔術の更なる発展(すいたい)を目指す。
頑張ればワンチャンフラット君みたいなこともあるかもしれないからな