【漫画】『フェイト/エクストラ』第27話感想 主であるラニの、女の涙に負けた呂布が男前すぎる
令呪もサーヴァントも失ったラニが白野の前に対戦相手として立ちふさがった経緯が語られてました。
はっきり言っちゃうと熾天の玉座にて待つあの人がお膳立てしたという話。
ラニを選んだもの特に理由なく、強者なら問題ないから凛でも良かったとか身も蓋もない。
ともあれラニは男が見たがっている6回戦を戦うことに。
サーヴァント戦は終始バーサーカーがセイバーを押している描写。
白野はラニが対戦相手ということで動揺していてサポートどころではないのが要因か
セイバーも黄金劇場を使おうとするのですが令呪の後押しを得たバーサーカーの猛攻の前に倒れる。
今回はセイバーいいとこなしですが原作のゲームでのこと考えると
令呪の効果を得たバーサーカーの相手をして「軍神五兵」までまともに受けて生きているほうが凄いと思う。
しかし勝負を制したのはセイバー。
バーサーカーはラニの本当の望みを理解してセイバーにトドメを止めを刺すことはしなかった。
狂化しているはずなのにマスターの心を感じ取るとか漢だ・・・。
管理人にはここのバーサーカーの表情がマスターを気遣う哀しげなものに見える。
ラニと呂布の主従関係はファンの間でも物議を醸すことがあるけどその時に焦点となるのが
「二人はただ“使う者”と“使われる者の関係で呂布は狂化して理性を奪っている状態じゃないとラニを見限る」
「ラニに何かしら感じいるところがあるからなんだかんだで呂布はラニと共闘してくれる」というもの。
管理人はラニと呂布は良好な主従派なのでこの描写は嬉しいですね。
望んでいた呂布の英霊的な掘り下げは見られませんでしたが男前なところを見せてくれて良かった。
呂布は原作ゲームでこういうところ見せてくれないんですよね(ラニルートでの最期は漢)
戦うことになるルートでもただの狂戦士ですしラニの最期もすごいあっさり。
この漫画でのラニは半分ラニルートを経由しているようなものなので最期の言葉も“ともだち”としてのもの。
6回戦の結果は原作と同じでしたがこういう違った描写が見れるのがコミカライズの醍醐味ですね。
そしてラニが教えてくれた真実でいよいよ白野のレーゾンデートルと魂のありかにも迫るようです。
というわけで6回戦はあっという間の決着でした。
ラニが心を得ていたからこそ、この結末に涙せずにはいられない。
確かラニは呂布が生前狂うほど愛した女、貂蝉に似た面影があるらしいですね。
だから呂布は、たとえバーサーカーとして召喚されなかったとしても、ラニを裏切ることはなかったのではないかと。