アニメ『Fate/stay night[UBW]』第10話感想 葛木先生の凄まじき毒蛇百芸と凛のピンチに覚醒する士郎がかっこよすぎる!
覚醒のきっかけが凛を守るためにというのが最高にカッコイイ
だんだんと士郎の実力も伴ってきて成長が感じられるのも高まる理由の一つだぜ
凛が夢で垣間見た英雄の座に祭り上げられた男の記憶。
最期まで誰にも理解されなかった、或る騎士の物語。
アニメでは映像とカットの切り替わりで漠然とですがアーチャーの生前が伝わるようになってますね。
ここは彼の生涯が酷いものだったというのがわかればOKですよねとりあえず。
この中世っぽい映像(特に処刑人?)はミスリードなんだろうかw
原作だと詳細なモノローグがあるのでわかりやすいですよ。
上記ではその生前はひどかったと言いましたが本人は満足してたというのだからもうね。
…この時点ではね。
夢でアーチャーの記憶を見ちゃった凛だがわりとショックみたいなの受けてたりする。
マスターは契約しているサーヴァントの記憶を夢で垣間見ることができるのだが
良くも悪くもそれに影響を受けたりするのはよくあることだ。ケイネスさんとかは悪い方かな。
凛は後々のことを考えると良い影響であったのであろう。
ちなみにこれは事前知識があればカットできたりもできるそうな。
でも英霊の記憶を夢で追体験とかまさに夢のようだよね。
朝の凛とアーチャーのちょっとした言い合いにも夢見の影響が出ていて
凛の様子がちょっとおかしかったのはそれのせいなんですよね。
アーチャーの過去を知ってすごい怒っているのだ。
魔術師でありながら他人のために怒れる。そんな凛ちゃんが私は好きです。
葛木先生と一成の仲の良さに突っ込む士郎。
貴方たちも前回の脱がしたり脱がされたりした仲なのに関係は良好なようですね!
と思ったら、一成のなよなよした動きw
「私に酷いことするつもりだろう!エ□同人みたいに!」って台詞がついてもおかしくないw
それと、話は聞かせてもらったとばかりに凛が乱入してきたのにも驚いたw
キャスターに与えられた離れの部屋が何にもないだって?
大丈夫だ、しばらくすればほらこの通り。
Fateのアニメは背景にもこだわってますが、葛木先生を襲うシーンの直前は雪が降ってましたね。
作中の季節を意識したこの配慮もそうですが周囲の寂れ具合も良い。
打ち捨てられた建築物のボロボロ加減など本当にリアルですね。
その中でキャラクターが違和感なく動くのですから見ごたえあるのも当然か。
原作では町中での戦いでしたけどこれはアリですね。
言峰さんもさぞ安心していることでしょう。
雪の中、傘をさして帰路につく眼鏡の男。
らっきょのワンシーンを連想させる組み合わせですね。
幹也さんと同じことをして一般人を装うとは流石だぜ先生(言いがかり)
凛さんのガンドで傘が燃えてたけど、これって風邪ですむレベルじゃないよねw
このシーンの士郎とのやり取りはやはり葛木先生の教師っぽさ感じられていいですね。
少し残念だったのは旦那さんに悪事がバレて狼狽えたキャスターさんが見られなかったことか。
それでも士郎が余計なこと言おうとしたら殺気出てたし
キャスターも葛木先生の言う事を聞いているので二人の関係は伝わったと思う。
とりあえず葛木先生が操り人形という読みは間違いだったというわけなのだ。
だが誤算はさらに続く。マスターがサーヴァントとタイマンし始めたのだ。
まあ魔術師でもない一般人がこんなことできるなんて予想外もいいところだから仕方ない。
葛木先生のことがなければ間違いなく勝てる戦いだったのだが一転してピンチに。
この場にアーチャーがいないのが悔やまれる。
毒蛇百芸すげえ
実はマスターであり、その上で本人も只者ではないということが明らかになった葛木先生。
この衝撃の事実を目の当たりにした初見の人の驚きはいかほどであろうか。
初登場時から雰囲気が強者だったり、等身大パネルが地味にネタバレしてたりしてましたが
それでもまさかここまでトンデモない人だとは思わなかったのではなかろうか。
事前知識のある管理人ですらアニメ見て圧倒されましたもの。
あと凛のフトモモがいつも気になってる
「蛇」と称されるその技ですが、映像化するとこうもすごいのか。
見ての通りそれはサーヴァントすら倒し得るものなのだ。
そう、何を隠そうライダーさんを狩ったのは葛木先生その人である。
今回の話を見ればそれも納得であろう。
葛木先生に投げられたセイバーさんものすごい事になったましたが
それもその筈、時速200キロの剛速球である。
このパワフルさならライダーさんのあの倒され方もわかるというものであろう。
初見に加えて奇襲という限定条件で有利に戦えるのが葛木先生。
ただ蛇は二度目は脅威にはならないというが、それも実力者たちの間での話。
普通の相手なら初見とか闇討ちとか関係ないだろってのがよくわかるよね。
だって先生はディルムッドや小次郎さんが厄介と評した風王結界を一発で見切ってるんだぜ!
葛木先生の強さばかりが強調されてるけどセイバーさんだってすごいんですよ。
そりゃ初戦ということで圧倒されてたセイバーさんですが瞬殺は免れている。
さらにセイバーが立ち上がった時にはもう既に対応できているんですよ。
だから次に戦えばセイバーさんはもう葛木先生に勝てちゃうわけです。
極端だけど仕方ないのだ。強力だけどあまりにも特殊で見切られやすいんです。
それは芸術にまで磨き上げられた「技」と、極限にまで鍛え上げられた「業」の違い。
葛木先生もそれがわかっているから退却したというわけです。
原作ではキャスターの読み違えの説明と合わせて葛木先生の台詞があるぞ。
そして本来なら葛木先生はセイバーにダメージも与えられないんですよね。
攻撃がセイバーに通じているのはあくまでキャスターの「強化」のおかげ。
これは2ndシーズンのとあるシーンでもわかると思われる。
ちなみに葛木先生はこれでも全盛期に比べて実力が低下している。
ある時から修練を辞めてしまったので年々と腕前が錆び付いてきているのだ。
その「ある時」やら葛木先生の出自についてはホロウをプレイすればわかるんですよね。
原作のデッドエンドでは凛と士郎がやられちゃうものがあるんですが
葛木先生の人を殺めるのがこれで二度目というセリフやらちょっとした事情も垣間見えるぞ。
ついでに、この時のタイガー道場の飛頭蛮RINはあらゆる意味でインパクト大。
テンション高まる 士郎の覚醒のシーン
倒れそうになるところで気絶した凛をみて踏みこらえ
そこからとにかく何をしてでも凛を守らなければならないと投影の流れも最高ですが
投影シーンで盛り上がった後の葛木先生と士郎の戦闘シーンはもう凄すぎた
やっぱボロボロなのに凛を守るために覚醒する士郎とかカッコよすぎるよね燃えるよね。
それにしても盛り上がる演出と構成でしたね葛木先生と士郎の戦い。
原作だと双剣が砕け散る描写があるんですけど
アニメだと葛木先生に砕かれたように誤解されかねないから変えたのかな?
何にせよ今回の士郎の覚醒への流れは最高に素晴らしかったです。
あと真面目なシーンなのに一緒に空のランデブーする葛木夫妻に微笑ましくなるなど。
今回のお話の最後の締めはワカメ。
もしくは金髪の青年あらため金髪のサーヴァント。
言峰さんがしおしおだったワカメに水を与えたせいですっかり生き生きとしちゃってますよ。
調子も戻ったというか調子に乗りすぎというかw
何がすごいってこのワカメさんギルガメッシュにも馴れ馴れしくできるところですよ。
普通の人なら萎縮するなりなんなりするんでしょうが、ワカメは気安く肩に手をぽんですよ。
まあ流石にちょっと気圧されるぐらいはしているんですけども
それでも相手はサーヴァント(使い魔)というのがワカメのギルガメッシュに対する認識。
だからあくまで主人である自分のが強いと増長できるわけです。
身の程知らずも極めるとすごいことになるという良い例…なのかなw
ギルガメッシュはといえばもの凄くどうでもいいというか興味なさげなのがもうねw
でも不快なものというような認識はしている模様。
ナピシュチムの末、ウルクの奴隷と現代の人間の比較の話ですが
昔は古代人どんだけーと思ったものですが、今は古代ウルクの文明の一端を知っているので
なんだか納得できてしまう気がするぞ。
ギルガメッシュの目的もぼかされてますけど、これはまあわかりやすいですよね。
Zeroから入った方にも、あえてあの聖杯を使おうとする姿勢と今回のセリフで察せると思います。
それにしてもアニメでしっかりと尺を取ってこのシーンを描写してくれて良かった。
やはり英雄王としてのギルガメッシュがちゃんと見られるのは嬉しいです。
次回予告は最後のアーチャーに持って行かれた。
あの色々なモノが込められた台詞が絶妙すぎてゾクッときたよ。
YAMA育ちは型月において…最恐…