アニメ『Fate/stay night[UBW]』第23話感想 士郎の「全投影連続層写」がかっこいい!涼やかな風情の佐々木小次郎が死力を尽くして戦うその姿はまさに花鳥風月
実は管理人は小次郎さん大好きなんだ
開幕から凛ちゃんかわいい
魔力を持て余している士郎の台詞とか若干変わってますね。
アニメだと投影の10や20はいけるとなってますが原作だと軽いって言ってます。
気を抜くと魔力という燃料が漏れそうなくらい今の士郎はハイな状態である。
セイバーがエクスカリバーを使えるのが一度きりというのも衛宮邸の作戦会議で明かしてますね。
原作では柳洞寺に突入する寸前に凛が明かすという形でしたが
アニメでは全て納得の上でセイバーも戦っているという空気を強くするための構成だろうか。
今のセイバーは何があろうと凛と士郎の二人を生還させることこそが最大の目的である。
前回のラスボスみたいな慎二は何処へやら
そこには見事に原作のような巨大な肉塊となった慎二が居ました。
孔から溢れ出る呪いの魔力を注がれる蠢く肉塊の聖杯とはなんて悪辣な趣向だろうか。
池の水もすごいことになっていて、素人目にもこんなとこ歩いたらどうにかなるのがわかる。
柳洞寺には珍しい生き物も居るのにこれじゃあ大変なことになってそうだ。
どんなのが生息しているか気になる人は氷室の天地を読んでみよう。
水を凍らせて上を歩ければ楽なのだが
池の水はもう呪いに加工された魔力なのでそれは厳しいとか。
慎二を助けようとする士郎と凛の前に現れたギルガメッシュ。
ギルガメッシュの足止めをするはずのセイバーは思わぬ敵との遭遇中。小次郎さんである。
事情を知っているギルガメッシュは士郎たちは天運に見放されたと言いますが
原作ではなんだセイバーは居ないのかと残念がってたりします。
そして原作とは違って凛の問いにギルガメッシュが答えてやるというシーンがありました。
命を捨てる覚悟でも英雄王に問いを投げかけることすら許されぬと申すか。
ギルガメッシュに睨まれてちょっとビビる凛ちゃんかわいい。
最後にギルガメッシュのこと変態呼ばわりしちゃうのも流石です。
ここで生前のギルガメッシュとウルクが出てくるとは思わなかった。
もはや話すことはないと凛は慎二を救出することに専念する。
ギルガメッシュが凛を串刺しにしようとした一撃を士郎が素早く対応できたのは用意してたから。
場合によっては凛だけを逃がすことも考えてた士郎だがもはやお互いの役割はここに決まった。
凛は士郎を信じて呪いの中を進み、士郎は凛に向けられた宝具は一本たりとも通さぬ覚悟。
これ以上ないほどのコンビとして出来上がっていて見てて楽しい。
巌流、無銘
佐々木小次郎は架空の英霊。
キャスターがマスターであることの弊害は語られてましたが、今回は本人の口から色々と種明かし。
正確には英霊ではなく、亡霊に近い存在が小次郎の名とアサシンのクラスを与えられたのが彼の正体。
本当に佐々木小次郎が存在しないのかはともかく、セイバーの目の前に居る男は確かに実在した人物。
自嘲するかのような表情から目の前の決闘に全てをかける剣士の顔へ
この時の小次郎さんの表情がどれも良い。
第三法について言及するギルガメッシュ
この辺詳しくは原作やっているか、型月の作品を大体把握してないと厳しいかも知れない。
詳しくは劇場版のHFルートで語られることであろう。
そもそも聖杯を作り上げた始まりの御三家は、第三法による「この世すべての悪の根絶」が目的。
人類が抱える業の滅却のためだったのだが、いつの間にかその理念は失われたのだ。
その上、その聖杯がこの世すべての悪で満たされるとはなんという皮肉か。
そんな聖杯でも今のマキリとアインツベルンの望みは叶えられるからタチが悪い。
慎二を首尾よく救出した凛ちゃん。
意外とあっさり引き抜けるんだなーとか思ってしまったw
まったく大事なものなら手放すなとギルガメッシュも言っておったのにのう。
できそこないの聖杯だけあってそういうところも抜けてる所があるに違いない
慢心せずして何が王か
原作でも前座を楽しむが如く宝具を小出しにして戦ってましたが
アニメではより一段と遊んでるのがわかりますね。
「お前等に本気は出さん」という台詞までありますよw
士郎もそれが幸いしてなんとか戦えているものの、勝機は未だに見えない。
全投影連続層写
アーチャーの言葉を思い出すが今は自分にできることに専念する。
ここの宝具のぶつかり合うシーンはすごい盛り上がるしカッコ良すぎる。
見ただけで魔術を把握するのはわりとすごいこと。
慎二という核を失ってギルガメッシュを求める聖杯。
なんかおやって思ったらなんとエアを聖杯に向かってぶっぱなしましたよこの金ピカ!
原作だとこんなシーンはなく、エアは直接士郎に向けられてます。
アニメだと士郎はエアでの攻撃の余波でやられちゃってます。手加減した余波でこれとか
これは中々に面白いシーンですね。
聖杯についてはギルガメッシュも相応に評価しているのでエアを抜く相手としては納得も行く。
さらに、後のあのシーンで説得力を持たせて唐突感を無くすと思えば二重の意味で良い追加だと思う。
小次郎の相手に手間取るセイバー。
というのもセイバーは後のこと、士郎と凛のことを考えて小競り合いしかできなくなっている。
セイバー的にはギルガメッシュも相手にする予定なのでここはなんとか無傷で切り抜けたいのだ。
だが小次郎が勝負を仕掛けに来て、諭すかのような彼の言葉にセイバーもその迷いを捨てる。
あえて小次郎を彼本人にとって最高の間合いまで弾き飛ばし、剣を風王結界という鞘から解き放つ。
もはやセイバーは必要とあれば宝具をも使いそうなほどの覚悟。
まあ小次郎さんの間合いで聖剣は開放できませんけども。
魔力を籠めようとしたら首が飛ぶとセイバーさんも判断してます。
いよいよ死力を尽くしての戦いと、本気のセイバーを前にした小次郎さんの反応が良い。
勝負は一瞬で決着。
燕返しのち三回同時斬りを再現した描写はよかった。
1stシーズンでセイバーとの初戦の時に披露したあれも魔剣って感じがして好きですけど
あれと合わせてアニメUBWにおける燕返しは完成したように思えますね。
何よりセイバーが既に燕返しを見ていたことが今回の勝利の要因だというのも面白い。
他にも刀の曲がりや直感スキルなど色々と理由はありますが、賞賛すべきはセイバーの判断。
僅かな砂粒ほどの閃きを迷いなく信じて勝利へと疾走した決意こそが魔剣を打ち破ったのだ。
小次郎の燕返しをセイバーが攻略できた理由は原作では語られてますが
アニメでも小次郎が間合いを詰めた時の渋い表情と刀の破損を見ればわかりやすいですね。
刀が曲がっていなければ小次郎の剣は生涯無敗であったのは間違いない。
アサシンの秘剣・燕返しをセイバーが避けるシーンは原作のイラストの再現。
次回はついに「無限の剣製」
タイトルに加えて予告映像と士郎の台詞まで何もかもが燃える。
ギルガメッシュと士郎の戦いは最高に盛り上がり派手になると信じてる!
>実は管理人は小次郎さん大好きなんだ
しってた