『Fate/Grand Order -turas realta-』第18話感想 第一特異点オルレアン最後の戦い、魔元帥ジル・ド・レェは生前に叶えられなかった願いをついに果たす
第一特異点・オルレアン最後の戦い
ファヴニールを倒し、竜の魔女ジャンヌオルタとの決着も付いた。そして最後に残ったのはフランスへの憎悪を剥き出しにする魔元帥ジル・ド・レェ。呼び出した大海魔と聖杯の合わせ技でカルデアに襲い掛かる。ゲームとは違って漫画は最後まで総力戦という感じです。ここまでカルデアに協力してくれた頼もしきサーヴァントたちが協力して繰り出されるその力は聖杯大海魔をも押している。それぞれの英霊たちが今回の召喚で得られたものについて語る姿は本当にこれが最後の戦いなのだと実感させてくれます。合わせ技としてゲオルギウスとジークフリートの宝具もあるのですが、よくネタになる汝は竜からのバルムンクもこの作中では自然な流れでそれを行っていますよ。
ジル・ド・レェの目前で開放される宝具「紅蓮の聖女」
そしてジル・ド・レェと決着をつけるのはジャンヌの手に委ねられた。どんな宝具を叩き込まれても、例えジャンヌの旗で穿たれようとも止まらない男が取り乱す。どんな攻撃よりも目の前で燃えるジャンヌの姿が彼の心をえぐる。かつて彼が堕ちる原因になった炎の光景をよりにもよって目の前で見せられることになるのだ当然である。
例え報われぬ末路でもその道に間違いなどなかった
意図したわけではないが魔元帥の目の前での「紅蓮の聖女」は精神攻撃的な意味で効果は抜群だ。だがこれは忌むべき炎ではないと当事者であるジャンヌ自身が説明する。ジャンヌもジル・ド・レェも惨めな末路を迎えたが、二人は穢れなき光を知っている。二人が歩いてきた道は遥かな未来へと続いたのだからと。堕ちた魔元帥もずっと覚えていた光をもう一度目の当たりにして彼はようやく負けを認めた。そして紅蓮の聖女の効果によって二人は消滅…するはずだった。聖杯の力で業火の中からジャンヌを助けたジル・ド・レェ
ジャンヌを炎から助け出すという生前には叶わなかった事を、英霊となった彼がこんな形で聖杯を使って成し遂げるとは…。決着がただ倒して終わりではなく、ジャンヌとジル・ド・レェの二人に救いを与えての決着とは綺麗な結末すぎて膝を叩きました。本当にすごいアレンジです。というわけでオルレアンでの戦いは決着。第一特異点の定礎も復元され次の話からはオケアノスの話に移っていきます。そちらも漫画でどのような物語となるのか今から目が離せませんね。カワグチタケシさんこれからも頑張ってくださいませ。
出目金の目が元に戻っていくだと…….