『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』第37話感想 兄から妹へ、ごく当たり前の願いのために、全てを敵に回しても命をかけて美遊を守る衛宮士郎
聖杯戦争で六騎のクラスを下した士郎はついに聖杯の前に赴く。
そこで待っていたのはジュリアンだった。
以前はその気迫に押された士郎だが行く道を決めた士郎には動揺も迷いもない。
真っ向から対峙する。
対して今度はジュリアンに動揺が見られる。
何故わからないんだとばかりにこの世界の現状を交えて今の士郎の悪を問う。
士郎もそこでようやくジュリアンの背負っているものが見えてくる。
知ったふうな口を聞けるのも士郎もまた同じものを背負ってた可能性があったからか。
だが二人の道は今はもう交わることはない。
お前は悪だと言われても構わないとジュリアンを置き去りにして前に進むのであった。
そしてようやく再会を果たした兄と妹。
でも美遊は既に真実を知ってしまった。士郎と切嗣がなんで美遊と暮らしてたのかを。
なんてこった。それは士郎が覚悟を決めて自分で話そうとしてたのに一体誰が?
切嗣の事情を知っているものとなるとそう多くはないけどなー。
…もしかして士郎へのカウンター用に切嗣人形とか用意してあるんだろうか?
そいつを使って士郎を動揺させて投獄したとか?次号がちょっと怖いな。
とにかく今は目の前の妹。
もう諦めてすべてを受け入れてしまっているかのような姿。
感動の再会なのに彼女は涙ながらにどうして来たのと訴える。
まったく誰だか知らないけど余計なことしてくれるではないか。
そんなもん決まってるよね
もはやお兄ちゃんに迷いなどない。今こそ士郎は聖杯にその願望を託す。
このセリフは二重の意味で願いだったのか
成る程、それでこの願望を受理して出した答えが
「この世界だと幸せになるの無理だから有望な並行世界へGO!」ってことになるのかな。
言い方は悪くなるけどこの世界には美遊を狙うハイエナが多いですからネ。
イリヤと美遊の出会いのきっかけを作ったと考えるとこの聖杯はいい仕事をしたのだ。
あとは見守るだけで聖杯戦争は終わる筈だったのだが最後の相手が残っていた。
美遊が幸せを手にする時間を稼ぐために最後の戦いへと挑む士郎。
聖杯を守るために時間稼ぎとかHFルートの言峰みたいだなと思った。
つくづく運命の皮肉にまみれた聖杯戦争である。
おそらく色々と狙っての構図だと思いますが、ひろやまひろし先生はやっぱりすごいんです。
最後の相手はこの聖杯戦争にて本来のアーチャーのカードを持つアンジェリカである。
この対決は気になってたので見られるのが楽しみだ。
もうすぐこの回想も終わりそうですね。イリヤちゃんの活躍が見られる日も近いぞたぶん!
熱すぎる
いい展開だ