【FGO】マーリンの絆礼装を紹介。これはただそれだけの、世界の終わりのおとぎ話。
最果ての塔
マーリンの絆礼装よりイラスト&解説テキストとステータスを紹介します。
- 協力してくれたマスター:ITMK氏
マーリンの絆礼装のステータス
マーリン(キャスター)装備時のみ、自身がフィールドにいる間、味方全体のBusterカード性能を10%アップ&クリティカル威力を15%アップ
「最果ての塔」の解説
そこは色とりどりの花が咲き乱れる最後の楽園。
昼は春の陽差しと夏の匂いに満たされ、
夜は秋の空気と冬の星空に覆われる。
地には花々と虫たち。森には水と緑と獣たち。
そして水場には見目麗しい妖精たち。
神話において常春の国とも、
林檎の島とも呼ばれた小世界。
知恵持つ獣(けもの)には叶えようのない、
辿り着きようのない理想郷(ユートピア)。
その名をアヴァロン。星の内海───
地球という惑星が持つ魂、その置き場所の別名。
その場所で、男は自ら道を閉ざした。
幽閉塔に身を置き、
星の終わりまで死ねない未来を選択した。
もう見るべきものは見た。
───いや。
十分すぎるほど、美しいものは見たからだ。
「さあ、お行きキャスパリーグ。ボクはここでいい。
おまえは自由に、
本当に美しいものに触れてきなさい」
男は何の感慨もなく、最後の同居人を窓から離した。
魔術師は飽きる事なく、唯一の窓から世界を見渡した。
これはただそれだけの、世界の終わりのおとぎ話。
そして彼女は眠り、彼はたどり着く