Fate/Prototype 感想
2012年01月03日 22:24 TYPE-MOON
カーニバル・ファンタズム 3rd Season のスペシャル特典である黒いナニカ
その正体はFateシリーズの原点になった「Fate/Prototype」でした。
ファンには旧Fateとして知られてるこの作品をここでお披露目するだなんて完璧に予想外。
TYPE-MOON10周年の記念作品のファンサービスは何もかも本気ですね。
以下ネタバレ注意
この作品は奈須きのこさんが高校の時に書いたという「Fateの原点」だとか。
魔法使いの夜よりも更に前だそうですよ。
ビジュアルや設定が公開されたことがあるのでファンの間では結構有名なんですよね。
イラストにしても沙条綾香とセイバーだけだったのが、こうやってアニメで見れるだなんて思わなかった。
そういえば沙条綾香に関してはスピンオフ作品でも活躍してますよ!
その作品ではどんなキャラかといえば、飄々とした性格で一見何を考えているか判らないが・・・
山菜や野草を採るのが趣味で、自分の背丈以上の鞄に野草を詰めていたり・・・
早食い、大食いの競技で優勝したりするような女の子です。
当ブログは彼女たちの学生生活をコミカルに描く、磨伸映一郎先生の「氷室の天地 Fate/school life」を応援しております。
というわけで、主人公の沙条綾香です。
地味で平凡な眼鏡っ娘という彼女。
自分の初期のイメージよりも根暗で大人しい感じがします。
このアニメで見る限りはそれなりに魔術も使えて普通に美少女に見えますね。
それもそのはず、彼女は実は美人さんという王道ヒロインキャラなのです。
ちょっとネガティブなところはありますがカワイイよ。
眼鏡を外すと美少女のランクがアップ!
おいおい、そんなありがちなネタにこの自分が・・・かわいすぎだろ!!
セイバーに眼鏡を取られて恥ずかしがる所なんてベタといえばベタだが・・・それがいい。
花澤さんの演技もキャラとも合ってると思ういます。
今後の展開があるならこのまま沙条さんを演じて欲しいですね。
ついでに氷室の天地がアニメ化した時の演じかたを考えると楽しみですw
綾香のサーヴァントとなるセイバー
真名はアーサー王。宝具はエクスカリバーと風の魔術。
というわけで性別以外の大まかな設定は同じです。
こちらは初期のイメージからは更にイケメン度がアップしてますね。
ワイルドなイメージでしたが、爽やかな貴公子というか王子様みたいです。
櫻井さんの演じ方も上手かった。
これは綾香が見惚れてしまうのも仕方ないw
セイバーと激しい戦いを繰り広げるアーチャー
真名はギルガメッシュ。宝具はstay nightにおける王の財宝と終末剣エンキ。
stay nightの英雄王に比べるとアクティブな感じ。
あと王様気質が下がってて、空気が読めるらしい。
今回はマスターが出てこないのですが、このアーチャーは心底つまらない男と評してます。
ということは時臣と似たようなタイプなのでしょうかね?
「美しいにも程がある!我がウルクにすら、これほど我好みの女はいなかった!」
そして綾香さんを后として迎えるためにラブコールまでしてます(笑)
むっと眉をひそめるセイバーやパニくる綾香さんの反応も面白いw
アニメになるのなったら是非とも見てみたいシーンです。
綾香に襲い掛かるランサー。
真名はクーフーリン。宝具は因果逆転のゲイボルグ。
脱・全身タイツ!
このランサーもまたかっこいい。そしてstay nightのランサーの面影がありますね。
あっちと違ってこちらは狩人や猟犬のようなイメージがあります。
そして不幸の度合いはあちらよりも上であるとか。
ランサーのマスターである玲瓏館美沙夜
主人公のライバルであるお嬢様キャラ。
stay nightの凛の原型キャラとのことですが、華やかで残忍、そしてドS
見ての通り美少女で魔術の腕前も相当なものらしい。
ランサーに言わせればスカサハに似た性根で気に入っているとか。
彼女は「聖杯を手に入れないと死ぬ」呪いを父親にかけられているのですが実は・・・。
彼女の悲劇は中々にくるものがあります。
バーサーカーのマスターであるサンクレイド・ファーン
バーサーカーは出てきませんでしたが、真名がヘラクレスなのは同じ。
コンセプトは特徴の無い顔つきだったらしいのですが・・・(笑)
出会ったら忘れられそうも無いようなインパクトがあります。
もろに怪しいと思ったらやっぱりその通りだった。
声優さんが子安さんということもあって魔術師オーフェンに出てきたフレイムハートを思い出します(笑)
「ワタシ、ドンクサイ女大好物デース!」
主人公をいじるのが好きらしい。その上ド外道。
この変態僧侶め!
こんなですが魔術の腕前も頭の回転もすごいキャラです。
マスターを失ったはぐれサーヴァントであるライダー。
真名はペルセウス。宝具はいくつも持っていて・・・
・空を駆ける羽のサンダル
・被った者の姿を消す兜(この作品ではマントの形になっている)
・アテナより贈られた鏡のように磨き上げられた青銅の盾
・蛇狩りの鎌ハルペー
・魔物の首をおさめるための袋キビシス
この五つの宝具に加えてあのベルレフォーンもあります。
メドゥーサ(怪物となったゴルゴン)を倒した英雄として有名ですね。
やはりこうして見るとギリシャ神話の英雄が多い。
聖杯戦争におけるライダーの背景がまた面白いですよ。
アニメだけ見ると悪役に見えるんですけどそうなったのには深い理由があります。
ライダーのマスターである10歳ほどの少年。
余命いくばくも無く、ライダー召喚の7日後にこの世を去ります。
実は彼がこんな状態になったのは前回の戦いで・・・。
ってあの人はいろんな所に不幸と災厄を撒き散らしすぎだ!
ライダーとそのマスターの関係は是非とも設定本で確かめて欲しいです。
主人公の姉である沙条愛歌。
「信じてたわ、必ずアナタが戻ってくるって! 大好きよ、私の、私だけの王子様!」
セイバーがそれはもう大好きらしい。
綾香の恋のライバル? いや、そんなに生易しいもんじゃないけども(笑)
外見が幼いのは8年前の聖杯戦争で死去したからです。
最初に見たときは普通に超カワイイなと思った。
でも設定本を読むと普通にラスボス。
ギルガメッシュに言わせるとイシュタルと同系統の匂いがするとか。
従来のFateとは別物なんですが、所々に散りばめられた原点らしい要素が発見できるのも面白い。
たとえばランサーに襲われる形でセイバー召喚というのは共通ですね。
ランサーの槍が折れたーっ!?
でも安心してください。これは宝具ではありません
真名を隠すためなのかな?
と思ったら簡単に切り札を出すのは優雅じゃないから美沙夜が封印してるんだそうですw
セイバーが前回の聖杯戦争の経験者というのも同じです。
その時に歪な願いからは解放されてるそうです。
それを悟らせてくれたのはなんでも綾香だとか。
セイバーがどこか綾香に対して親身になっているように感じるのはこのせいかな。
セイバー vs アーチャー
どちらも綾香の命を救うために闘ってます。
綾香さんマジヒロイン。
セイバー相手に双剣でガキンガキンやってるアーチャーが凄いな。
終末剣エンキだけでなくゲート・オブ・バビロンらしきものも普通に使ってます。
こちらのギルガメッシュは弓も使ってアーチャーしてますね。
衛星軌道上からの滅びの星が落ちるシーンが良い。
ここの終末剣エンキに対し、セイバーがエクスカリバーを放つのが最高にカッコイイ。
あと、どうでもいい所なんだけど目玉焼きがすごく美味しそうに見えた。
黄身の滴り具合までちゃんと描かれてた。
あまりの拘りに気になってしまった。
ただそれだけ(笑)
設定本「Prototype material」
こっちも読み甲斐があって、映像では分からなかったところを補ってくれます。
たとえばランサーの槍やライダーがはぐれサーヴァントになった経緯とか。
各キャラの設定画も素晴らしい。
深い設定が面白くて何回も見ちゃいますね。
王権宝具の成立条件、聖剣の円卓拘束の可決だのといった気になる言葉も多すぎるな。
近衛乙嗣さんデザインの沙条愛歌はまるで天使のようだ。
いつもの設定本なので型月ファンなら読みふけること間違いなし。
巻末には、武内崇さんと奈須きのこさんのコメントがあります。
武内崇さんのコメントで気になったのが・・・
>本作の完全版をゲームやアニメにする、ということは今の所まったく予定していません。
うーん、残念です。
でも今の所の話なので長い目で見て期待しちゃうのは型月ファンとして仕方ないですね。
このまま終わらせるのは素直に勿体ないと思いますよ。
奈須きのこさんのコメントでは・・・
>月姫2のワンシーンを映像化するとか案はあがりましたが、最終的には~
そっちも見たかった!
もしかしたら未登場の二十七祖のデザインが出てきたかもしれない。
そう考えるだけで滾ります。
というわけで「Fate/Prototype」について感想でしたが、物凄い特典ですね。
アニメ映像のクオリティと長さもそうですが、声優さんもそうそうたる面子です。
本気すぎて特典としては破格すぎると思います。
この作品がいつか日か、ちゃんとした形で世に出るのを楽しみにしちゃうのはもう仕方の無いことでしょう。
型月ファンで特にFateが好きだという方は是非ともお手にとって見てください。
魔法使いの夜よりも更に前だそうですよ。
ビジュアルや設定が公開されたことがあるのでファンの間では結構有名なんですよね。
イラストにしても沙条綾香とセイバーだけだったのが、こうやってアニメで見れるだなんて思わなかった。
そういえば沙条綾香に関してはスピンオフ作品でも活躍してますよ!
その作品ではどんなキャラかといえば、飄々とした性格で一見何を考えているか判らないが・・・
山菜や野草を採るのが趣味で、自分の背丈以上の鞄に野草を詰めていたり・・・
早食い、大食いの競技で優勝したりするような女の子です。
当ブログは彼女たちの学生生活をコミカルに描く、磨伸映一郎先生の「氷室の天地 Fate/school life」を応援しております。
というわけで、主人公の沙条綾香です。
地味で平凡な眼鏡っ娘という彼女。
自分の初期のイメージよりも根暗で大人しい感じがします。
このアニメで見る限りはそれなりに魔術も使えて普通に美少女に見えますね。
それもそのはず、彼女は実は美人さんという王道ヒロインキャラなのです。
ちょっとネガティブなところはありますがカワイイよ。
眼鏡を外すと美少女のランクがアップ!
おいおい、そんなありがちなネタにこの自分が・・・かわいすぎだろ!!
セイバーに眼鏡を取られて恥ずかしがる所なんてベタといえばベタだが・・・それがいい。
花澤さんの演技もキャラとも合ってると思ういます。
今後の展開があるならこのまま沙条さんを演じて欲しいですね。
ついでに氷室の天地がアニメ化した時の演じかたを考えると楽しみですw
綾香のサーヴァントとなるセイバー
真名はアーサー王。宝具はエクスカリバーと風の魔術。
というわけで性別以外の大まかな設定は同じです。
こちらは初期のイメージからは更にイケメン度がアップしてますね。
ワイルドなイメージでしたが、爽やかな貴公子というか王子様みたいです。
櫻井さんの演じ方も上手かった。
これは綾香が見惚れてしまうのも仕方ないw
セイバーと激しい戦いを繰り広げるアーチャー
真名はギルガメッシュ。宝具はstay nightにおける王の財宝と終末剣エンキ。
stay nightの英雄王に比べるとアクティブな感じ。
あと王様気質が下がってて、空気が読めるらしい。
今回はマスターが出てこないのですが、このアーチャーは心底つまらない男と評してます。
ということは時臣と似たようなタイプなのでしょうかね?
「美しいにも程がある!我がウルクにすら、これほど我好みの女はいなかった!」
そして綾香さんを后として迎えるためにラブコールまでしてます(笑)
むっと眉をひそめるセイバーやパニくる綾香さんの反応も面白いw
アニメになるのなったら是非とも見てみたいシーンです。
綾香に襲い掛かるランサー。
真名はクーフーリン。宝具は因果逆転のゲイボルグ。
脱・全身タイツ!
このランサーもまたかっこいい。そしてstay nightのランサーの面影がありますね。
あっちと違ってこちらは狩人や猟犬のようなイメージがあります。
そして不幸の度合いはあちらよりも上であるとか。
ランサーのマスターである玲瓏館美沙夜
主人公のライバルであるお嬢様キャラ。
stay nightの凛の原型キャラとのことですが、華やかで残忍、そしてドS
見ての通り美少女で魔術の腕前も相当なものらしい。
ランサーに言わせればスカサハに似た性根で気に入っているとか。
彼女は「聖杯を手に入れないと死ぬ」呪いを父親にかけられているのですが実は・・・。
彼女の悲劇は中々にくるものがあります。
バーサーカーのマスターであるサンクレイド・ファーン
バーサーカーは出てきませんでしたが、真名がヘラクレスなのは同じ。
コンセプトは特徴の無い顔つきだったらしいのですが・・・(笑)
出会ったら忘れられそうも無いようなインパクトがあります。
もろに怪しいと思ったらやっぱりその通りだった。
声優さんが子安さんということもあって魔術師オーフェンに出てきたフレイムハートを思い出します(笑)
「ワタシ、ドンクサイ女大好物デース!」
主人公をいじるのが好きらしい。その上ド外道。
この変態僧侶め!
こんなですが魔術の腕前も頭の回転もすごいキャラです。
マスターを失ったはぐれサーヴァントであるライダー。
真名はペルセウス。宝具はいくつも持っていて・・・
・空を駆ける羽のサンダル
・被った者の姿を消す兜(この作品ではマントの形になっている)
・アテナより贈られた鏡のように磨き上げられた青銅の盾
・蛇狩りの鎌ハルペー
・魔物の首をおさめるための袋キビシス
この五つの宝具に加えてあのベルレフォーンもあります。
メドゥーサ(怪物となったゴルゴン)を倒した英雄として有名ですね。
やはりこうして見るとギリシャ神話の英雄が多い。
聖杯戦争におけるライダーの背景がまた面白いですよ。
アニメだけ見ると悪役に見えるんですけどそうなったのには深い理由があります。
ライダーのマスターである10歳ほどの少年。
余命いくばくも無く、ライダー召喚の7日後にこの世を去ります。
実は彼がこんな状態になったのは前回の戦いで・・・。
ってあの人はいろんな所に不幸と災厄を撒き散らしすぎだ!
ライダーとそのマスターの関係は是非とも設定本で確かめて欲しいです。
主人公の姉である沙条愛歌。
「信じてたわ、必ずアナタが戻ってくるって! 大好きよ、私の、私だけの王子様!」
セイバーがそれはもう大好きらしい。
綾香の恋のライバル? いや、そんなに生易しいもんじゃないけども(笑)
外見が幼いのは8年前の聖杯戦争で死去したからです。
最初に見たときは普通に超カワイイなと思った。
でも設定本を読むと普通にラスボス。
ギルガメッシュに言わせるとイシュタルと同系統の匂いがするとか。
従来のFateとは別物なんですが、所々に散りばめられた原点らしい要素が発見できるのも面白い。
たとえばランサーに襲われる形でセイバー召喚というのは共通ですね。
ランサーの槍が折れたーっ!?
でも安心してください。これは宝具ではありません
真名を隠すためなのかな?
と思ったら簡単に切り札を出すのは優雅じゃないから美沙夜が封印してるんだそうですw
セイバーが前回の聖杯戦争の経験者というのも同じです。
その時に歪な願いからは解放されてるそうです。
それを悟らせてくれたのはなんでも綾香だとか。
セイバーがどこか綾香に対して親身になっているように感じるのはこのせいかな。
セイバー vs アーチャー
どちらも綾香の命を救うために闘ってます。
綾香さんマジヒロイン。
セイバー相手に双剣でガキンガキンやってるアーチャーが凄いな。
終末剣エンキだけでなくゲート・オブ・バビロンらしきものも普通に使ってます。
こちらのギルガメッシュは弓も使ってアーチャーしてますね。
衛星軌道上からの滅びの星が落ちるシーンが良い。
ここの終末剣エンキに対し、セイバーがエクスカリバーを放つのが最高にカッコイイ。
あと、どうでもいい所なんだけど目玉焼きがすごく美味しそうに見えた。
黄身の滴り具合までちゃんと描かれてた。
あまりの拘りに気になってしまった。
ただそれだけ(笑)
設定本「Prototype material」
こっちも読み甲斐があって、映像では分からなかったところを補ってくれます。
たとえばランサーの槍やライダーがはぐれサーヴァントになった経緯とか。
各キャラの設定画も素晴らしい。
深い設定が面白くて何回も見ちゃいますね。
王権宝具の成立条件、聖剣の円卓拘束の可決だのといった気になる言葉も多すぎるな。
近衛乙嗣さんデザインの沙条愛歌はまるで天使のようだ。
いつもの設定本なので型月ファンなら読みふけること間違いなし。
巻末には、武内崇さんと奈須きのこさんのコメントがあります。
武内崇さんのコメントで気になったのが・・・
>本作の完全版をゲームやアニメにする、ということは今の所まったく予定していません。
うーん、残念です。
でも今の所の話なので長い目で見て期待しちゃうのは型月ファンとして仕方ないですね。
このまま終わらせるのは素直に勿体ないと思いますよ。
奈須きのこさんのコメントでは・・・
>月姫2のワンシーンを映像化するとか案はあがりましたが、最終的には~
そっちも見たかった!
もしかしたら未登場の二十七祖のデザインが出てきたかもしれない。
そう考えるだけで滾ります。
というわけで「Fate/Prototype」について感想でしたが、物凄い特典ですね。
アニメ映像のクオリティと長さもそうですが、声優さんもそうそうたる面子です。
本気すぎて特典としては破格すぎると思います。
この作品がいつか日か、ちゃんとした形で世に出るのを楽しみにしちゃうのはもう仕方の無いことでしょう。
型月ファンで特にFateが好きだという方は是非ともお手にとって見てください。
こんばんわ
満を持してのご紹介ということで、Prototypeの感想、お疲れ様です。
これについては、休み中、何度も観ちゃいましたww
綾香は、今や色んな作品に引っ張りだこの花澤さん、セイバーがヘタレの櫻井さん(笑)というキャストでしたが、どちらもキャラのイメージを崩さない感じで、個人的にも違和感無く入りました。
Prototype material、オタク心をくすぐるアイテムですが、毎回こういった形で作品を補完してくれるのは正直嬉しいですね~
最後に、近衛さんの愛歌はサイコーです(爆)