氷室の天地 Fate/school life (5) 磨伸映一郎
2012年01月22日 00:18 氷室の天地
「Fate/stay night」の知略とギャグが吹き荒れる爆裂スピンオフギャグ4コマの5巻目。
磨伸映一郎先生の「氷室の天地」もここまで来ました。
描き下ろしフルカラー漫画「ぼくの考えた最強偉人・番外編」も収録!
もうFateを知らなくてもあまり問題ないというか関係ないというかw
相変わらずハイテンションなギャグとマニアなネタが面白いですよ。
帯コメントは虚淵玄さん
こんなに色々あるともうなにもこわくない!?
あらためて冬木のトンデモぶりが分かる内容ですよw
カバー裏には赤セイバーさんも登場。
ああ、そういえば前に問題起こしていつものセイバーさんは出演できなくなってましたね。
磨伸映一郎先生の赤セイバーさんはこれが初めてだろうか。
大道具担当ってそういうことですかw
基本はギャグの作品ですが、たまに入るちょっとしたシリアスなストーリーも面白いのがこの作品。
たとえば氷室鐘が柳洞一成に苦手意識を持ってから今まで尾を引いてきた問題とか。
この巻では氷室を心配する友人たちの協力もあり、そのショックから見事に立ち直る過程が描かれています。
沙条綾香の知り合いであるイギリス在住のゲーマーさんも協力してくれました。
アレクサンダー大王に対するこのコメント。ええ、あの人ですよw
ハンドルネームもロンドンスターということで分かり易いですね。
Fateを知らなくても面白いですが、知ってるファンを楽しませてくれるネタもあるのが最高です。
でも問題の許婚探しは進展してませんけどねw
代わりにホロウに繋がる恋愛探偵へのフラグが立ちました。
この手の4コマにストーリーを入れるとギャグ漫画としての本分が疎かになりがちですよね。
でも笑えるネタを挟んでそれを防いでいるのがすごい。
コアなネタばかり炸裂させている彼女も普通の女の子なんだな、と思わせてくれる内容です。
おっと、氷室の天地は一応は萌え4コマでしたw
もう一つは「ぼくの考えた最強偉人」
読者のアイディアを使用した非常に面白い企画でした。
しかし普通に思いつくような安易な考えを見事に外してあります。
参加した読者も選んだ作者もぶっ飛んでるのがよく分かる。(褒め言葉)
というわけで出来上がった内容もそれに準じます(笑)
「面白かったので」
しかし氷室のこの一言で全て納得できることでしょう。
いや、本当にこれはこれで面白いw
ちなみに自分の送った偉人は残念ながら居ませんでした。
次に機会があればもうちょっとはっちゃけてみようかと思います。
毎度お馴染み、英霊の座トークでもこのネタを使ってます。
なんと描き下ろしフルカラー漫画。
題して「ぼくの考えた最強偉人・番外編」
本編では都合上採用できなかったアイディアのいくつかが登場します。
うーん、確かにこれはマズイですね(笑)
見てみるとやはり斜め上を行くアイディアの数々たち。
Fate的に「星の開拓者:EX」を持つアレも出て来ました。
とりあえず「氷室の天地」は面白いよねー、っていう感想でした。
いつもの謎センスのネタの数々と、小気味良いテンポが良いですね。
このノリが合う合わないは勿論あるかもしれません。しかし合う人ならトコトン楽しめるでしょう。
ネタに突っ込みつつ、変な知識ばかりが増えていくこと請け合いです。
6巻目も楽しみですね。次はまったり気味とのことですがはてさてw
たま駅長が英霊の座へ行ってしまいましたね。
騎士王に近い存在としていつかセイバーとして召喚されるといいな…