『Fate/EXTRA CCC Fox Tail』第60話感想 レオをはじめとしたハーウェイ陣営に支えられ少年は立ち上がる。キャス狐を救うために再起せよ岸波白野!
揺れ動く坂神一人の感情
真実を知ったカズ君は自分がもうどうしたらいいかわからない状態に。BB(偽)の精神操作さえなければ本当なら覚悟は決まっていたんでしょうけどね。死にたくないって感情に素直になるよう調整された坂神一人の思考はループループループ!なんという地獄だろうか。ダメニートのジナコ=カリギリは仲間を増やしたい
坂神一人を堕落させようと言葉を紡ぐのはまだ何も成していないジナコ。相手に語り掛けて慰めている、ように見えるが実のところ傷をなめあいたい。自分を肯定したいのだ。いやまあ死にたくないというのは生物の基本ゆえに克服は容易ではないから仕方がないですけどね。いや本当はジナコはその死をどうにかできるのですが…カルナさんが黙っているから黙っておくのです。たった一つのことだけはハッキリしている鈴鹿御前
カズ君とは離れたくない。ずっと一緒に居たい。シンプルな気持ちが一番強いですね。こんな風に涙を流して切ない想いを吐き出す鈴鹿御前もまた悲しくも美しい。数々の犠牲を再認識する岸波白野
キングプロテアを目の前で失い、知らない間にシンジが起死回生の一打を担ってくれた。レオも素直に称賛する程に見事な最期だったと。そうして岸波白野は改めて自問自答するのだ…自分に死を悼む権利があるのか?自分が人間ではないと知った時の慟哭と合わせて自分自身の価値を今ここで問う。存在証明は白野にとっては避けては通れぬ問題なのだ。正体が何であれ岸波白野という個人への接し方に変わりはないハーウェイ陣営
岸波白野に手を差し出し、ボクが貴方に惹かれた理由はその無垢な形に可能性を感じたかもしれませんねと言うレオ。そして今更そんなことで変化が生じるような仲でもないでしょうと言葉を紡ぐ。…いかん!このままではレオルートに入りかねん!思い返しても月の裏側では特に最初から好感度が高かったですよねレオは。そしてガウェインの言葉もあって自分の存在意義、一番大切なものは何かということに白野は辿り着く。岸波白野にとって一番大切なものはキャス狐
答えは得た。辿り着いてみれば簡単なことだったのだ。あれほど不安定だった心も、弱々しい表情もどこへやら。たった一人の大切なもののために立ち上がれる。これこそ存在理由、一つの人間の在り方でしょうね。カズ君よりも一足先に決意を決めた白野のこれからの戦いぶりに期待です。>レオ「妬けますね」
レオよ…そういうこと言うと誤解しちゃうんデスヨ。
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今回ははくのん陣営とのとカズくん陣営の対比が描かれているように感じるな。