『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』第61話感想 何度間違えても未来を向くイリヤ…失ったものから目をそらすことなく再び少女は戦う選択をする
見覚えのある部屋と愛する家族の顔
クロを失い、美遊を失い、そして世界がまるごと終わったと思ったら…イリヤは元の世界の日常の中に居た。確かに全てが終わったら帰るべき場所でしょうけども。一体どういうことなのか。…創作にはよくある展開なので察しのよい人はわかるでしょうけどネ。何か物足りない日常
お向かいさんは普通のご家庭。遅刻しそうになっても空を飛ぶこともできない。ああ…美遊の存在も魔法少女の力もイリヤにとってはもう自然に日常の中にあるものだったんですね。今のイリヤはそのことすら忘れてしまっている。賑やかでファンキーな懐かしの友人たち
いやいやいや…そんな何年振りの再会みたいな…何年ぶりの再会でしたね(メタ)。読者としても久しぶりに見るわけですが、相変わらずの姿には安心しましたよ………ううん?一人おかしいぞ!?
なんか夏休みで知能レベルが爆上がりしたそうな。普通ならこんな風にならないって思うけど…まあタッツン(前になんか悟りを開いてたこともある)だし。あと藤村先生もイメチェンしてて凄い姿になっていた。とまあ変わったことがあるけど、そこにはいつもの日常があった。しかしイリヤはこの日常から失われたものがどうしても忘れられない。忘れたものを探し求めて走る。
自分が何を忘れていたのかに気が付くイリヤ
小学校にお兄ちゃんがいるという事案にツッコミを入れつつ、その衛宮士郎の姿をした人物の言葉に耳を傾けるイリヤ。この夢のおかげで自分のかつての日常がどれほど尊いものなのか再認識できた。そしてイリヤが望めば帰ることができる日常。まあでも…イリヤはもう逃げませんよね。逆に日常の大切さを知ったからこそ自分だけ逃げることはできないと前を向く
イリヤの決意と共に日が昇り照らされるクロの姿
夢の中でイリヤを導いてくれたのはクロでした。まったく最後までお姉ちゃんしているんだからクロは。背中で語るような構図なのもまた良きかな。イリヤは夢から覚めて再び行き詰った世界と向き合っていくことになるのでした。頑張れいイリヤ、未来を掴み取れ。ところで今回の話は月姫のシエルルートをちょっと思い出した管理人です。
©Hirosi Hiroyama ©TYPE-MOON
これは、“存在しない記憶”?