『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!!』第65話(後編)感想 はじまりの置換魔術(フラッシュ・エア)から大切なものを取りこぼしてしまったダリウス
はじまりの置換魔術
老衰して死を迎えるはずだったダリウスが若々しい姿に…!これこそは全盛期の理想的な自分の情報を保存しておき、今の自分が死を迎えそうになったらそれと置換してしまえばいいという発想のもと行われたものである。結果は見ての通り。しかし自分自身の情報を格納できる場所なんて今までどこにもなかった。そんなもの…いったいどこから?そこ(パンドラの箱)かあ
生きるも死ぬもパンドラと同じになったダリウス
パンドラは箱を開けないかぎり死ぬことはできない。置換魔術を成立させたことでダリウスも同じような存在になってしまった。そんなのは残酷すぎることを誰よりも彼女は知っている…だからこそパンドラはこの結果を嘆き悲しむ。それと同時にそこまでしてくれたダリウスに対し初めての喜びも感じていたのだ。しかしそんなパンドラもすぐまた絶望することに
概念置換で一つの尊い思い出が失われてしまった。1回目でこれである。これからダリウスは幾度となく概念置換の魔術で生き延びていく…そして大切なものを失っていくのだ。
置換魔術のカラクリはパンドラの箱を利用した架空世界
架空世界とはいえど要は世界のバックアップ。置換魔術という名称でしたが、実質的には別世界から転送していたということです。なるほどそりゃあ原則を無視したプロセスも可能か。そして残ったのは一人の少女を助けたかったはずの男の成れの果て
あんまりな結末にイリヤも涙する
万物は流転する。人の想いも移ろうものだと田中さんのママも仰っているとか。…むう、長らく人間を見てきたであろうガイアさんが言うと説得力ありますね。でもイリヤは納得いかない!人の想いがその程度のものだなんて認められない!そんなイリヤに声をかけてきたのは…概念置換をする前の…綺麗だった頃の始まりのダリウスでした。初代ダリウスとイリヤのコンタクト
その僅かな邂逅で初代ダリウスの想いはイリヤに託された。ダリウスはちゃんと一番大事なものは残せていたのだ。おそらく現在のダリウスは覚えてもいないでしょうけどね。奇しくも小箱の形をした託された希望。イリヤの時間旅行は無駄ではなかった。イリヤの全てを救う旅は始まったばかりだ!©Hirosi Hiroyama ©TYPE-MOON
悲しいなぁ