【型月】TYPE-MOON作品の中で好きな文章といえば？

おはようございます。
朝のアル中のお時間です。

朝一のおはようアル中

朝からアル中

文章力とセンスが無いとこういうのって作れないよね
どうしたら入手できるんだろうか

管理人は今日も絶好調のようだな

「ｰｰｰまだだ」

ブリテンの地の文は強烈だったなあ…
ぐだマシュがハグするシーンはグッと来たし、ブリテンは崩壊するところはきゅっと来たし…。

「貴方、ロックスターみたい」

式。君を――― 一生、許さない

短い台詞だけど月の珊瑚の、

そうか…恋を知るために私は月に昇ったらしい

が殺し文句すぎて好き

風は止んだし、合図も鳴った。
さあ、そろそろ本気で走り始めなくちゃ──

宿命のようにその男は立っていた──

流石にうろ覚えだが言峰との最終戦にふさわしい出だしだと感じた。

「―――泥棒猫、殺しておけばよかった」

※5589348
あらゆる分野に言えることだけどセンスってのは植えるものでも持ってるものでもなくて「育てるもの」よ。
とりあえず駄作でもいいから作ってみて、それを上手いひとと比較して、地道な改良を繰り返したり新しいことを試したり、を延々繰り返して脳のそういう分野を司るシナプスを成長させるのよ。
ごく一部の頭おかしい天才を除いて、「上手い人」はその裏で山のような失敗作を量産した人でもある。

>>603
全てを諦めてきた志貴はIFなんて本当は大嫌いだけど、死際のアルクのために言うのが本当に好き

>>557
めちゃくちゃ強調されてるうう
好きだから吸わないってとこもう最高です

空の境界のテキストから型月にハマった身だが、今はあわせて京極夏彦の文章にも日々、囚われてます

ソフトバレェの歌詞に影響を受けてあの詩的な文章が出来上がったとか

HFのバーサーカー戦で腕解放して、指先一つ動かせなくなってるところに「ついてこれるか？」
からの、
──拳はとっくに、握られていた

この上ない静謐と死の気配を引き連れて、両儀式がやってきた。

※5589354
許さないって書いてはなさないって読むセンスは初めてらっきょ読んだ時すごいと思ったな

綾香、君が僕の鞘だったんだね

なにもかも覚めていくユメに似て不確か。
駆け抜けた時間は全て幻。
カタチとなって残るコトはなく、鮮明に思い出すコトさえ儚い。
それでも、あの月の面影だけは消える事はないと信じている。

月は無く 星も無く 道は闇に溶けた

それでも それなのに まだ……体が残っている

さようなら、私のマスター
夜が続いても、あなたに道が続きますように

朝から絶好調な管理人
でもめっちゃわかる
アル中じゃなくてもあのシーンは刺さるんだ

※5589372
月、星、道、体にそれぞれ振ってあるルビも好き
まひろちゃんのこのセンスよ

「教えてやる、これがモノを殺.すって事だ」
リメイク版でもフルボイスで言ってくれてニッコリ

温かいものを信じていたい。
温かいものを守っていたい。
そういう未来を夢見て、永い眠りについた自分を知っている。
だから───この体はきっと、そういうもので出来ていた。

あたりまえように生きて、あたりまえように死ぬのね。
ああ、それは、なんて、孤独

この先に待つ
どんな贖罪より
どんな救いより
わたしは、あなたの幸福が、ほしいのです

確かに、こいつは魔的だ。

ーーーなら、殺さなくっちゃなあ！

うろ覚えだけどfateの
阻むものが壁ではなく闇ならば、その先へ手は届くはず
みたいなところがずっと印象に残っている

答えは得た 大丈夫だよ遠阪
かなぁ

「うるさいお前なんか大好きだ」

時々どストレートに表現するから見てるこっちも不意打ち食らう

─ここに例外がある─

Extraラストの
『それは、なんて、希望に溢れたーーー』

未来福音の黒桐と静音のやりとりは、モノローグ含めて大好きです！

個人的に奈須きのこと西尾維新と古川日出男が読みやすい（頭に入ってくる）文章トップ3なんだけど、世間的には三人とも文章が読みにくい作家とされているらしくて「なんで？」ってなる

「負け惜しみはみっともないぞ救世主。千年かけても人類を滅ぼせなかったに言い直せ」
いや、岸波属は理解してても（してるから？）強い言葉は使わないから強烈だったね
特にトワイスとはあんまり接触しないし

>>557
ホームズ「好きだから、吸う」(意味深)

ゲーティア関連だと
最終章の「誰もいない極点。……誰も望まない虚空の希望を目指し続けたもの。」
激励の「だが、殊生存競争において、善悪による優劣はない。」
アヴァロンの「あの時、自分は『生きるため』と叫んだ。その言葉であの『善』を打倒した。」

いくぞ英雄王────

武器の貯蔵は十分か

衛宮士郎の屈指の名台詞

だが、人工の知能がなくとも
この世には沢山の夢を織る機械がある

10年以上経つ今でもどういう意味かよくわかってないけどなんか好き

※5589393
そこいらへンは受け手の感性の違いだろ。名作は誰にとっても名作という訳では無いのだから。

※5589351
ノリッジでマシュが記憶を取り戻した時の地の文もいいよね、事前に「アニス」でも「予言の子」でもないと表した上で満を辞して出てくる「彼女の名前はマシュ・キリエライト。」って文章がようやく俺たちの知るマシュが帰ってきたのを強調しててたまらなく好き、ここに至るまでに何度か名前欄の表記も書き換わってマシュが内面的に別人と化しつつある事を繰り返し表現してからのこれが本当に効くなぁって

※5589393
語感は気持ちいいし文章の組み立ても読みにくい方じゃないけど、日常的に使う言い回しから文法外してたりキャラの動機や世界観のルールがややこしいから

最近だと村正の最期のセリフホント好き
あそこでキャストリアがドラケイの河で見たものがなんだったのか匂わせつつ、SNの因果を感じさせる台詞凄い刺さった

「初めから、こういう運命だったのさ。まあ、とはいえ、なんだ。
髪飾りは、作ってやれなかったがな」

馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの馬鹿じゃないの….

ザビ子の頭突き込みで好き

――さあ、終わりの続きを見に行こう。

※5589348
本を読むのだ
いやマジで

名作やの古典やの読みまくってると段々おかしな文章やダサい文章が分かるようになってくる

王道を征くデッドブリッジですかね……

定理は返り、放たれたセイバーに回避する術はない。
矢は直撃の魔弾と化して騎士王を粉砕する。
もはや何人たりとも覆せぬ死の運命。
───されど。それを凌駕してこそ、剣の英霊・・・！

大好き───大好き、大好き、大好き！

されどーーーそれを克服してこそ、弓の英霊！
ーーーされど。それを凌駕してこそ、剣の英霊！

ブロードブリッジもいいんだけどアーチャー戦のここめちゃくちゃカッコいいンゴ……

体は剣で出来ている

一文で主人公の有り様を色んな角度で示せてると思う

文体としては佐藤賢一だな。大嫌いだって人も多いらしいけど。
文章だと吉村昭の簡潔さが堪らん。

型月限定だと
「人工の知能が無くても、この世には沢山の夢を織る機械がある」
あのシーンが好きすぎて、劇場版がグッドエンドだったのにがっかりしたレベル。

「あ──わたし、そんなこと言われても、困ります。だって、そんなの……したこと、ない」
これで撃沈されましたともはい
あれだけ余裕たっぷりだったのが、未経験の事だと語彙すらなくなって困惑するのが琥珀さんっぽさが凄くでてるというか

メソポタミアでの「この惑星(ほし)の終わりまで、達者でな花の魔術師」「もしキミの伝説が残ることになったのなら、遙かな未来でまた会おう」

「お前は本物か？」というアルバに対して、
「おまえさ。この私に対して、その質問になんの意味があるんだい？」と橙子さんが返すところ。

あくまで人間が魔術師らしくやっていたアルバが、魔術師という得体の知れない何かが人間に擬態しているのが橙子さんだと知ってしまった瞬間、みたいな。
ある種のSAN値チェック状態よな、これ。

※5589414
まぁエンタメとかキャラの事考えるとね
グッドよりトゥルーのが好きって人も根強いけど

うなじの骨が、寒さによって針(シン)ときしむ。

息もできないくせに、ただ、苦しいなあ、と。
息もできないくせに、って付けるきのこが好き

※5589356
月の珊瑚良いよね…
個人的には男がボディブロー食らってぶっ飛ばされた時の「歴史的瞬間」っていう言い回しも好きだわ

難しい筈はない。
不可能な事でもない。
もとよりこの身は、
ただそれだけに特化した魔術回路―――――――！

「ただいま、セイバー」
「─はい、お帰りなさい、シロウ」

スパイラルラダーの「貴方、ロックスターみたい」のくだり

「……この先、どんな迷惑をかけるか、分かりません」
正直に、言う。
「ですが、拙は、師匠と一緒にいてもかまわないでしょうか」
「君がいなければ困る、といつも言っている」
すぐさま、師匠は返してくれた。 葉巻の煙を纏い、もう一度歩き出す。 自分もその隣に連れだった。

この師弟の原点だし到着点だし、この先も変わる事の無い在り方なんだなと思った。

「あなたがいてくれて嬉しい。わたし──あなたの全てに恋をしています」
全てが終わった後、ちょっとだけズルをした献身的な彼女の言葉が響きますね。

無防備な菊座

そして、彼女は死地に赴いた。あの一言が、千年に航る旅の報いだったと微笑みながら

八月初頭。
交通量一時間あたり平均五台。
電鉄使用者一日推定百人前後。
気温、摂氏三十八度。

───その夏。

あまりに息苦しい暑さに、
窒息するサカナみたいと誰かが言った。

————————————-

初めて触れた伝奇系のプロローグ。
メルブラは今でも自分にとって大事な作品。

宝具ー『不帯剣の誓い』を、我は誓約の下に破棄する。
我が手には、約束の絶世。不毀の極剣。
我が友を守るため、今、ここにその力を解放する！！
第二宝具ー『絶世の儚剣』
いくぞ！！

「我が友を守るため」の部分が狂おしいほど好き。

パッションリップの絆礼装から

「そう、わたしは恋を知ったのです。
　叶わなくても、出逢う事はなくても、
　心を照らしてくれる人がいた。
　たとえ報われる事はないとしても、
　その恋は決して、悲しい事ではなかったのです」

プリヤの無限の剣製詠唱後半部分が初見時に鳥肌立ったくらい好き

けれど、

この生涯はいまだ果てず

偽りの体は、

それでも

剣で出来ていた───

ばきゅーん

きのこだったら月リメのプロローグとか、屋敷に帰ってきた1日目の夜の邸内探索の時の文章が好き。

きのこ以外なら京極夏彦。妖怪シリーズの魅せる文体が与えた影響は大きい。

※5589348
先の人も言っているけれど、とにもかくにも、まずはインプットがなければアウトプットはないのだな。

※5589498
これ誰のセリフか気になるので教えて下さい

決まっている────！

生きる為だ────！

好きなきのこ節はたくさんあるんだけど、
まほよ、FGO第2部6章でポロポロとある童話的な文章表現がめちゃめちゃ印象に残ってて大好き。

「うさぎ？アイツが寂しいからって死ぬような玉かよ」
うろ覚えだけど忘れることもない一言。コクトーはいい友達持ってるよな。

※5589398
人工の知能＝ロボット＝衛宮士郎？
夢を織る機械＝人間（たぶん）

衛宮士郎が壊れた機械のように正義の味方になろうとしたり桜を救おうとしたりしなくても、夢を空想して実現していく人間は沢山いるんだから世界は平和になるし桜が幸せになる未来だってあるよ、的なニュアンスかな？

※5589583
おそらくCCCの桜

殺される 殺される きっと間違いなく殺される
他のだれにでもなく他の何にでもなく

オマエは俺に殺される！

※5589637
ありがとうございます！

―――失せろ。
おまえが存たままだと、桜は二度と笑えない―――！

「…………そっか。」
「今回は楽勝だったね。気が付いたら終わってたし」

春の記憶は楽しいものだよと聖剣作成の犠牲になる話で
思考が別の方にいった所をクリーンヒットさせる見事な構成でした

―――ううん。言ったよね、兄貴は妹を守るもんなんだって。
……ええ。私はお姉ちゃんだもん。なら、弟を守らなくっちゃ。

これか

人生最高の変化球。
そうして。
彼は最後に、終わりを告げる音を聞いた。

これやな

人類皆強大

生きてるなら、神様だって殺してみせる。

生きるがいいマスター。必ず誰かが、誰でもないおまえを待っている。

そうだ。罪の所在も罰の重さも、俺には判らない。
けど守る。これから桜に問われる全てのコトから桜を守るよ。
たとえそれが偽善でも、好きな相手を守り通す事を、ずっと理想に生きてきたんだから―――
このシーンがHFの答えだといつも見入ってしまう

「神殻纒繞・如意金箍棒」
※
──纒繞/我が手は神を象る──！

⬆️エルメロイ二世の冒険のエルゴのこの台詞がハチャメチャに好きだわ
地の文も相俟ってカッコ良さに全振りしてる

ただの、グレイ(どっちつかず)です
がすこ

好きだから吸わないはアル中云々抜きにして型月を代表する名シーンだからね

※5589398
HFノーマルのヤツよね
最後の投影をした時点で士郎は壊れてしまったが、それでも桜との約束が体を動かした
シーンとして考えると、壊れた士郎を機械人形に例えて「意識がないのに・考えずとも、行動することもある」みたいなことの比喩かな
沢山のという以上、それは決して不思議な事でもないと

――それはほんとうに。
　　夢のような、日々でした。

ありがとう。でも、ごめんなさい。
……私は顔をあげてヤツの死を視る。
無くしてしまうのはわかってる。
きみが信じてくれたものや、きみが好きだといってくれた私を。
わかっていても、私はヤツを殺すことにした。
それで今までの自分がみんな消えてしまうとしても、きっと誰も傍にいてくれなくなるだろうけど。

それでも――それでも私は、おまえを殺したこいつが許せない――。

――走りよる敵を彼女は見つめる。
　　そうなってしまえばことは易しい。
　　水面《みなも》を発つ白い鳥のように鮮やかに。
　　結末までは、ほんの一瞬だったから。

志貴が自分のものになくなって狂うシーンは鳥肌

個人的には秋田禎信先生(オーフェン作者)の秋田節が好きでなぁ
ギャグもシリアスもアクションも書けるすんごい人よ
紙の罵倒は同時腹抱えて笑ったし、絶望の描写がうまいのなんの

―――そりゃあ、うちの家族はろくな連中じゃなかった
でも、こんな風に殺されるほど、悪いヤツラじゃなかった
こんな風に死んじまうほど、罪深くはなかったんだ

限られた生をもって死と断絶に立ち向かうもの。
終わりを知りながら、別れと出会いを繰り返すもの。

……輝かしい、星の瞬(またた)きのような刹那の旅路。
これを、愛と希望の物語と云う。

強く…なったね……士…ろ……

タイころシナリオ内で藤村大河にエミヤが勝つといわれる言葉

凍えた　吐息だけが熱を帯びて
お互い　切れそうな鼓動をみてた
 
そうして　大切すぎた思い出は
もうじき　消えてしまう未練だけ
 
たとえば雨。
霧のように降りしきる放課後。
たとえば夕暮れ。
燃えるような教室の景色。
たとえば雪。
初めてあった白い夜と、黒いかさ。
 
きみがいて、わらっているだけで、幸せだった。
安心できて、不安なのに。
きみがいて、あるいているだけで、嬉しかった。
一緒にいれて、一緒じゃないのに。
 
ほんのひととき。
その木漏れ日が暖かそうで立ち止まっただけ。
けれど、いつか同じ場所に居られるよときみはわらった。
……その言葉を、ずっと、誰かに言ってほしかった。
 
 
 
 
──それは　ほんとうに
　　 夢のような　日々の名残。