【FGO】源為朝の絆礼装を紹介。戦いは、良くないことなのだ。戦闘機械たる、私が言うのも───お笑いぐさだが
一撃、船を斬る
源為朝の絆礼装よりイラスト&解説テキストとステータスを紹介します。
- 協力してくれたマスター:ねぎととろ氏 (Twitter)
源為朝の絆礼装のステータス
源為朝(アーチャー)装備時のみ、自身がフィールドにいる間、 味方全体に〔秩序〕特攻状態を20%付与
「一撃、船を斬る」の解説
弓に矢を番え、そして射つ。
鉄の鏃(やじり)は人の体を容易に穿つ。
基本、人の体は皮に肉と水の詰まった袋のようなもの。
高速で、鋭いものが突き刺されば高確率で死に至る。
では、私のような。私のような怪物が。
人を射てば、どうなるか。
五人十人の体が刳(く)り貫(ぬ)かれ、
城門は容易に破壊される。
ならば、船はどうなるか。
……結果は見ての通りである。
我が矢は船を引き裂き、人を溺れさせた。
高揚すべき一撃であるが、少しばかり胸が痛む。
矢によって与えられる死が栄光の死であれば、
船を破壊されて与えられる死は無惨な死かもしれない。
戦場の只中にいて、戦うこともなく、溺れていく。
我が矢は、決して慈悲の一矢ではなかったのだ。
覚えていて欲しい、マスターよ。
我らは戦いと死を名誉と考え、恐れずに立ち向かう。
されど、その裏には……数え切れないほどの、
こうした、あまりに残酷な死が存在するのだと。
戦いは、良くないことなのだ。
戦闘機械たる、私が言うのも───お笑いぐさだが。
オベロンじゃんこれ